新型クラウンの内装が安っぽいと言われる4つの理由!後悔しない購入前ガイドも

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2022年7月に発表された16代目新型クラウンは、セダンからSUVへの大胆な転身を遂げ、大きな話題を呼びました。

しかし、実際に購入したオーナーやディーラーで実車を確認した人々から「内装が安っぽい」という声が相次いでいます。

価格は最安グレードでも435万円、上級グレードでは670万円を超える高級車でありながら、なぜこのような評価を受けているのでしょうか。

この記事では、新型クラウンの内装が「安っぽい」と言われる4つの理由を徹底分析して、モデル別の評価までお伝えします。

車男爵

さらには、後悔しない購入ガイドまで詳しく解説しているので合わせてお読みください。

目次

新型クラウンの内装が安っぽいと言われる4つの理由

多くのオーナーや購入検討者が抱く「内装が安っぽい」という疑問。その背景には、単なるコストダウンではない、トヨタの戦略的な理由が存在します。

  • 【理由1】目に付く、手に触れる部分の「ハードプラスチック」多用
  • 【理由2】輝かしい歴代モデルとの比較で際立つ「コストダウン感」
  • 【理由3】車両価格600万円超えに見合わないという「期待とのギャップ」
  • 【理由4】TNGA戦略による「部品共通化」の弊害

以下より、詳しく解説します。

【理由1】目に付く、手に触れる部分の「ハードプラスチック」多用

センターコンソールやドアパネルなど、頻繁に触れる箇所に多用された硬質なプラスチック素材が、質感の低さを感じさせる最大の要因です。

実際に多くのユーザーから「インパネなどに硬質なプラスチックを採用しているのが気になる」という指摘があります。

特に問題視されているのは以下の箇所です。

プラスチック感が目立つ箇所
  • センターコンソール周辺の操作パネル
  • ドアトリムの大部分
  • カップホルダー周辺
  • ステアリングスイッチやシフトレバー周りのスイッチ類

ユーザーからは「ステアリングスイッチやシフトレバー周りのスイッチ類の触感はあまり質感が高くない」と評価されており、クラウンという高級車であることを考えると、このあたりをもう少し追求してほしいという声が多数あります。

車男爵

環境仕様について、インパネのほか内装材にはリサイクルしやすい材料を使用した部品が用いられていることから、やや内装の質感が好みでないという人もいるようです。

【理由2】輝かしい歴代モデルとの比較で際立つ「コストダウン感」

過去のクラウンが採用していた本杢や金属調加飾を知る長年のファンにとって、現行モデルの素材変更は明らかなコストダウンとして映ってしまいます。

15代目クラウン(220系)までは、ウッドパネルやソフトパッドをふんだんに使用し、セルシオ譲りの高級感を演出していました。

歴代クラウンと新型の内装比較
  • 15代目まで ⇒ 本杢ウッドパネル、ソフトパッド多用
  • 16代目新型 ⇒ 樹脂パネル中心、ハードプラスチック多用

実際のユーザーからは「結構好きかも」「近未来的なデザイン」と好評の声がある一方で、「ハリアーの方が好きかも」「期待していたのとは違った」とネガティブな意見も多く見られます。

【理由3】車両価格600万円超えに見合わないという「期待とのギャップ」

高価格帯の車両であるからこそ、ユーザーはレクサスや輸入車、さらにはアルファードといった同社の他車種と比較し、内装の質感に物足りなさを感じています。

クラウンクロスオーバーの価格帯
  • CROSSOVER X ⇒ 435万円
  • CROSSOVER G ⇒ 515万円
  • CROSSOVER Z ⇒ 595万円
  • CROSSOVER RS ⇒ 670万円

500~700万円の価格帯として期待される装備(アンビエントライト、電動調整機能、高級オーディオ等)の不足が、「安っぽい」という評価につながっています。

同価格帯の競合車と比較すると、メルセデス・ベンツやBMWの内装品質との差は歴然としており、国産車としての限界を感じるユーザーも少なくありません。

【理由4】TNGA戦略による「部品共通化」の弊害

生産効率を高めるTNGA戦略の一環で、スイッチ類などが下位モデルと共通化された結果、クラウンならではの「特別感」が薄れているという指摘があります。

実際に、センターコンソールのスイッチ類やエアコンパネルなどは、カローラクロスやハリアーなどと共通の部品が使用されています。

共通化による問題点
  • スイッチ類の質感が下位モデルと同等
  • 専用設計部品の減少
  • 「クラウンらしさ」の希薄化

車男爵

正直、新型クラウンは、プラットフォームやハイブリッドシステムにお金がかかっており、内装にコストをかけることができなかったのかなと感じます。

モデル別|新型クラウンの内装の評価は?

「クラウンの内装」と一括りにはできません。4つの各モデルは全く異なるコンセプトで作られており、内装の質感や評価も大きく異なります。

  • クラウン クロスオーバーの内装評価
  • クラウン スポーツの内装評価
  • クラウン セダンの内装評価
  • クラウン エステートの内装評価

以下より、詳しく解説します。

クラウン クロスオーバーの内装評価

斬新なスタイルで新規層にアピールする一方、内装のプラスチック感が最も指摘されやすいモデル。開放的な空間デザインが長所です。

クロスオーバーの内装特徴
  • 室内長 ⇒ 1,980mm(シリーズ最長)
  • 室内幅 ⇒ 1,540mm
  • 室内高 ⇒ 1,170mm

水平基調のインストルメントパネルは機能的ですが、硬質プラスチックの使用が目立ち、「クラウンとしてはチープ」という評価を受けやすい傾向にあります。
特に、センターコンソールやドアトリムの質感は、同価格帯の車種と比較して見劣りすると指摘されています。

クラウン スポーツの内装評価

運転席を包み込む非対称カラーなど挑戦的なデザインが特徴。しかし、素材感はクロスオーバーと共通する部分が多く、同様の批判も受けやすいです。

スポーツの内装特徴
  • 室内長 ⇒ 1,850mm/1,855mm(最もコンパクト)
  • 室内幅 ⇒ 1,540mm
  • 室内高 ⇒ 1,175mm

「アイランドアーキテクチャー」と呼ばれる独特のデザインは評価が分かれるところですが、基本的な素材はクロスオーバーと共通のため、質感の問題は同様に存在します。

SPORT RSグレードでは、ブラック&センシュアルレッドの専用内装色が設定され、スポーティーな演出が図られています。

クラウン セダンの内装評価

シリーズ随一の高級感を誇るモデル。大型の木目調パネルや上質な本革を多用し、「安っぽい」という評価とは無縁のショーファーカーです。

セダンの内装特徴
  • 室内長 ⇒ 1,970mm
  • 室内幅 ⇒ 1,595mm(シリーズ最大)
  • 室内高 ⇒ 1,135mm

価格は730万円からと高額ですが、その分内装には本物の素材がふんだんに使用され、伝統的なクラウンの高級感を継承しています。

後席には「リヤマルチオペレーションパネル」を装備し、エアコンやシート機能、リラクゼーション機能などを直感的に操作できます。

クラウン エステートの内装評価

シリーズ最大の室内空間と実用性が魅力。内装デザインはクロスオーバーと共通しつつも、その広さ自体が最大の価値となるでしょう。

エステートの内装特徴
  • 室内長 ⇒ 1,930mm
  • 室内幅 ⇒ 1,540mm
  • 室内高 ⇒ 1,200mm(シリーズ最高)

2025年3月に発売されたばかりの最新モデルで、ビンテージ調の「雲柄」をトリム部分にあしらった個性的なデザインが特徴です。

ラゲージ容量は通常時で約570L、リヤシート格納時には1,470Lまで拡張可能で、実用性を重視したモデルとなっています。

内装が安っぽいは誤解?新型クラウンに対するトヨタの公式見解

批判的な意見の一方で、メーカーが込めたデザイン思想や、新しい価値観を評価する声も存在します。多角的に見ることで、クラウンの真の魅力がわかります。

  • 開発者が語る「新しいフォーマル」とモダンなデザイン思想
  • グレードでここまで違う!上級グレードの上質な装備
  • 伝統からの脱却は「新規層」に高評価

以下より、詳しく解説します。

開発者が語る「新しいフォーマル」とモダンなデザイン思想

トヨタが目指したのは、過度な装飾に頼らない、水平基調でモダンな新しい高級感の形「NEW FORMAL」。運転に集中できる空間作りが本来の狙いです。

新型クラウンの開発では「これからの時代のクラウンらしさ」を追求し、従来の重厚な高級感から、機能美を重視したデザインへと大きく舵を切りました。


参考
16代目の大変革。新型クラウンが受け継いだ「クラウンらしさ」とはトヨタイムズ

新型クラウンのデザイン思想
  • 水平基調による視線移動の最小化
  • 直感的に操作できる機能レイアウト
  • 「全席特等席」のコンセプト
  • アイランドアーキテクチャーの採用

車男爵

ディスプレイや操作スイッチを水平方向に集約し、どの席からも直感的に操作できる機能レイアウトを採用しています。

グレードでここまで違う!上級グレードの上質な装備

ベースグレードの印象だけで判断は早計です。「レザーパッケージ」などの上級グレードでは、本革シートや専用内装色が選択でき、質感は大きく向上します。

グレード シート表皮 内装色の選択肢
CROSSOVER RS 本革 4色(ブラック、ブラック/イエローブラウン、ブラック/サドルタン、フロマージュ)
CROSSOVER Z 本革 3色(ブラック、ブラック/サドルタン、フロマージュ)
CROSSOVER G 上級ファブリック+合成皮革 1色(ブラックのみ)

特にRS”Advanced”やG”Advanced・Leather Package”では、ハンズフリーパワートランクリッドやイージークローザーなどの快適装備が標準化されています。

伝統からの脱却は「新規層」に高評価

従来のファンには不評でも、新しいデザインやコンセプトは、これまでクラウンに興味のなかった若い世代や新規の顧客層からは好意的に受け入れられています。

実際に、「結構好きかも」「近未来的なデザイン」といった肯定的な意見も多く、特に30~40代の購入者からは高い評価を得ています。

新規層から評価されるポイント
  • SUVスタイルによる使い勝手の良さ
  • シンプルでモダンなインテリアデザイン
  • 過度な装飾を排した機能美
  • 最新のデジタル装備の充実

予算別|新型クラウンの安っぽい内装を改善する方法

もし、新型クラウンの内装の質感に物足りなさを感じた場合でも、様々な方法で改善が可能です。

予算に応じた具体的な改善方法を紹介します。

  • 【予算1万円以下】手軽にできるDIYカスタム
  • 【予算3万円前後】部分的なパーツ交換で質感アップ
  • 【予算6万円】KINTOファクトリーの内装アップグレード
  • 【予算10万円以上】プロショップでの本格カスタム

以下より、詳しく解説します。

【予算1万円以下】手軽にできるDIYカスタム

高級感のあるシートカバー、本革調ステアリングカバー、カーボン調シート、LEDルームランプへの交換など、具体的な商品と取付方法を紹介します。

少ない予算でも、ポイントを押さえたカスタムで印象は大きく変わります。

1万円以下でできるカスタム例
  • 高級感のあるシートカバー(5,000円~)
  • 本革調ステアリングカバー(2,000円~)
  • カーボン調インテリアシート(3,000円~)
  • LEDルームランプセット(3,000円~)

特にLEDルームランプへの交換は、夜間の雰囲気を大きく変え、高級感を演出する効果的な方法です。

【予算3万円前後】部分的なパーツ交換で質感アップ

インテリアパネルセット、アルミペダル、本革シフトノブ、ドアスイッチパネルなど、見た目と触感を大きく改善するパーツを紹介します。

純正オプションや社外品を活用することで、触れる部分の質感を効果的に向上させられます。

3万円前後のカスタム例
  • インテリアパネルセット(15,000円~)
  • アルミペダルセット(8,000円~)
  • 本革シフトノブ(10,000円~)
  • ドアスイッチパネル(カーボン調、8,000円~)

車男爵

特にセンターコンソール周りのパネル交換は、日常的に目に入る部分なので効果が高いですよ!

【予算6万円】KINTOファクトリーの内装アップグレード

ダークグレーメタル塗装、ウォームサテンシルバー仕上げの詳細、施工前後の比較、申込方法と納期について詳しく解説します。

KINTO FACTORYでは、「内装加飾パッケージ」として59,400円(作業工賃込み)で、クラウンクロスオーバーの内装をクラウンスポーツ仕様にアップグレードできます。

KINTO FACTORY内装加飾パッケージ
  • 価格 ⇒ 59,400円(作業工賃込み)
  • 内容 ⇒ センターコンソールなどの加飾変更
  • 対象 ⇒ クラウンクロスオーバー(KINTO契約車以外も可)
  • 保証 ⇒ 1年間(距離無制限)

従来は新車注文時にしか選択できなかった装備を、既に納車済みの車両にも後付けできる画期的なサービスです。


参考
Upgrade Selections by KINTO FACTORYKINTO FACTORY

【予算10万円以上】プロショップでの本格カスタム

本革シート張替え、ダッシュボードのレザー張り、カスタムステアリング、オーダーメイドフロアマットなど、プロによる高級カスタムを紹介します。

予算に余裕がある場合は、プロショップでの本格的なカスタムで、理想の内装を実現できます。

10万円以上の本格カスタム例
  • 本革シート張替え(20万円~)
  • ダッシュボードレザー張り(15万円~)
  • カスタムステアリング(10万円~)
  • オーダーメイドフロアマット(5万円~)

特に本革シート張替えは、純正では選択できない色や素材も選べるため、完全にオリジナルな内装を作り上げることができます。

後悔しないための購入前ガイド|グレード選びから実車確認のコツまで

購入後に後悔しないためには、グレード選びと実車確認が重要です。ここでは、内装の質感を重視した選び方を詳しく解説します。

  • 【STEP1】内装重視のグレードの選び方
  • 【STEP2】実車で絶対に見るべき質感確認ポイント
  • 【STEP3】実車で絶対に見るべき質感確認ポイント

以下より、詳しく解説します。

【STEP1】内装重視のグレードの選び方

グレードによって内装の質感は大きく異なります。予算と求める質感のバランスを考えて、最適なグレードを選びましょう。

  • エントリーグレード「X」の内装実態
  • 中間グレード「G」で変わる質感
  • 上位グレード「RS」の内装は本当に高級か
  • レザーパッケージは価格に見合うか

以下より、各項目を詳しく見ていきます。

エントリーグレード「X」の内装実態

標準装備の内容、省かれている装備、プラスチック多用箇所を詳説。どんな人に向いているかも含めて解説します。

CROSSOVER Xは435万円という最安価格ながら、基本的な快適装備は揃っています。

Xグレードで省かれる主な装備
  • 本革シート(ファブリック+合成皮革)
  • パワーシート(運転席のみ8ウェイパワー)
  • シートヒーター
  • ハンズフリーパワートランクリッド

内装の質感を重視する方には正直おすすめできませんが、実用性重視で割り切れる方には十分な装備内容です。

中間グレード「G」で変わる質感

Xグレードとの違い、追加される装備、素材のグレードアップ箇所を比較。価格差に見合う価値があるかを検証します。

CROSSOVER Gは515万円で、Xグレードから80万円アップしますが、装備内容は大幅に向上します。

Gグレードで追加される主な装備
  • 19インチアルミホイール(18インチから変更)
  • 運転席パワーシート(8ウェイ)
  • おくだけ充電
  • 上級ファブリック+合成皮革シート

コストパフォーマンスを考えると、多くの方にとって最もバランスの取れたグレードと言えるでしょう。

上位グレード「RS」の内装は本当に高級か

RSグレードの専用装備、スポーティな演出、実際の質感向上度を検証。価格差とのバランスを分析します。

CROSSOVER RSは670万円と高額ですが、2.4Lターボハイブリッドという独自のパワートレインと、本革シートが標準装備されます。

RSグレードの専用装備
  • 本革シート(4色から選択可能)
  • 21インチアルミホイール
  • 4眼LEDヘッドランプ
  • パドルシフト付きステアリング

内装の質感は確実に向上しますが、Gグレードから155万円アップという価格差を正当化できるかは、個人の価値観によります。

レザーパッケージは価格に見合うか

本革シートの質感、メンテナンス性、リセールバリューへの影響など、30万円の追加投資の是非を多角的に検証します。

かつて設定されていた「Leather Package」は、約30万円の追加で本革シートやパワーシートなどが装備されました。

レザーパッケージの価値
  • 本革シートによる高級感の向上
  • リセールバリューの向上(約10~15万円)
  • メンテナンスの手間(定期的なクリーニング必要)
  • 夏場の暑さ・冬場の冷たさの問題

車男爵

現在は各グレードに本革シートが標準または設定可能となっているため、グレード選択時に検討することになります。

【STEP2】リセールに有利なオプションと内装色の選び方

「パノラマルーフ」や「本革シート」はリセールで非常に有利なオプションです。

内装色は定番のブラックが無難ですが、上質なレザー仕様は高評価に繋がります。

オプション・仕様 リセール影響額 人気度
本革シート +10~15万円 ★★★★★
パノラマルーフ +15~20万円 ★★★★☆
内装色ブラック ±0円(基準) ★★★★★
特殊内装色 -5~10万円 ★★☆☆☆

リセールバリューを重視するなら、ブラック内装に本革シート、パノラマルーフの組み合わせが最強です。

【STEP3】実車で絶対に見るべき質感確認ポイント

カタログでは分からない実際の質感は、必ず実車で確認しましょう。チェックすべきポイントを詳しく解説します。

  • ドアを開けた瞬間に確認すべき3つの箇所
  • 運転席で触れて確かめる重要ポイント
  • 後部座席の快適性と高級感のチェック方法

以下より、各項目を詳しく見ていきます。

ドアを開けた瞬間に確認すべき3つの箇所

①ドアハンドルの重量感と操作感、②ドアトリムの素材と仕上げ、③ドア閉まり音の重厚感。これらから車全体の品質を推測する方法を説明します。

第一印象は非常に重要で、ドアを開けた瞬間の質感が購入満足度を大きく左右します。

確認1
ドアハンドルの重量感と操作感
内側・外側両方のドアハンドルを握り、プラスチック感の有無を確認。金属調の塗装でも、触った瞬間の冷たさや重量感で質の違いがわかります。
確認2
ドアトリムの素材と仕上げ
ドアの内張り全体を手で触れて確認。ソフトパッドの範囲、継ぎ目の処理、ステッチの質感をチェック。特に肘が当たる部分の柔らかさは重要です。
確認3
ドア閉まり音の重厚感
ドアを何度か開閉して音を確認。「バタン」という軽い音ではなく「ドスン」という重厚感のある音が理想。ドアの重さも品質の指標になります。

特にドアトリムの質感は、グレードによって大きく異なるため、必ず触って確認しましょう。

運転席で触れて確かめる重要ポイント

ステアリングの握り心地、各種スイッチの操作感、シフトノブの質感、インパネ上部の素材感など、実際に触って確認すべき箇所を詳説します。

運転中に最も触れる機会が多い部分の質感は、日々の満足度に直結します。

確認1
ステアリングホイール
本革巻きの質感、グリップの太さ、スイッチの操作感を確認。RSグレードはパドルシフト付きで質感も向上。
確認2
センターコンソール
アームレストの柔らかさ、収納の使い勝手、USBポートの位置を確認。硬質プラスチックが多い部分。
確認3
インパネ周り
ダッシュボード上部の素材、エアコン吹き出し口の質感、スイッチ類の操作感を入念にチェック。

後部座席の快適性と高級感のチェック方法

シートの座り心地、アームレストの機能性、エアコン吹き出し口の配置、USB端子の位置など、後席の装備と快適性を確認する方法を説明します。

クラウンは「全席特等席」をコンセプトにしており、後席の質感も重要なチェックポイントです。

確認1
シートの座り心地と素材感
実際に座ってシートの硬さ、形状、素材を確認。本革と合成皮革の違いは、触った時の質感と温度で判別可能。長時間座っても疲れない形状かチェック。
確認2
リヤセンターアームレストの機能性
アームレストを下ろして、肘置きの高さと硬さを確認。カップホルダーの位置と使い勝手、上級グレードではコントロールスイッチの操作性も重要。
確認3
後席装備の配置と使い勝手
充電用USB端子(Type-C、2個)の位置、エアコン吹き出し口の風量と向き、足元スペースの広さを確認。実際の使用シーンを想定してチェック。

特に上級グレードでは、リヤセンターアームレストに各種コントロールスイッチが装備され、後席からもエアコンやオーディオの操作が可能です。

まとめ

新型クラウンの内装が「安っぽい」と言われる背景には、硬質プラスチックの多用、歴代モデルとの比較、価格に対する期待値のギャップ、そしてTNGA戦略による部品共通化という4つの理由がありました。

しかし、これは単なるコストダウンではなく、「NEW FORMAL」という新しい価値観の提案でもあります。

購入を検討される方は、以下のポイントを押さえて選択しましょう。

  • 内装の質感を重視するなら ⇒ セダンモデルまたはRS/Zグレード
  • コストパフォーマンス重視なら ⇒ Gグレード
  • 購入後のカスタムも視野に ⇒ KINTO FACTORYなどの活用
  • リセールバリューを考慮 ⇒ ブラック内装+本革シート

最も重要なのは、必ず実車を確認し、自分の価値観に合うかどうかを判断することです。

カタログやネットの評判だけでなく、実際に触れて、座って、運転してみることで、新型クラウンの真の価値が見えてくるはずです。

伝統と革新の狭間で生まれた16代目クラウン。その内装は、確かに賛否両論を呼んでいますが、新しい時代の高級車のあり方を提案する挑戦的なモデルであることは間違いありません。

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