トヨタのフラッグシップセダンとして、長年日本の高級車市場を牽引してきたクラウン。
しかし、型落ちモデルになると「ダサい」「おじさんの車」といったネガティブなイメージを持たれることも少なくありません。
特に180系(ゼロクラウン)や200系、210系といった比較的新しい世代でさえ、中古車市場では「かっこ悪い」という評価を受けてしまうケースがあります。
この記事では、型落ちクラウンが「ダサい」と言われる理由を客観的に分析し、その誤解を解きながら、実は今こそ魅力的な選択肢である理由を詳しく解説します。
車男爵
型落ちクラウンがダサいと言われる4つの理由
型落ちクラウンに対するネガティブなイメージは、実は誤解や偏見に基づくものが多いのが実情です。
なぜこのような評価が生まれてしまうのか、その背景を客観的に分析していきます。
- 【理由1】「おじさんセダン」という根強いイメージ
- 【理由2】一部の「ヤンキーカスタム」による悪影響
- 【理由3】時代遅れに見えてしまうデザインや機能
- 【理由4】新車購入できない=経済力不足という偏見
以下より、それぞれの理由について詳しく解説します。
【理由1】「おじさんセダン」という根強いイメージ
そもそもとして、新型クラウンではない型落ちクラウンは当時、「おじさんの車」というイメージがあり、それがダサいという印象を与えています。
背景には、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズが深く関係しています。
このフレーズは、一生懸命働いて、いつかは夢のクラウンに乗るという、日本の高度経済成長期における成功の象徴として定着しました。
そのため、クラウンは「日本社会の縮図」のような存在となり、主に中高年層の成功者が乗る車というイメージが根付いてしまったのです。
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しかし、長年培われたブランドイメージは簡単には変わらず、若い世代からは依然として「おじさんが乗る車」という先入観を持たれがちです。
特に型落ちモデルとなると、さらにこのイメージが強化されてしまう傾向があります。
【理由2】一部の「ヤンキーカスタム」による悪影響
型落ちクラウンのイメージを大きく損なっているもう一つの要因が、過度なカスタムを施した「ヤンキー仕様」の存在です。
中古車市場では、特に180系クラウンが100万円以下で手に入るようになったことで、若年層でも購入しやすくなりました。
- 極端な車高短(ベタベタの車高)
- 過度なキャンバー角(鬼キャン)
- 爆音マフラーの装着
- 派手なエアロパーツの追加
- 威圧的な外観への改造
このような改造車が街中で目立つことで、「型落ちクラウン=ヤンキー車」という偏見が生まれてしまいました。
実際には、クラウンオーナーの大多数は適切なメンテナンスと品の良いカスタムを心がけているのですが、一部の派手な改造車の印象が強く残ってしまうのです。
【理由3】時代遅れに見えてしまうデザインや機能
型落ちクラウンが「ダサい」と言われるもう一つの理由は、現代の車と比較した際の古さです。
特に内装面では、最新の車と比べて以下のような点で時代遅れ感を感じさせることがあります。
- 小さなナビゲーション画面
- 物理ボタン中心の操作系
- スマートフォン連携機能の欠如
- 古いデザインのメーター類
- 最新の安全装備の不足
例えば、200系クラウンの前期モデルではBluetoothオーディオが搭載されていないなど、現代では当たり前の機能が欠けていることもあります。
また、SUV全盛の現代において、セダンという車型自体が「古臭い」と感じる人も増えています。
【理由4】新車購入できない=経済力不足という偏見
型落ちクラウンに対する最も不当な偏見の一つが、「新車を買えないから中古車に乗っている」という決めつけです。
確かに、新車のクラウンは500万円以上する高級車ですが、型落ちモデルを選ぶ理由は経済的な事情だけではありません。
- 特定の世代のデザインが好き
- カスタムベースとして最適
- 過剰な電子制御を好まない
- 維持費とのバランスを重視
- 環境への配慮(リユース)
実際、あえて型落ちモデルを選ぶ愛好家も多く、彼らは車への深い理解と愛着を持って所有しています。
しかし、表面的な見方をする人からは「妥協の産物」として見られてしまうことがあるのです。
ダサいは間違い!型落ちクラウンが今こそかっこいい5つの魅力
ここまで型落ちクラウンのネガティブなイメージについて見てきましたが、実はこれらの評価は表面的なものに過ぎません。
型落ちクラウンには、現代の車にはない普遍的な魅力と価値が詰まっています。
- 【魅力1】今の車にはないFRセダンならではの美しいフォルム
- 【魅力2】手頃な価格で味わえる圧倒的な高級感と静粛性
- 【魅力3】カスタムベースとしての無限の可能性
- 【魅力4】信頼性が高く維持しやすい「トヨタ品質」
- 【魅力5】歴史と伝統がもたらす所有する満足感
以下より、型落ちクラウンの真の魅力について詳しく解説していきます。
【魅力1】今の車にはないFRセダンならではの美しいフォルム
型落ちクラウンの最大の魅力の一つは、FR(後輪駆動)レイアウトがもたらす美しいプロポーションです。
FRセダンは、エンジンを縦置きにすることでボンネットを長く取ることができ、いわゆる「ロングノーズ・ショートデッキ」という理想的なスタイリングを実現しています。
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また、FRレイアウトには美しさだけでなく、以下のような走行性能面でのメリットもあります。
- ナチュラルなハンドリング性能
- 前後の重量配分が理想的
- 走行中の安定性と静粛性に優れる
- 高級車らしい上質な乗り心地
特に高速道路での直進安定性は素晴らしく、長距離ドライブでも疲れにくいという特徴があります。
【魅力2】手頃な価格で味わえる圧倒的な高級感と静粛性
新車時には500万円以上した高級車が、型落ちになることで驚くほど手頃な価格で手に入るようになります。
例えば、走行距離5万キロ以下の良質な個体でも、180系なら50万円~150万円、200系でも100万円~200万円程度で購入可能です。
- 厚みのあるドアの開閉音
- 上質な内装材の使用
- 優れた遮音性能
- 滑らかな加速フィール
- しっかりとした剛性感
この価格帯で、これほどの高級感と静粛性を味わえる車は他にありません。
特に静粛性については、現代の同価格帯の新車と比較しても圧倒的に優れており、高速道路での会話も楽に行えます。
【魅力3】カスタムベースとしての無限の可能性
型落ちクラウンは、カスタムベースとしても非常に優れた素材です。
純正オプションパーツはもちろん、社外パーツも豊富に流通しており、自分好みの一台に仕上げる楽しみがあります。
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また、DIYでのメンテナンスやカスタムを楽しむ人にとっても、情報が豊富で作業しやすい車種です。
【魅力4】信頼性が高く維持しやすい「トヨタ品質」
型落ちとはいえ、世界に誇るトヨタの品質は健在です。
適切なメンテナンスを行えば、10年、20年と長く乗り続けることができる信頼性の高さは、クラウンならではの魅力です。
- 部品の供給が安定している
- 整備情報が豊富
- どこの整備工場でも対応可能
- 中古部品も豊富に流通
- 基本的な構造がシンプルで頑丈
特に、エンジンやトランスミッションといった主要部品の耐久性は折り紙付きで、適切なオイル交換を行っていれば大きなトラブルは少ないのが特徴です。
【魅力5】歴史と伝統がもたらす所有する満足感
クラウンは1955年の初代から続く、日本の自動車史を象徴するブランドです。
この歴史あるブランドを所有することは、単なる移動手段以上の価値があります。
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また、クラウンオーナー同士のコミュニティも活発で、情報交換や交流を楽しむこともできます。
このような所有する喜びは、単純なスペックや新しさでは測れない、型落ちクラウンならではの魅力なのです。
【世代別】型落ちクラウン歴代モデルの評判と中古市場での注意点
型落ちクラウンの中でも特に人気の高い180系・200系・210系について、それぞれの特徴と購入時の注意点を詳しく解説します。
各世代には独自の魅力がある一方で、固有の弱点も存在するため、購入前にしっかりと把握しておくことが重要です。
- 180系(ゼロクラウン)|今も人気だがカスタム次第で印象が激変
- 200系|完成度は高いが良くも悪くも「無難」な印象?
- 210系|古さを感じさせない最後の世代
以下より、各世代の詳細について見ていきましょう。
180系(ゼロクラウン)|今も人気だがカスタム次第で印象が激変
2003年12月に登場した180系クラウンは、「ゼロクラウン」の愛称で親しまれ、クラウン史上最も革新的なモデルとして知られています。
「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」というキャッチコピーが示すように、従来のクラウンのイメージを一新しました。
- デザインの評価
- 中古市場での注意点
以下より、180系クラウンの詳細を見ていきます。
デザインの評価
180系のデザインは、当時としては非常に先進的で、今見ても古さを感じさせない流麗なフォルムが特徴です。
- 流線型のボディライン
- 大型化されたフロントグリル
- シャープなヘッドライト形状
- クーペライクなルーフライン
- スポーティな印象のリアビュー
特にアスリート系は、より攻撃的なフロントマスクを持ち、若い世代にも支持されています。
しかし、この人気の高さゆえに、過度なカスタムが施された個体も多く、それが「ダサい」という評価につながることもあります。
中古市場での注意点
180系クラウンを中古で購入する際は、特有の弱点を必ずチェックする必要があります。
- ダッシュボードの割れ・ひび割れ(最重要)
- エアコンの効き具合
- パワーウインドウの動作
- CVTフルードの交換履歴(4万km毎)
- ブレーキの鳴き
特にダッシュボードの割れは「180系の持病」と呼ばれるほど多発する問題です。
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価格相場は走行距離5万キロ以下の良質な個体で50万円~150万円程度ですが、ダッシュボードの状態によって価格が大きく変動します。
200系|完成度は高いが良くも悪くも「無難」な印象?
2008年2月に登場した200系クラウンは、180系の基本コンセプトを継承しながら、より洗練された完成度の高いモデルです。
前期(2008年2月~2010年2月)と後期(2010年2月~2012年12月)で細かな違いがあります。
- デザインの評価
- 中古市場での注意点
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
デザインの評価
200系のデザインは、180系の革新性を保ちつつ、より上品で落ち着いた印象に仕上げられています。
- より滑らかになったボディライン
- 品格を増したフロントグリル
- 質感が向上した内装デザイン
- 前期はポールアンテナ、後期はシャークフィン
しかし、この「完成度の高さ」が逆に「面白みに欠ける」という評価につながることもあります。
180系ほどのインパクトがなく、210系ほどの個性もないため、「無難」という印象を持たれがちです。
中古市場での注意点
200系は180系と比べて信頼性が向上していますが、購入時にはいくつかのポイントを確認する必要があります。
- 前期と後期の装備の違い
- Bluetoothオーディオの有無(後期のみ)
- ハイブリッドモデルのバッテリー状態
- エンジンオイル交換履歴
- 足回りのブッシュ類の劣化
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価格相場は100万円~200万円程度で、180系より高めですが、その分品質も安定しています。
210系|古さを感じさせないデザイン
2012年から2018年まで販売された210系クラウンは、「アスリート」と「ロイヤル」という明確な個性を持つ最後の世代として人気があります。
この世代から、それぞれのキャラクターがより明確に差別化されました。
- デザインの評価
- 中古市場での注意点
210系の魅力と注意点を詳しく解説します。
デザインの評価
210系最大の特徴は、アスリートとロイヤルで全く異なるフロントマスクを採用したことです。
| 比較項目 | アスリート | ロイヤル |
| フロントグリル | 稲妻グリル(アグレッシブ) | 伝統的な格子グリル |
| ターゲット層 | 若い世代・スポーティ志向 | 保守的・高級感重視 |
| テールランプ | スポーティなデザイン | クラシカルなデザイン |
この明確な差別化により、購入者は自分の好みに合わせて選択できるようになりました。
中古市場での注意点
210系は比較的新しい世代のため大きな不具合は少ないですが、購入時には以下の点を確認しましょう。
- ハイブリッドモデルの人気が高い
- 年式による安全装備の違い
- 2.0Lターボモデルの存在(210系から)
- Toyota Safety Senseの有無
- 前期と後期でのマイナーチェンジ内容
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価格相場は200万円~400万円と高めですが、装備や品質を考えれば妥当な価格帯といえるでしょう。
後悔しない!あなたに向いてる型落ちクラウンはこれ
これまでの情報を踏まえ、目的や予算に合わせた最適な型落ちクラウンの選び方をご提案します。
それぞれのモデルには明確な特徴があるため、自分のライフスタイルに合った一台を選ぶことが重要です。
- 安さとカスタムを楽しむなら「180系」(上級者向けの魅力的な素材)
- コスパと信頼性の両立なら「200系 後期モデル」
- スポーティな走りを求めるなら「210系 アスリート」
以下より、それぞれのモデルの特徴と向いている人を詳しく解説します。
安さとカスタムを楽しむなら「180系」(上級者向けの魅力的な素材)
180系クラウンは、型落ちクラウンの中で最も手頃な価格で入手できるモデルです。
50万円~150万円という価格帯は、若い世代でも手が届きやすく、カスタムベースとして人気があります。
- 初期費用を抑えたい
- DIYメンテナンスを楽しみたい
- カスタムで個性を出したい
- ゼロクラウンのデザインが好き
- 多少の不具合は自分で対処できる
ただし、ダッシュボードの割れやその他の経年劣化は覚悟する必要があります。
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また、パーツの流通量も多く、中古パーツも豊富なため、維持費を抑えながら楽しむことができます。
コスパと信頼性の両立なら「200系 後期モデル」
200系の後期モデルは、装備の充実度と価格のバランスが最も優れたモデルです。
100万円~200万円という価格帯で、Bluetoothオーディオなど現代的な装備も備えています。
- 安定した品質を求める
- スマートフォン連携を重視
- 派手すぎないデザインが好み
- 長期間安心して乗りたい
- 極端なカスタムは考えていない
200系後期は、「無難」と言われることもありますが、それは「完成度が高い」ことの裏返しでもあります。
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180系のような持病もなく、210系より手頃な価格で購入できるため、初めての型落ちクラウンとしても最適です。
スポーティな走りを求めるなら「210系 アスリート」
210系アスリートは、デザインと走りの両方で満足感を得られる最新世代のモデルです。
特に稲妻グリルのインパクトは強く、型落ちでも古さを感じさせません。
- スポーティなデザインを好む
- 最新の安全装備を重視
- ハイブリッドも選択肢に入れたい
- 長期的な資産価値も考慮
- アグレッシブな印象を求める
価格は200万円~400万円と高めですが、装備内容と将来的な下取り価値を考えれば決して高くない投資です。
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2.0Lターボモデルも選択でき、走りの面でも妥協する必要がありません。
型落ちクラウンを購入する際に必ずチェックすべきポイント
型落ちクラウンを購入する際は、一般的な中古車チェックポイントに加えて、クラウン特有の確認事項があります。
後悔しない購入のために、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- 基本的なチェック項目
- クラウン特有の確認ポイント
- 試乗で確認すべき項目
以下より、具体的なチェックポイントを解説します。
基本的なチェック項目
まずは、どの中古車でも確認すべき基本項目から押さえておきましょう。
- 走行距離と年式のバランス
- 修復歴の有無
- 整備記録簿の確認
- 車検証の記載内容
- タイヤの残り溝と製造年
- 内外装の傷や汚れ
特に整備記録簿は重要で、定期的なメンテナンスが行われていたかを確認できます。
記録簿がない車両は、どんなに安くても避けた方が賢明です。
クラウン特有の確認ポイント
型落ちクラウンには、世代ごとに特有の弱点があります。
- 180系 ⇒ ダッシュボードの割れ(最重要)
- 200系 ⇒ 前期/後期の装備差(Bluetooth等)
- 210系 ⇒ ハイブリッドのバッテリー状態
- 全世代共通 ⇒ エアサスの異音や沈み
- 全世代共通 ⇒ パワーシートの動作確認
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また、高級車ゆえの装備品も多いため、すべての電装品が正常に作動するか確認することが重要です。
試乗で確認すべき項目
購入前の試乗は必須です。以下の点を重点的にチェックしましょう。
- エンジンの始動性と異音
- アイドリングの安定性
- 変速ショックの有無
- ブレーキの効き具合と異音
- ステアリングの違和感
- 足回りからの異音
- エアコンの効き具合
特に足回りからの異音は、ブッシュ類の劣化を示すサインです。
段差を越える際にコトコト音がする場合は、修理費用を見込んでおく必要があります。
車男爵
【脱・ダサい】型落ちクラウンをかっこよく乗りこなすための鉄則
型落ちクラウンの魅力を最大限に引き出し、周囲から「かっこいい」と思われるためには、適切なカスタムとメンテナンスが重要です。
ここでは、品良くまとめるための具体的なノウハウをお伝えします。
- やりすぎ厳禁!品良くまとめる「かっこいいカスタム」の法則
- これはダサい!避けるべきNGカスタム事例
- ノーマルでも十分かっこいい!美しさを保つメンテナンス術
以下より、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
やりすぎ厳禁!品良くまとめる「かっこいいカスタム」の法則
型落ちクラウンを真にかっこよく仕上げるためには、「引き算の美学」を理解することが重要です。
派手さを競うのではなく、車本来の良さを引き立てるカスタムこそが、大人の品格を演出します。
- ホイール選び|インチアップは控えめに、デザイン性を重視
- 車高|ベタベタはNG!大人のローダウンを心掛ける
- エアロパーツ|純正の良さを活かすシンプルなものが正解
以下より、各項目について詳しく見ていきます。
ホイール選び|インチアップは控えめに、デザイン性を重視
ホイールは車の印象を大きく左右する重要なパーツです。
大きければ良いという考えは捨て、車体とのバランスを最優先に考えましょう。
- 180系 ⇒ 18~19インチ
- 200系 ⇒ 18~19インチ
- 210系 ⇒ 18~20インチ
デザインは、メッシュタイプやスポークタイプなど、上品で飽きのこないものを選ぶことが重要です。
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車高|ベタベタはNG!大人のローダウンを心掛ける
車高調整は、シルエットを美しくする効果的な手段ですが、やりすぎは禁物です。
- フェンダーとタイヤの隙間 ⇒ 指2~3本分
- 前後のバランス ⇒ 水平またはややリア下がり
- 最低地上高 ⇒ 9cm以上を確保
極端な車高短は、段差での腹下ヒットや異音の原因となり、快適性を大きく損ないます。
街乗りでの実用性を保ちながら、美しいフォルムを作ることが大人のローダウンです。
エアロパーツ|純正の良さを活かすシンプルなものが正解
エアロパーツの選択では、クラウン本来のエレガントさを損なわないことが最重要です。
- 純正オプションのエアロ ⇒ 最も違和感なく装着可能
- 控えめなリップスポイラー ⇒ さりげない変化で上品さを演出
- トランクスポイラー ⇒ 小ぶりなものでスポーティさをプラス
過度に大きなエアロパーツは、かえって車の品格を下げてしまいます。
「主張しすぎない」ことこそが、型落ちクラウンを上品に仕上げる秘訣です。
これはダサい!避けるべきNGカスタム事例
型落ちクラウンのイメージを悪化させる典型的なNGカスタムを知ることで、失敗を避けることができます。
- 鬼キャン(極端なネガティブキャンバー)
- 爆音マフラー・直管仕様
- 車高短すぎてフェンダーに干渉
- 派手すぎるLEDやネオン管
- 大型ウイングやオーバーフェンダー
- ステッカーの貼りすぎ
これらのカスタムは、一般的に「品がない」「うるさい」「迷惑」という印象を与えてしまいます。
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また、過度なカスタムは車検に通らないケースも多く、結果的に余計な出費につながることもあります。
ノーマルでも十分かっこいい!美しさを保つメンテナンス術
実は、ノーマル状態のクラウンを綺麗に保つだけでも十分にかっこよく見せることができます。
カスタムに頼らず、車本来の美しさを引き出すメンテナンスのポイントをご紹介します。
- 定期的な洗車とワックスがけ
- ホイールの汚れを徹底的に除去
- ヘッドライトの黄ばみ除去
- 内装の清掃と保護
- タイヤの艶出し(サイドウォールを黒々と)
- エンブレムやメッキパーツの磨き
特に重要なのが、ボディの艶と輝きを保つことです。
車男爵
また、内装も重要な要素です。
シートやダッシュボードを清潔に保ち、芳香剤も上品なものを選ぶことで、乗り込んだ瞬間から高級感を演出できます。
まとめ
型落ちクラウンが「ダサい」と言われる理由から、その魅力、そして賢い選び方まで詳しく解説してきました。
確かに、「おじさんセダン」というイメージや一部の過度なカスタムによる悪影響など、ネガティブな評価を受ける要因は存在します。
しかし、それらは表面的な見方に過ぎません。
型落ちクラウンには、FRセダンならではの美しいフォルム、手頃な価格で味わえる高級感、カスタムの楽しさ、そして歴史あるブランドを所有する満足感など、現代の新車では得られない魅力が詰まっています。
重要なのは、自分のライフスタイルに合ったモデルを選び、適切なメンテナンスと品の良いカスタムを心がけることです。
- 180系 ⇒ 安さとカスタムを楽しみたい人向け
- 200系後期 ⇒ バランス重視の堅実派向け
- 210系 ⇒ 最新装備とデザインを求める人向け
どの世代を選んでも、クラウンという車が持つ基本的な魅力は変わりません。
車男爵
「ダサい」という偏見に惑わされることなく、自信を持って型落ちクラウンを選んでください。
適切な個体を選び、愛情を持ってメンテナンスすれば、きっとあなたにとってかけがえのない一台になるはずです。


