フランスの個性的なコンパクトカー、シトロエンC3。
丸みを帯びたユニークなデザインと、フランス車ならではの快適な乗り心地で注目を集める一方、「購入して後悔した」という声が実は少なくありません。
特に維持費の高さや部品調達の難しさ、実燃費のカタログ値との乖離など、購入前には想定していなかった問題に直面するオーナーが多いのが実情です。
この記事では、シトロエンC3購入で後悔する7つの理由を詳しく解説します。
車男爵
シトロエンC3購入で後悔する7つの理由
シトロエンC3は個性的で魅力的な車ですが、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する人も少なくありません。
ここでは、実際のオーナーの声や専門家の意見を基に、シトロエンC3購入で特に後悔しやすい7つのポイントを詳しく解説します。
- 【理由1】想定以上に高額な維持費に驚く
- 【理由2】電子系統の不具合が意外と多い
- 【理由3】実燃費がカタログ値を大きく下回る
- 【理由4】部品調達に時間とコストがかかる
- 【理由5】先進安全装備が競合車より劣る
- 【理由6】リセールバリューの低さに落胆
- 【理由7】収納スペースと後部座席の狭さ
以下より、詳しく解説します。
【理由1】想定以上に高額な維持費に驚く
シトロエンC3の維持費は、同クラスの国産車と比較して年間10万円以上高くなるケースが多く報告されています。
まず、オイル交換だけでも年間約2万円かかるという現実があります。
シトロエンでは1年に1度、もしくは12,000kmでのオイル交換が推奨されており、純正オイルと工賃を含めると1回あたり約2万円の出費となります。
- 車検費用 ⇒ 国産車の1.5~2倍(15~20万円程度)
- 消耗品の交換 ⇒ ブレーキパッドやフィルター類も割高
- タイヤ交換 ⇒ 特殊サイズで選択肢が限られる
- 定期点検 ⇒ ディーラー点検が必須で費用がかさむ
車男爵
さらに、故障時の修理費用も深刻な問題です。
電子制御系統のトラブルが発生した場合、診断料だけで数万円、部品交換となれば10万円を超えることも珍しくありません。
【理由2】電子系統の不具合が意外と多い
シトロエンC3では、電子系統のトラブルが比較的多く報告されています。
特に初期モデル(2017年~2020年)では、さまざまな電装系の不具合が確認されており、購入後の悩みの種となっています。
- エンジン警告灯の頻繁な点灯
- パワーウィンドウの動作不良
- エアコンシステムの異常
- インフォテインメントシステムのフリーズ
- 各種センサーの誤作動
これらの不具合は、必ずしも重大な故障ではないケースも多いものの、ディーラーでの診断と修理が必要となり、その都度費用がかかる点が問題です。
車男爵
【理由3】実燃費がカタログ値を大きく下回る
シトロエンC3のカタログ燃費は17.2km/Lと記載されていますが、実際の燃費は大きく異なります。
多くのオーナーからの報告によると、実燃費は10~13km/L程度にとどまることが多く、カタログ値の約60~75%という結果になっています。
- 市街地走行 ⇒ 8~10km/L程度まで悪化
- 高速道路 ⇒ 13~15km/L程度が限界
- エアコン使用時 ⇒ さらに10~15%悪化
- 3気筒エンジンの特性 ⇒ 低速域での効率が悪い
同クラスの国産コンパクトカーが実燃費でも15km/L以上を実現することを考えると、ガソリン代の差は年間で数万円にも達します。
車男爵
【理由4】部品調達に時間とコストがかかる
フランス車であるシトロエンC3は、部品の調達に時間とコストがかかるという大きなデメリットがあります。
国産車なら数日で手に入る部品も、シトロエンの場合は本国からの取り寄せとなることが多く、納期とコストの両面で負担が大きくなります。
- 納期 ⇒ 最短でも2週間、長い場合は1ヶ月以上
- 価格 ⇒ 国産車の2~3倍になることも
- 在庫 ⇒ 国内在庫がないケースが多い
- 代替品 ⇒ 純正品以外の選択肢が限られる
特に事故や故障で急ぎ修理が必要な場合、部品待ちで長期間車が使えないという事態に陥ることもあります。
車男爵
【理由5】先進安全装備が競合車より劣る
シトロエンC3には「アクティブセーフティフレーキ」などの安全装備が搭載されていますが、国産車の先進安全装備と比較すると見劣りするのが現実です。
- アクティブセーフティフレーキ(自動ブレーキ)
- レーンデパーチャーウォーニング
- ドライバーアテンションアラート
- スピードリミットインフォメーション
しかし、同価格帯の国産車と比較すると、以下のような装備が不足しています。
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
- プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車検知)
- ブラインドスポットモニター
- パーキングサポートブレーキ
車男爵
【理由6】リセールバリューの低さに落胆
シトロエンC3のリセールバリュー(下取り価格)は、国産車と比較して著しく低いという厳しい現実があります。
新車価格に対する3年後の残価率は、国産車が50~60%程度を維持するのに対し、シトロエンC3は30~40%程度まで下落することが一般的です。
- 中古車市場での需要が限定的
- 維持費の高さが敬遠される
- 故障リスクへの懸念
- ディーラー網が限られている
例えば、新車価格250万円で購入したC3が、3年後には100万円程度でしか売却できないケースも珍しくありません。
車男爵
【理由7】収納スペースと後部座席の狭さ
シトロエンC3は全長3,995mm、全幅1,730mmとコンパクトなボディサイズですが、室内空間、特に収納スペースと後部座席の狭さが多くのユーザーから指摘されています。
- 後部座席 ⇒ 大人が長時間座るには窮屈
- ラゲッジスペース ⇒ 300Lと同クラス車より小さめ
- 小物収納 ⇒ ドリンクホルダーや収納ポケットが少ない
- センターコンソール ⇒ 収納スペースがほぼない
特に家族での使用を考えている場合、チャイルドシートを装着すると後部座席がさらに狭くなり、実用性に欠けるという声が多く聞かれます。
車男爵
維持費で後悔しない為に!ホンダフィットと比較しました
シトロエンC3の維持費が高いという話はよく聞きますが、実際にどれくらいの差があるのでしょうか。
ここでは、シトロエンC3と同クラスの国産車(ホンダフィット)の維持費を詳細に比較し、年間・5年間でどれだけの差が生じるのかをシミュレーションします。
- 年間維持費の詳細内訳(ガソリン代・保険料・税金・車検費用)
- 5年間の総維持費比較(ホンダフィットvs シトロエンC3)
- 維持費を抑える3つの節約術
以下より、詳しく解説します。
年間維持費の詳細内訳(ガソリン代・保険料・税金・車検費用)
シトロエンC3の年間維持費について、各項目ごとに詳しく見ていきましょう。
年間走行距離を10,000kmと仮定し、実際のオーナー情報を基に算出しました。
| 維持費項目 | シトロエンC3 | ホンダフィット | 差額 |
| 自動車税(年間) | 3.05万円 | 3.05万円 | 0円 |
| 重量税(年間換算) | 1.23万円 | 1.23万円 | 0円 |
| 自賠責保険(年間換算) | 約1.2万円 | 約1.2万円 | 0円 |
| 任意保険(年間) | 約8万円 | 約7万円 | 1万円 |
| ガソリン代(年間) | 約11.5万円 | 約9.2万円 | 2.3万円 |
| 車検費用(年間換算) | 約7.5万円 | 約4.5万円 | 3万円 |
| 定期点検・オイル交換 | 約4万円 | 約2万円 | 2万円 |
| 年間合計 | 約36.5万円 | 約28.2万円 | 8.3万円 |
車男爵
- ガソリン代 ⇒ 実燃費の悪さ(平均11km/L)により年間2万円以上の差
- 車検費用 ⇒ 輸入車専門ディーラーでの実施で高額に
- 定期点検 ⇒ 年1回のオイル交換で約2万円、その他の点検も割高
- 任意保険 ⇒ 輸入車は保険料率が高めに設定される傾向
5年間の総維持費比較(ホンダフィットvs シトロエンC3)
次に、5年間所有した場合の総維持費を比較してみましょう。
購入から5年間でかかる維持費の総額は、その差がより明確になります。
| 項目 | シトロエンC3 | ホンダフィット | 差額 |
| 年間維持費×5年 | 182.5万円 | 141万円 | 41.5万円 |
| 予想外の修理費 | 約20万円 | 約5万円 | 15万円 |
| タイヤ交換(2回) | 約16万円 | 約10万円 | 6万円 |
| 5年間総額 | 約218.5万円 | 約156万円 | 62.5万円 |
車男爵
シトロエンC3の場合、5年目以降は故障リスクがさらに高まる傾向があります。電子系統のトラブルやCVTの不具合が発生した場合、修理費用が30万円を超えることもあるため、長期所有にはさらなる覚悟が必要です。
維持費を抑える3つの節約術
シトロエンC3の維持費は確かに高額ですが、工夫次第である程度は節約することができます。
ここでは、実際のオーナーが実践している効果的な節約術を3つご紹介します。
車男爵
維持費の高さはシトロエンC3の大きなデメリットですが、それを承知の上で「フランス車の魅力」に価値を見出せるかが、購入判断の重要なポイントとなります。経済性を最優先する方には、正直なところおすすめできません。
電子系統の不具合で後悔しない為に!年式別の問題点と改善点
シトロエンC3は2017年の日本導入以来、いくつかの改良を重ねてきました。
年式によって不具合の傾向や装備内容が異なるため、中古車を購入する際は年式による違いを理解しておくことが重要です。
ここでは、各年式の特徴と改善された問題点を詳しく解説します。
- 2017年~2020年モデルの特徴と初期不具合
- 2021年マイナーチェンジで改善された点
- 2024年以降のモデルで継続している問題点
以下より、詳しく解説します。
2017年~2020年モデルの特徴と初期不具合
2017年7月に日本で発売開始されたシトロエンC3は、その個性的なデザインで注目を集めましたが、初期モデルには様々な不具合が報告されています。
- エンジン警告灯の頻繁な点灯 ⇒ センサー系の誤作動が多発
- バック時の警報音不具合 ⇒ リバース時の警告音が鳴らなくなる
- 電気系統制御ユニットの故障 ⇒ バッテリー上がりの原因に
- アイドリング不安定 ⇒ 信号待ちでのエンジン振動
- パワーウィンドウの動作不良 ⇒ 開閉速度の低下や異音
車男爵
- 1.2L 3気筒ターボエンジン(110馬力)
- 6速AT(アイシン製)
- ゼニスウィンドウ(前席ガラスルーフ)
- 7インチタッチスクリーン
- 基本的な安全装備のみ
2021年マイナーチェンジで改善された点
2021年1月のマイナーチェンジでは、デザインの刷新とともに、いくつかの不具合が改善されました。
- 電子制御系統の改良 ⇒ 警告灯の誤作動が減少
- インフォテインメントシステムの更新 ⇒ 操作性と安定性が向上
- 内装の質感向上 ⇒ エメラルドインテリアなど新色追加
- 細かな不具合の修正 ⇒ パワーウィンドウなどの動作改善
車男爵
特に評価が高いのは、インフォテインメントシステムの安定性向上です。
初期モデルではフリーズや操作遅延が頻発していましたが、2021年モデルではこれらの問題がほぼ解消されています。
2024年以降のモデルで継続している問題点
2024年には現行モデルの最終限定車「C3 Merci!(メルシー!)」が70台限定で発売されましたが、残念ながらいくつかの問題点は最後まで改善されませんでした。
- 実燃費の悪さ ⇒ カタログ値との乖離は改善されず
- 収納スペースの不足 ⇒ 構造的な問題で改善不可
- 後部座席の狭さ ⇒ デザイン優先で犠牲に
- 部品調達の問題 ⇒ 輸入車特有の課題は解決せず
- リセールバリューの低さ ⇒ 市場評価は変わらず
車男爵
2024年4月をもって日本向けのC3生産は終了しました。今後は新型C3(電気自動車のe-C3を含む)の導入が期待されていますが、現時点では日本導入時期は未定です。現行モデルの在庫車や中古車を検討する場合は、年式による違いをよく理解した上で選択することが重要です。
中古車購入時は2021年以降のマイナーチェンジ後モデルを強く推奨します。初期モデルは価格が安くても、電子系統のトラブルによる修理費用を考慮すると、結果的に高くつく可能性があります。
それでもシトロエンC3が選ばれる4つの魅力
ここまで様々なデメリットを挙げてきましたが、それでもシトロエンC3には他の車にはない独特の魅力があり、多くのファンに愛されています。
維持費の高さや実用性の問題を承知の上で、あえてC3を選ぶ人たちが魅力を感じるポイントを詳しく見ていきましょう。
- 【魅力1】フランス車ならではの快適な乗り心地
- 【魅力2】個性的でおしゃれなデザイン
- 【魅力3】ゼニスウィンドウがもたらす開放感
- 【魅力4】疲れにくいシートと静粛性
以下より、詳しく解説します。
【魅力1】フランス車ならではの快適な乗り心地
シトロエンC3の最大の魅力は、「まるでハイドロのような穏やかな乗り心地」と評される独特のサスペンション設定にあります。
車評論家からは「Bセグメント(コンパクトカー)の西の横綱」と称されるほど、その乗り心地の良さは高く評価されています。
- 大きなピッチング ⇒ 船のような揺れで不快な振動を吸収
- ソフトな足回り ⇒ 路面の凹凸を柔らかく受け流す
- 高速安定性 ⇒ フワフワしながらも直進安定性は確保
- 段差の吸収性 ⇒ 継ぎ目や段差をまるで感じさせない
車男爵
特に長距離移動では、この穏やかな乗り心地が疲労軽減に大きく貢献します。
硬い足回りの国産車に慣れた人にとっては、最初は違和感があるかもしれませんが、慣れると他の車に乗れなくなるという声も多く聞かれます。
【魅力2】個性的でおしゃれなデザイン
シトロエンC3は、街中で見かけると思わず振り返ってしまうような個性的なデザインが特徴です。
特に2021年のマイナーチェンジ以降は、さらに個性が強調されたフロントマスクとなり、存在感を増しています。
- エアバンプ ⇒ ボディサイドの樹脂パーツが実用性とデザイン性を両立
- 豊富なボディカラー ⇒ ポップで個性的な9色展開
- 丸みを帯びたボディライン ⇒ 優しく親しみやすい印象
- ツートンカラー ⇒ ルーフとボディの色分けでさらに個性的に
車男爵
【魅力3】ゼニスウィンドウがもたらす開放感
シトロエンC3の象徴的な装備である「ゼニスウィンドウ」は、前席頭上まで広がる大型のガラスルーフです。
この装備により、コンパクトカーとは思えない開放感を実現しています。
- 圧倒的な開放感 ⇒ 頭上に広がる空が車内を明るく演出
- UVカットガラス採用 ⇒ 紫外線を98%カットで日焼けの心配なし
- 電動サンシェード標準装備 ⇒ 必要に応じて遮光可能
- 構造的な剛性確保 ⇒ 安全性を損なわない設計
車男爵
2021年モデル以降、一部グレードではゼニスウィンドウに代わってパノラミックサンルーフが採用されていますが、開放感という点では同様の効果を発揮しています。
【魅力4】疲れにくいシートと静粛性
シトロエンC3のシートは、「まるでソファーのような座り心地」と表現されることが多く、長時間の運転でも疲れにくいと高い評価を得ています。
- 厚みのあるクッション ⇒ 適度な硬さと柔らかさのバランス
- 優れたホールド性 ⇒ 体をしっかりサポートしながら圧迫感なし
- 高い静粛性 ⇒ 3気筒エンジンとは思えない静かさ
- 振動の少なさ ⇒ エンジンの振動を効果的に遮断
特に注目すべきは、マイナーチェンジ前の4気筒1.6Lエンジンモデルの静粛性の高さです。
現行の3気筒エンジンも十分静かですが、旧型の4気筒エンジンは特に振動が少なく、高級車並みの静粛性を実現していました。
車男爵
- 個性的なデザインを重視する人
- 快適な乗り心地を最優先する人
- 経済性より感性的な価値を求める人
- フランス車の文化や哲学に共感できる人
- 他人と違う車に乗りたい人
これらの魅力に価値を見出せる人にとって、シトロエンC3は唯一無二の存在となるでしょう。
維持費の高さや実用性の問題を理解した上で、それでも「この車でなければダメ」と思える人には、後悔のない選択となるはずです。
あなたはどっち?シトロエンC3で後悔する人・満足する人
シトロエンC3は独特の個性を持つ車だけに、ライフスタイルや価値観によって満足度が大きく分かれる車です。
購入前に「自分はどちらのタイプか」を見極めることで、後悔のない車選びができるでしょう。
- 後悔するかもしれない人
- 満足度が高い人
以下より、それぞれのタイプの特徴を詳しく解説します。
後悔するかもしれない人
シトロエンC3で後悔する人には、明確な共通点があります。
購入前にこれらの特徴に当てはまるかチェックすることで、購入後の後悔を防ぐことができます。
- ファミリーカーとして使いたい人 ⇒ チャイルドシート2台で後部座席が使用不可、トランクも狭い
- 長距離通勤で毎日使う人 ⇒ 実燃費10~13km/Lでガソリン代が国産車より月1万円以上高くなる
- アウトドア趣味で荷物が多い人 ⇒ トランク容量300Lでキャンプ道具や大型スポーツ用品の積載が困難
- 経済性を最優先する人 ⇒ 年間維持費が国産車より8万円以上高く、リセールバリューも低い
- 故障時のダウンタイムを許容できない人 ⇒ 部品取り寄せに2週間以上かかることも多い
- 最新の安全装備は必須と考える人 ⇒ アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援なし
実用性・経済性・信頼性を重視し、車を「便利な移動手段」として考える人にとって、C3は期待と現実のギャップが大きく、日常使いでストレスを感じる可能性が高い車です。
車男爵
満足度が高い人
一方で、シトロエンC3で高い満足度を得ている人たちには、ある共通の特徴があります。
これらの特徴に当てはまる人は、C3の個性を存分に楽しめるでしょう。
- 夫婦2人または単身での利用が中心の人 ⇒ コンパクトな室内でも十分快適、取り回しの良さを活かせる
- セカンドカーとして使う人 ⇒ 維持費の高さも許容範囲内、個性的な車を楽しむ余裕がある
- 街乗りメインで遠出は月1~2回程度の人 ⇒ 実燃費の悪さも大きな負担にならない
- 他人と違う車に乗りたい人 ⇒ 街中で注目を集める個性的なデザインに満足
- 快適な乗り心地を重視する人 ⇒ フランス車ならではの「魔法の絨毯」のような乗り心地
- 車との対話を楽しめる人 ⇒ 多少の不便さも「フランス車の味」として愛せる
感性や個性を重視し、維持費の高さよりも「所有する喜び」を優先できる人にとって、C3は毎日の生活に彩りを与えてくれる特別な存在となります。実際、みんカラでのユーザー評価は4以上(5点満点)という高評価を維持しています。
車男爵
まとめ
シトロエンC3の購入で後悔する理由から、それでも選ばれる魅力まで詳しく解説してきました。
- 維持費は国産車より年間8万円以上高く、5年間で60万円以上の差が生じる
- 電子系統の不具合や部品調達の問題など、輸入車特有の課題が存在する
- 実燃費の悪さ、収納の少なさ、リセールバリューの低さも覚悟が必要
- 一方で、フランス車ならではの快適な乗り心地と個性的なデザインは唯一無二
- 中古車選びでは2021年以降のマイナーチェンジ後モデルがおすすめ
- 購入先は認定中古車が安心だが、予算に応じて選択を
最終的に、シトロエンC3は「実用性や経済性よりも、個性と感性的な価値を重視する人」のための車です。
維持費の高さや様々な不便さを「フランス車の味」として楽しめる余裕があり、他人と違う車に乗る喜びを感じられる人にとっては、後悔のない選択となるでしょう。
逆に、経済性や実用性、信頼性を最優先する方には、正直なところおすすめできません。
「車は移動手段」と考える人は国産車を、「車は人生の相棒」と考える人はC3を選ぶ。
それが、この個性的なフランス車との正しい付き合い方なのかもしれません。
購入を検討している方は、記事で紹介した7つの後悔ポイントと4つの魅力を参考に、自分にとって最良の選択をしてください。
車男爵


