「ヴォクシーで車中泊をしたいけれど、どのマットを選べばいいかわからない」「7人乗りと8人乗りで使えるマットは違うの?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
広大な室内空間を持つヴォクシーは車中泊に最適ですが、実はマット選びを間違えると「背中が痛くて一睡もできない」という事態に陥りやすい車でもあります。
特に注意が必要なのが、型式(80系・90系)や乗車定員(7人・8人)によって「埋めるべき隙間」や「解消すべき段差」が全く異なるという点です。
この記事では、ヴォクシーの複雑なシート形状を徹底調査し、あなたの愛車にシンデレラフィットする「最適な車中泊マット」の選び方とおすすめモデルを完全ガイドします。
車男爵
結論|ヴォクシーの車中泊はマット選びで快適性が9割決まる
ヴォクシーでの車中泊が快適になるか、それとも「ただの苦行」になるかは、車両のスペックよりもマット選びと段差対策にかかっています。
80系・90系、そして7人乗り・8人乗りで異なる「段差・隙間」の特徴を踏まえて、最適なマット選びの全体像を解説します。
- ヴォクシーは車中泊に向いているが段差の克服が必須
- 80系/90系・7人/8人乗りで必要なマットが変わる理由
以下より、詳しく解説します。
ヴォクシーは車中泊に向いているが段差の克服が必須
トヨタ公式情報や多くの検証データによれば、ヴォクシーはミニバンの中でもトップクラスの室内空間を持っています。
- 80系 ⇒ 室内長約2,930mm・室内高約1,400mm
- 90系 ⇒ 室内長約2,805mm・室内高約1,405mm
室内高が1,400mm以上あるため、小学低学年くらいのお子様なら立ったまま着替えができ、大人があぐらをかいても頭上に余裕があります。この空間の広さは、車中泊において圧倒的なアドバンテージです。
しかし、シート構造はあくまで「走行中の安全性とホールド性」を最優先に設計されています。
車男爵
特に90系のシートアレンジ解説でも「完全なフラットにはならない」と明記されており、素のシート状態では背もたれの角度や座面の段差、継ぎ目が残ります。
この物理的な凹凸を解消(レベリング)せずに寝ることは、体の歪みや睡眠不足に直結するため、適切なマットで「家庭用ベッドと同等の水平面」を作ることが必須条件となります。
80系/90系・7人/8人乗りで必要なマットが変わる理由
ヴォクシーのマット選びを一律に語れないのは、型式と乗車定員によって「埋めるべき穴」と「均すべき段差」が全く異なるからです。
- 2列目シート間に約20cm前後の「深い谷」がある
- この空間にはマットの支持基盤がない
- 柔らかいマットだと体重で沈み込んでしまう
7人乗りモデルの場合、この「中央の谷」をどう処理するかが最大の問題です。ここを埋めずに薄いマットを敷くと、寝返りのたびに体が落ち込んだり、スマホなどの小物が落下したりして安眠できません。
一方、8人乗りモデルの事情は異なります。
- 2列目が繋がっているため中央の隙間がない
- 面全体を均一に覆うだけでベッド化しやすい
- マット選定の自由度が高い(汎用品が使いやすい)
このように、7人乗りでは「谷を埋める専用マットや剛性の高いマット」、8人乗りでは「広さを活かす大型マット」というように、前提となる対策と選ぶべきマットのスペックが変わってくるのです。
車男爵
型式別・乗車人数別|ヴォクシーの段差・隙間の実態(80系・90系)
「本当にフルフラットにできるの?」という疑問に答えるために、型式と乗車人数ごとの具体的な段差と隙間の実態を解説します。
自分の車のタイプに合わせて、対策すべきポイントを確認してください。
- 【90系】7人乗り(2列目キャプテンシート中央の深い谷が最大の壁)
- 【90系】8人乗り(比較的フラット。家族向け車中泊に最適)
- 【80系】7人乗り(ロングスライドレールの溝とキャプテンシートの谷)
- 【80系】8人乗り(シートの厚みによる大きな段差と傾斜)
以下より、詳しく解説します。
【90系】7人乗り(2列目キャプテンシート中央の深い谷が最大の壁)
90系ヴォクシー(2022年1月~)の7人乗りは、快適なキャプテンシートと引き換えに、車中泊においては最大の難所を抱えています。
それが、2列目シート間のウォークスルー用スペースです。
- シート間に約185mm前後の隙間(谷)が存在する
- 上級グレードのオットマンが格納しきれず干渉する場合がある
- 大型センターコンソールにより前席との連携が難しい
公式サイトではこの約185mmの隙間を「快適なウォークスルー」としてアピールしていますが、車中泊時にはこれが「背中が落ち込む落とし穴」になります。
薄いマットや低反発マットでは、この空間部分で体が沈み込み「くの字」に折れ曲がってしまいます。
車男爵
【90系】8人乗り(比較的フラット。家族向け車中泊に最適)
90系の8人乗りモデルは、車中泊ユーザーにとっては「隠れた最適解」と言える仕様です。
2列目が6:4分割のベンチシートになっているため、背もたれを倒して3列目と繋げれば、幅約140cm・長さ約200cmの広大なスペースが出現します。
- 中央の「谷」がないため、どこでも寝られる
- マットを敷いた時の安定感が段違いに良い
- 小さなお子様とおむつ替えや着替えもしやすい
ただし、完全に水平になるわけではありません。
背もたれを倒した状態では、頭側(2列目)が高く、足側(3列目)が低いという緩やかな傾斜(スロープ)が残ります。
傾斜対策として、駐車時に前下がりの場所を選ぶか、マットの下(足元側)にタオル等を挟んで嵩上げする工夫をすると、より快適に眠れます。
【80系】7人乗り(ロングスライドレールの溝とキャプテンシートの谷)
2014年~2021年の80系ヴォクシー、特に後期モデルの7人乗りは「超ロングスライド機能」が魅力ですが、これが車中泊では仇となることがあります。
- 床面の溝 ⇒ 810mmものロングスライドレールが床を走っており、マットの下に異物感(凹凸)として残ります。
- 中央の隙間 ⇒ 90系同様、キャプテンシート間に約20cmの空間があり、埋めないと寝返りが打てません。
シート自体も立体的でホールド性が高いため、そのまま寝ると背中の凸凹が気になりやすいのが特徴です。
【80系】8人乗り(シートの厚みによる大きな段差と傾斜)
80系の8人乗り(ベンチシート)は、90系よりもシートクッションに厚みがある傾向にあります。
これは座り心地の良さに直結していますが、フルフラット時には「背もたれと座面の境界」に5~10cm級の大きな段差(山と谷)を生み出します。
- 2列目と3列目を繋いだ際、接合部の段差が深い
- 全体的にリヤ下がりの傾斜がつきやすい
薄いキャンプ用マットではこの段差を吸収しきれず、腰に強い負担がかかります。「厚手のマット」または「段差解消クッション」の併用が必須のモデルです。
ヴォクシーに合う車中泊マットの選び方
ヴォクシーでの車中泊を成功させるためのマット選びには、絶対に外せない「3つの基準」があります。
それが「厚さ」「サイズ」「硬さ」です。
これらを間違えると、どんなに高価なマットを買っても「段差が気になって眠れない」「隙間に落ちて体が痛い」という結果になりかねません。
- 【厚さ】3~10cmで快適性が激変。段差の吸収力なら8cm以上がおすすめ
- 【サイズ】2列目→荷室まで「195~200cm」が基本線
- 【硬さ】高反発マットで隙間の沈み込みを防ぐ(7人乗りの場合)
- 専用マットと汎用マットはどちらが正解?(結論は、家族なら専用)
以下より、詳しく解説します。
【厚さ】3~10cmで快適性が激変。段差の吸収力なら8cm以上がおすすめ
マットの厚さは、シートの凹凸を物理的に無効化できるかどうかを決める最も重要な要素です。
ヴォクシーのシート段差は最大で5~10cm程度あるため、この段差を吸収できる厚みが必要です。
| 厚さ | 段差吸収力 | 特徴・推奨度 |
| 3~5cm | ×(底付きする) | キャンプ用。ヴォクシーの硬い金具や段差が背中に当たり、熟睡は困難です。緊急用レベル。 |
| 8cm | △~○(概ね良好) | 車中泊の標準クラス。多くの段差を吸収できますが、体重が重い方は底付きする可能性があります。 |
| 10cm | ◎(完全吸収) | 車中泊の最適解。5~8cmの段差があっても表面はフラットを維持でき、家庭用ベッドに近い寝心地になります。 |
車男爵
【サイズ】2列目→荷室まで「195~200cm」が基本線
ヴォクシーの室内空間を無駄なく使い切るためには、適切なサイズ選びが欠かせません。
- 長さ ⇒ 195~200cm(リヤフラットモードの実効長にジャストフィット)
- 幅 ⇒ シングル(約65cm)×2枚 または ダブル(約130cm)
ヴォクシーの荷室幅(最小部)は約110cm、最大幅(トリム間)は約147cmですが、ホイールハウスの張り出しを考慮すると、幅130~132cm程度が限界サイズとなります。
使い勝手の面では、シングルサイズ(約65cm幅)を2枚並べて敷くスタイルが主流です。
シングル2枚使いなら、片側だけベッドにしてもう片側を荷物置きにする「半個室スタイル」も可能です。収納時も2つに分けられるので隙間に積み込みやすくなります。
【硬さ】高反発マットで隙間の沈み込みを防ぐ(7人乗りの場合)
特に7人乗り(キャプテンシート)の場合、マットの「硬さ(反発力)」が非常に重要になります。
なぜなら、2列目シート間の約20cmの隙間(谷)の上にマットを架け橋のように渡す必要があるからです。
- 体温と荷重で柔らかく変形して体にフィットする
- 支えのない空間(隙間)部分でマットごと深く沈み込む
- 結果、体が「くの字」になり腰痛の原因となる
- 荷重に対する反発力が強く変形しにくい
- マット自体の剛性(張り)で隙間の上でもフラット面を維持できる
- 密度25kg/m3以上の高反発ウレタンが理想的
車男爵
専用マットと汎用マットはどちらが正解?(結論は、家族なら専用)
「車種専用設計のマット」と「汎用のインフレータブルマット」、どちらを選ぶべきか迷う方が多いですが、結論は「誰と寝るか」で決まります。
- 小さな子ども連れのファミリー
- 隙間への転落リスクをゼロにしたい方
- 設置の手間を減らして「置くだけ」で済ませたい方
- ソロ、夫婦、大人だけのグループ
- コストパフォーマンスを重視する方
- 普段使いの積載スペースを圧迫したくない方
- 他の車やテント泊でも使い回したい方
車種専用品は隙間なく完璧なフラット面を作れますが高価(5~10万円)で嵩張ります。
一方、汎用品(10cm厚)は安価(5000円~1万円台)で収納性も良いですが、隅に隙間ができます。
ご自身の利用スタイルに合わせて選択してください。
【型式別おすすめ】ヴォクシーに最適な車中泊マット
ここからは、ヴォクシーの型式(80系/90系)と乗車定員(7人/8人)ごとに、段差や隙間の特徴に合わせた「最適なマットの組み合わせ」を具体的に提案します。
あなたの愛車のタイプに合わせて、失敗のない選択をしてください。
- 【90系】7人乗りにおすすめのマット
- 【90系】8人乗りにおすすめのマット
- 【80系】7人乗りにおすすめのマット
- 【80系】8人乗りにおすすめのマット
以下より、詳しく解説します。
【90系】7人乗りにおすすめのマット
90系7人乗りの最大の課題である「2列目中央の約185mmの隙間」を埋めることが最優先です。
- 隙間埋め ⇒ 車種専用の段差解消クッション(例:くるマット、Levolvaなど)で中央の谷を物理的に埋めます。
- メインマット ⇒ その上から厚さ8cm以上の汎用インフレーターマットを敷きます。
クッションなしでマットだけで対応する場合は、「連結しない1枚物のワイドマット(幅130cm以上)」かつ「高剛性タイプ」を選び、マットの張りで隙間を橋渡しする方法が有効です。
車男爵
【90系】8人乗りにおすすめのマット
90系8人乗りは、比較的フラットな面を作りやすいため、高価な専用品でなくても快適に過ごせます。
- メインマット ⇒ WAQやBears Rockなどの「厚さ8cm汎用インフレーターマット」がベストバランスです。
- サイズ ⇒ シングル(65cm幅)を2枚並べるか、ダブルサイズ(130cm幅)1枚でジャストフィットします。
隙間埋めなどの事前準備が不要なため、展開・収納のスピードも早く、最も手軽に車中泊を楽しめる組み合わせです。
【80系】7人乗りにおすすめのマット
80系7人乗り(特に後期)は、ロングスライドレールの床面凹凸と、キャプテンシートの隙間の「二重苦」があります。
- メインマット ⇒ 床面のレール凹凸を無効化するために、「厚さ10cmクラス」の極厚マットを強く推奨します。
- 隙間対策 ⇒ 90系同様、中央の隙間にはクッションやコンテナボックスを置いて土台を作ります。
8cm以下のマットではレールの金具感(ゴツゴツ)を背中に感じる場合があるため、オンリースタイル等の10cm厚マットが安心です。
【80系】8人乗りにおすすめのマット
80系8人乗りはシートに厚みがあるため、フルフラット時の段差(背もたれと座面の境界)が5~10cmと深くなるのが特徴です。
- 段差対策 ⇒ シートの窪みにバスタオルや専用クッションを詰めて、物理的に高さを合わせます。
- メインマット ⇒ 段差吸収力の高い10cm厚マットであれば、クッションなしでも気にならないレベルまで改善可能です。
車男爵
参考
トヨタ ヴォクシー 車中泊専用マットレビューオンリースタイル
【用途別おすすめ】ヴォクシーに最適な車中泊マット
続いて、具体的な利用シーン別に「これを選べば間違いない」というマットのタイプと運用方法を紹介します。
- 大人2名+子ども1名|全面フルフラット重視「専用マット」
- ソロ・夫婦2人|コスパ重視「汎用インフレータブル」
- 子どもが落ちない安全性重視「横幅広めモデル」
- 夏向け・冬向けの季節特化重視「断熱・結露対策されたマット」
以下より、詳しく解説します。
大人2名+子ども1名|全面フルフラット重視「専用マット」
親子3人で「川の字」で寝る場合、ヴォクシーの室内幅は物理的な限界に近いため、数センチの隙間も無駄にできません。
このケースでの推奨は以下の2パターンです。
- ベッドキット(MGR Customs等) ⇒ シートの上にフレームを組むタイプ。シート形状や隙間を完全に無視して広大な平面を作れます。床下収納も確保できるため、荷物が多いファミリーには最強の選択肢です。
- 専用隙間クッション(くるマット等)+ワイドマット ⇒ 専用クッションで段差と隙間を埋め尽くした上で、幅いっぱいのマットを敷きます。
汎用マット2枚では中央に継ぎ目ができ、そこに子供が寝ると寝心地が悪く、手足を挟む危険もあるため避けるべきです。
参考
新型 ノア 90系 ヴォクシー 90系 (7人乗り) 対応の車中泊マットレスなら段差解消くるマット趣味職人
ソロ・夫婦2人|コスパ重視「汎用インフレータブル」
大人1~2名であれば、お互いのスペースさえ確保できれば良いため、室内幅全体を埋める必要はありません。
- 厚さ8cm~10cmの汎用インフレーターマット(シングル×人数分)
- 製品例:WAQ、Bears Rock、OnlyStyleなど
必要な時にさっと広げられ、不要な時は丸めてラゲッジへ収納できます。ヴォクシーの積載能力を圧迫せず、普段使いとの両立が容易です。
連結ボタン付きを選べば、状況に応じてダブルサイズ化も可能です。
子どもが落ちない安全性重視「横幅広めモデル」
7人乗りキャプテンシートにおいて、子供の転落を防ぐことが最優先事項となるケースです。
子供が暴れると連結ボタンが外れたり、隙間が開いたりして、中央の穴に落ちるリスクがあります。
推奨は「硬めのダブルサイズマット(幅130cm以上)一体型」です。
1枚モノのワイドサイズで、かつ剛性の高い(空気圧で張る)タイプであれば、中央の穴の上でもマット自体が橋のように架かり、落下を物理的に阻止します。
車男爵
夏向け・冬向けの季節特化重視「断熱・結露対策されたマット」
車中泊マットはクッションであると同時に、巨大な「断熱材」でもあります。季節に応じた視点を持つことが重要です。
- 厚さ10cmのウレタンフォーム入りマットは、高い断熱効果(R値)があります。
- 床下からの冷気を強力に遮断し、底冷えを防ぎます。ペラペラの銀マットだけでは命に関わることもあります。
- インフレーターマットは保温性が高いため、夏は熱がこもりやすくなります。
- マット自体に通気性を求めるより、接触冷感素材(Nクール等)のパッドを上に敷くのが効果的です。
ヴォクシーの車中泊で快適に寝るためのシートアレンジ完全ガイド
最適なマットを手に入れたら、次はそれを活かすための「正しいシートアレンジ」をマスターしましょう。
ヴォクシーには複数のシートモードがありますが、車中泊で「熟睡する」ために使うべきレイアウトは実質1つだけです。
- 最も快適なレイアウト|2列目を倒して3列目と連動させる
- 子どもと寝る場合の配置例|落下を防ぐ配置
- 就寝時の荷物配置・クーラーボックスの置き場所
以下より、詳しく解説します。
最も快適なレイアウト|2列目を倒して3列目と連動させる
ヴォクシーで最も広く、かつ平坦なベッドを作れるのは、メーカーが「リヤフラットソファモード」と呼ぶ、2列目と3列目を倒して連結させる形です。
「フロントフラット(1列目+2列目)」は、ハンドルやペダルが邪魔になり、インパネの傾斜もきついため就寝には不向きです。あくまで仮眠用と割り切りましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
子どもと寝る場合の配置例|落下を防ぐ配置
小さなお子様と一緒に寝る場合、最優先すべきは「就寝中の転落事故」を防ぐことです。
- パターンA(縦割り) ⇒ 助手席側の2列目と3列目を連結し、そこを子供専用スペースにします。運転席側は荷物置き場にします。
- パターンB(川の字) ⇒ 隙間埋め対策を完璧に行った上で、中央に子供を寝かせます。
- 川の字(推奨) ⇒ 中央が繋がっているため、子供を真ん中に挟んで大人が両サイドをガードする形が最も安全です。
就寝時の荷物配置・クーラーボックスの置き場所
フルフラットにすると床面が埋まってしまうため、「荷物をどこに置くか(テトリス状態)」が問題になります。
以下の3箇所のデッドスペースを有効活用しましょう。
- 1列目シート(サンクチュアリ) ⇒ クーラーボックス、着替えバッグなど、メインの荷物は全て運転席・助手席へ積み上げます。
- 2列目足元 ⇒ マットの下になる足元スペースに靴やポータブル電源を置きます。硬い箱を置けばマットの土台にもなります。
- ラゲッジアンダーボックス(床下収納) ⇒ ヴォクシー(特に90系2WD)は床下が約104Lと広大です。寝袋の袋や汚れ物はここに収納します。
車男爵
まとめ
ヴォクシー(80系/90系)での車中泊について、マット選びからシートアレンジ、季節対策まで解説しました。
結論として、ヴォクシーの広大な空間を活かして快適に眠れるかどうかは、「適切なマットで段差と隙間を埋められるか」に掛かっています。
- 厚さ10cmのインフレーターマットは、シートの凸凹を無効化するためのマストアイテムです。
- 7人乗りユーザーは、中央の隙間対策(硬めのマットや埋め合わせクッション)が安眠の絶対条件です。
- 家族構成に応じた配置(専用品の活用か、汎用品の流用か)を計画することで、無駄な出費を防げます。
ヴォクシーはポテンシャルが非常に高い車です。
ぜひこの記事を参考に、あなたの愛車を「最高の動く寝室」にアップグレードして、家族との特別な車中泊旅を楽しんでください。
車男爵

