エブリィ(DA17V/DA17W)を仕事や趣味の相棒として使い倒していると、「純正タイヤの見た目が少し地味だな」と感じることはありませんか?
特に人気沸騰中のマッドタイヤ「TOYO TIRE OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリーR/T)」は、履くだけで愛車の雰囲気をガラリと変えてくれる魅力的なアイテムです。
しかし、仕事でも使う車だからこそ「車検に通らなくなるのは絶対に困る」「家族や荷物を載せるから安全性は犠牲にしたくない」という不安も大きいはずです。ネット上には「このサイズも履けました!」という報告が溢れていますが、その多くは個体差やグレーゾーンを考慮していないケースも見受けられます。
この記事では、メーカー公式の諸元や保安基準に基づき正解サイズを解説します。
バン(貨物)とワゴン(乗用)で異なる「車検の壁」を正しく理解し、安心して長く乗れるカスタムの第一歩を踏み出しましょう。
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【結論】エブリィのノーマル車高で履けるマッドタイヤ(オープンカントリー)の正解サイズ

結論から申し上げますと、エブリィのノーマル車高において「無加工」かつ「車検適合」を目指すなら、選ぶべきサイズは車種(バンかワゴンか)によって明確に分かれます。
ネット上の情報を鵜呑みにしてサイズを間違えると、ハンドルを切った時にボディへ干渉したり、車検で入庫拒否されたりするリスクがあります。まずは以下の最適解を確認してください。
- 【12インチ】バン(DA17V)なら最も堅実な選択「145/80R12 80/78N」
- 【14インチ】ワゴンなら「155/65R14」が有力候補(要・外径&規格確認)
- 【注意点】バン(DA17V)に14インチは「負荷能力不足」の壁がある
- 【要警戒】「165/65R14」や15インチは干渉事例が多く推奨しにくい
以下より、詳しく解説します。
【12インチ】バン(DA17V)なら最も堅実な選択「145/80R12 80/78N」
エブリィバン(DA17V)にお乗りで、仕事での積載や車検の通りやすさを最優先するなら、迷わず「145/80R12 80/78N LT」を選びましょう。
これはエブリィバンの純正タイヤと全く同じサイズ・規格です。
- メーカー純正指定サイズなので車検適合性が極めて高い
- LT(ライトトラック)規格のため、最大積載量まで荷物を積んでも安心
- メーター誤差や干渉のリスクが一切ない
純正同等サイズを選ぶことで、ディーラーへの入庫や継続車検の際に指摘を受けるリスクを排除できます。仕事道具としての信頼性を維持したまま、タイヤのパターン(溝の形)でオフロード感を演出できるのが最大の魅力です。
スズキの公式諸元表でも、DA17Vの純正タイヤとして「145/80R12 80/78N LT」が指定されています。
また、TOYO TIRESの公式サイトでも、OPEN COUNTRY R/Tのラインアップとして同サイズが「軽トラック・バン用」として明記されています。
参考
OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー・アールティー)TOYO TIRES
車男爵
ただし、ワゴン(DA17W)にお乗りの方は一点だけ注意が必要です。
エブリィワゴン(特に高年式や上位グレード)の場合、フロントブレーキのキャリパーサイズがバンとは異なる場合があります。
12インチのホイールを装着しようとすると、ホイールの内側がキャリパーに干渉して取り付けられないケースが報告されています。
ワゴンでインチダウンを検討する際は、必ず実車での仮当て確認を行ってください。
【14インチ】ワゴンなら「155/65R14」が有力候補(要・外径&規格確認)
エブリィワゴン(DA17W)にお乗りの方や、バンの見た目をスタイリッシュにインチアップしたい方には、「155/65R14」が有力な選択肢となります。
ワゴンの純正サイズ「165/60R14」と比較しても外径差はごくわずかであり、ノーマル車高でもフェンダーへの干渉リスクを低く抑えられます。
- ワゴンの純正外径(約553mm)に対し、155/65R14(約557mm)と差が少ない
- タイヤ幅が少し狭くなるため、ハンドル全切り時の内側干渉を回避しやすい
- 軽自動車の一般的サイズなので銘柄の選択肢が豊富
外径差が約4mm程度であれば、スピードメーターの誤差も許容範囲内に収まる可能性が高いでしょう。
ただし、オープンカントリーR/Tのこのサイズは、速度記号(スピードレンジ)が「Q(160km/h)」設定となっている場合があります。ワゴンの純正タイヤ「H(210km/h)」と比べると対応速度域が下がります。
日本の公道で160km/hを出すことはありませんが、タイヤの設計上の余裕が変わる点は理解しておきましょう。
【注意点】バン(DA17V)に14インチは「負荷能力不足」の壁がある
ここで、バン(4ナンバー貨物)にお乗りの方に非常に重要な警告があります。
「ワゴンで155/65R14が履けるなら、バンでも同じサイズでいいのでは?」と考えるのは危険です。なぜなら、このサイズの多くは乗用車用規格であり、貨物車に必要な「負荷能力(ロードインデックス)」を満たしていない場合が多いからです。
- 最大積載量まで荷物を積むとタイヤの耐荷重を超える恐れがある
- ロードインデックス不足により車検不適合となる可能性が高い
- 万が一のバースト事故などの際、整備不良を問われるリスクがある
車検証に記載された「後後軸重」と「最大積載量」を足した重量を支えきれないタイヤは、保安基準違反となります。
一部の検査場や判定基準の緩和により通るケースもゼロではありませんが、ディーラー車検などでは「貨物用タイヤ(LTタイヤ)以外は入庫お断り」とされるのが一般的です。
車男爵
【要警戒】「165/65R14」や15インチは干渉事例が多く推奨しにくい
ネット検索やSNSでよく見かける「ハスラーサイズ」こと「165/65R14」や、さらに大きい15インチのサイズ。これらをエブリィのノーマル車高で履こうとするのは、初心者にはおすすめできません。
165/65R14の外径は約570mmにもなり、純正サイズより20mm近く大きくなります。
この状態でハンドルを一杯まで切ると、フロントバンパーの内側やタイヤハウスのインナーカバーにタイヤの角が接触(干渉)する事例が多発しています。
「履けました!」という口コミの裏には、「実はバンパーを少しカットしました」「インナーをハンマーで叩きました」「干渉するけど気にせず乗っています」という注釈が隠れていることが少なくありません。
タイヤの外径計算については以下のサイトなども参考になりますが、計算上の数値だけでなく、実際の車体クリアランスは想像以上にシビアです。
車男爵
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なぜ「オープンカントリーR/T」が支持されるのか?他社タイヤとの比較

エブリィのカスタムにおいて、なぜこれほどまでに「オープンカントリーR/T」が一強状態となっているのでしょうか。
その理由は、他社製タイヤと比較した際の「絶妙なバランス」にあります。ここでは、その人気の秘密と、誤解されがちな雪道性能について解説します。
- 「見た目」と「快適性」のバランスがエブリィに最適
- 雪道性能の誤解「M+S」でも凍結路面は危険
それでは、それぞれの詳細を見ていきましょう。
「見た目」と「快適性」のバランスがエブリィに最適
オープンカントリーR/Tの「R/T」とは、「Rugged Terrain(ラギッドテレーン)」の略です。
これは、泥道に強い「M/T(マッドテレーン)」と、舗装路も快適な「A/T(オールテレーン)」の中間に位置する、いわば「いいとこ取り」をしたハイブリッドタイヤであることを意味します。
- タイヤ中央部 ⇒ 舗装路でのノイズを抑える配置
- タイヤ側面(ショルダー) ⇒ 泥道でグリップするゴツゴツした配置
この設計により、街乗りでは比較的静かで快適な走りを維持しつつ、ひとたびオフロードに入れば力強いトラクションを発揮します。
他社の本格的なM/Tタイヤ(例:ナンカン FT-9など)は、見た目の迫力は満点ですが、舗装路でのロードノイズが「ゴーッ」と盛大に鳴り響く傾向があります。
「仕事や家族の送迎にも使うけれど、見た目はカッコよくしたい」というエブリィユーザーにとって、R/Tの実用的なバランスこそが最適解として支持されているのです。
参考
OPEN COUNTRY R/T 特長TOYO TIRES
雪道性能の誤解「M+S」でも凍結路面は危険
オープンカントリーR/Tの側面には「M+S(マッド&スノー)」という刻印があります。
これを見て「雪道も走れるなら、スタッドレスタイヤは不要では?」と考える方がいますが、それは非常に危険な誤解です。
- 新雪や圧雪 ⇒ 溝が雪を噛んで多少は進める
- 凍結路面(アイスバーン) ⇒ ゴムが硬く、ほとんど止まらない
R/Tタイヤのゴムは、岩場や泥道でカットされないように硬めに作られており、氷の上でグリップするために必要な「柔軟性」や「密着性」はスタッドレスタイヤに遠く及びません。
「積もったばかりの雪なら進むが、翌朝凍結した路面では全く止まらない」というユーザーの声も多く聞かれます。
車男爵
燃費やロードノイズは?エブリィ×マッドタイヤ(オープンカントリー)の口コミ傾向を整理

見た目がカッコよくなる反面、純正タイヤから履き替えることで失うものもあります。
実際にエブリィにオープンカントリーR/Tを装着している多くのユーザーが感じている「リアルな口コミ傾向」を整理しました。メリットだけでなく、デメリットも納得した上で導入しましょう。
- ロードノイズ|「気にならない」という声もあるが音量は増える傾向
- 燃費・加速|悪化を感じるユーザーが多い(環境差あり)
- 雨の日のグリップ|特に空荷のバンは慎重な運転を
以下、各項目について具体的に解説していきます。
ロードノイズ|「気にならない」という声もあるが音量は増える傾向
前述の通りR/Tは静粛性に配慮されていますが、それでも純正のエコタイヤと比較すればパターンノイズ(タイヤの溝が空気を叩く音)は確実に増加します。
特にエブリィは「キャブオーバー」という構造上、運転席のすぐ下にタイヤがあるため、足元からの音がダイレクトに車内に入ってきやすい車種です。
- 40km/h以下の街乗り ⇒ それほど気にならない
- 60km/h以上の走行 ⇒ 「コー」「ゴー」という音が目立ち始める
- オーディオ ⇒ ボリュームを1~2段階上げる必要がある
多くのユーザーは「見た目のカッコよさを考えれば許容範囲」と評価していますが、静かな車内空間を重視する方にとってはストレスになる可能性があります。
「スタッドレスタイヤと同じか、それより少しうるさい程度」とイメージしておくと、装着後のギャップが少ないでしょう。
燃費・加速|悪化を感じるユーザーが多い(環境差あり)
マッドタイヤへの交換は、燃費と加速性能に少なからず悪影響を及ぼします。
主な原因は、タイヤ自体の「重量増」と、ゴツゴツしたブロックによる「転がり抵抗の増大」です。特に純正スチールホイールから14インチアルミホイール+R/Tのセットに変更した場合、タイヤ1本あたり1.5kg~2kg程度の重量増になるケースもあります。
- 実燃費 ⇒ リッターあたり1km~1.5km程度低下する傾向
- 出足 ⇒ 信号待ちからの発進が少し重く感じる
- 登坂 ⇒ 坂道でキックダウン(シフトダウン)する頻度が増える
特にターボの付いていないNAエンジンのエブリィバンでは、このパワーロスを顕著に感じやすいです。
「見た目の代償として、多少の燃費悪化は織り込み済み」と割り切れるかどうかがポイントになります。
雨の日のグリップ|特に空荷のバンは慎重な運転を
オープンカントリーR/Tは太い溝があるため排水性は悪くありませんが、路面と接しているゴムの面積(接地面積)自体は、溝が少ないノーマルタイヤよりも少なくなります。
また、ブロック剛性が高いため、濡れた路面の微細な凹凸に対する密着性がやや劣る傾向にあります。
- 濡れたマンホールの上
- 工事現場の鉄板
- 雨の日の横断歩道の白線
こうした場所では、発進時にホイールスピンしたり、ブレーキ時にABSが早めに作動したりすることがあります。
車男爵
ノーマル車高のエブリィが劇的変化!マッドタイヤ(オープンカントリー)に似合うおすすめホイール3選

タイヤが決まったら、次はホイール選びです。
「タイヤがゴツくなったのに、ホイールが普通のシルバーだと少し浮いてしまう」という悩みは、ホイールを変えるか、あるいは色を変えることで一気に解決します。
ここでは、エブリィの足元を劇的に変えるおすすめの選択肢を紹介します。
- 【重要】バン(貨物)は「JWL-T」等の強度規格を重視する
- 定番の「オフロード」デザイン(MLJ XTREME-Jなど)
- レトロスタイルで差別化(DEAN Cross Countryなど)
- コスパ重視のブラックホイール(純正スチール塗装含む)
以下より、それぞれの選択肢について詳しく解説します。
【重要】バン(貨物)は「JWL-T」等の強度規格を重視する
デザインを選ぶ前に、バン(4ナンバー)ユーザーには絶対に確認してほしい規格があります。
それは、アルミホイールの強度規格である「JWL-T」マークの有無です。
- 乗用車(5ナンバー) ⇒ 「JWL」マークがあればOK
- 貨物車(4ナンバー) ⇒ 「JWL-T」マークが事実上必須
貨物車であるエブリィバンは、重い荷物を積むことを前提に作られています。そのため、車検時には乗用車用(JWL)よりも厳しい強度基準(JWL-T)をクリアしたホイールであることが求められます。
最近はJWL規格でも耐荷重性能が高いホイールが増えていますが、検査員の判断によっては「JWL-Tの刻印がない」という理由だけで指摘されるリスクがあります。
車男爵
定番の「オフロード」デザイン(MLJ XTREME-Jなど)
エブリィをワイルドな「アゲ系」スタイルに仕上げたいなら、MLJ社の「XTREME-J(エクストリームジェイ)」シリーズが鉄板です。
特に「XJ04」などは、無骨なクロススポークとビードロック風のリムデザインが特徴で、オープンカントリーR/Tのサイドブロックデザインと抜群の相性を誇ります。
- マッドタイヤに負けない力強いデザイン
- 12インチや14インチでも「JWL-T」規格適合品が多い
- マットブロンズやサテンブラックなどカラーが豊富
多くのエブリィユーザーに選ばれている実績があり、サイズ設定(インセットなど)も軽バンに合わせやすいため、失敗が少ない選択肢と言えます。
レトロスタイルで差別化(DEAN Cross Countryなど)
「ゴツゴツしすぎるのは苦手」「キャンプ場でお洒落に見せたい」という方には、クリムソン社の「DEAN Cross Country(ディーン クロスカントリー)」がおすすめです。
- 往年の名車を彷彿とさせるクラシックな丸穴デザイン
- ホワイトやブラックなど、ボディ色に合わせやすいカラー展開
- センターキャップの脱着で表情を変えられる
ホワイトレター(タイヤの文字が白いタイプ)のタイヤや、ベージュ・カーキといったアースカラーのエブリィと組み合わせると、非常に可愛らしくもタフな「お洒落な道具感」を演出できます。
コスパ重視のブラックホイール(純正スチール塗装含む)
「タイヤにお金をかけたから、ホイール代は節約したい」という方は、あえて純正のスチールホイール(鉄チン)を活用するのも一つの手です。
シルバーの純正ホイールを、マットブラック(つや消し黒)やチッピング塗装(ざらざらした質感の塗装)でDIY塗装するだけで、足元の印象は激変します。
- 塗装にかかる費用が数千円で済む
- 傷がついても再塗装で簡単に補修できる
- 「道具感」が出て、逆に玄人っぽく見える
また、中古パーツ店などで安価に売られている他車種(例えばホンダN-VAN用など)の黒いスチールホイールを流用するカスタムも人気です。ただし、流用時はハブ径やインセットが適合するかどうかの確認が必須となります。
エブリィのノーマル車高でマッドタイヤ(オープンカントリー)を履くための確認ステップ

最後に、実際にタイヤを購入する前に必ず行ってほしい「適合確認」のステップを解説します。
「ネットで見たから大丈夫」ではなく、あなたの車の車検証を見て判断することが、失敗しないための唯一の方法です。
以下より、各ステップの詳細を解説します。
【ステップ1】車検証で「軸重」を確認し、必要な負荷能力を知る
まずは車検証(電子車検証の場合は「自動車検査証記録事項」)をお手元に用意してください。
そこには「前前軸重」と「後後軸重」という数値が記載されています。この数値は、車検時にタイヤ1本あたり最低限どれだけの重さを支えられなければならないかの基準になります。
- 計算式 ⇒ (前前軸重 または 後後軸重 の重い方の数値)÷ 2
例えば、後後軸重が430kgで、最大積載量が350kgの場合、後輪にはさらに積載分の荷重がかかります。これらを合算した数値を2で割った重量に対し、選ぼうとしているタイヤの「ロードインデックス(耐荷重)」が上回っている必要があります。
車男爵
【ステップ2】空気圧管理|「負荷能力」を満たす空気圧設定
タイヤの規格(LTタイヤや乗用車タイヤ)が変わると、純正指定の空気圧(運転席ドア付近に記載)では性能を発揮できない場合があります。
特にインチアップした場合や、LTタイヤを選んだ場合は、タイヤメーカーが公表している「空気圧別負荷能力対応表」を参照する必要があります。
参考
空気圧別負荷能力対応表JATMA(日本自動車タイヤ協会)規格
必要な負荷能力を満たす空気圧が入っていないと、タイヤがたわみすぎて発熱し、最悪の場合は走行中にバースト(破裂)する危険があります。必ず適正値をショップで確認してください。
【ステップ3】はみ出し基準|「フェンダー内に収める」が鉄則
「タイヤは10mmまではみ出しても車検OK」という話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、これは主に「乗用車(5ナンバー/3ナンバー)」を対象とした規制緩和であり、貨物車(4ナンバー)のエブリィバンにおいては、依然として判定が厳しいケースがあります。
- 貨物車は規制緩和の対象外とされる場合がある
- タイヤの「ゴム部分」は良くても、ホイールや文字の突出はNG
- オープンカントリーR/Tはサイドブロックが出っ張っているため実測値より太く見える
車検トラブルを避けるためには、ギリギリを攻めるのではなく、インセット(+45など)を調整して「フェンダー内にしっかり収める」のが鉄則です。
【ステップ4】干渉チェック|静止時だけでなく走行状態を想定する
タイヤを装着したら、最後の仕上げとして実車での干渉チェックを行います。
平らな場所に止めてハンドルを切るだけでは不十分です。
- 据え切り確認 ⇒ ハンドルを左右一杯まで切った状態で、バンパー裏やインナーカバーに紙1枚通る隙間があるか
- 沈み込み確認 ⇒ 段差を乗り越えてサスペンションが縮んだ時に、フェンダーアーチとタイヤが当たらないか
もし干渉が見つかった場合は、インナーカバーを少しカットするなどの加工が必要になることもあります。これらを許容できない場合は、無理なサイズアップを避けるべきです。
まとめ

エブリィのノーマル車高でオープンカントリーR/Tを履くためのポイントを解説しました。
- バン(DA17V)なら純正同等の「145/80R12 80/78N」が最も安全で確実です。
- ワゴン(DA17W)なら外径差の少ない「155/65R14」が有力候補ですが、ロードインデックスに注意が必要です。
- 「165/65R14」などのハスラーサイズは、ノーマル車高では干渉リスクが高いため推奨しません。
- ホイール選びでは、特にバンの方は「JWL-T」規格を必ず確認してください。
マッドタイヤによるカスタムは、エブリィの見た目を劇的にカッコよく変えてくれます。
しかし、それは「安全」と「法規遵守」という土台があってこそ輝くものです。
今回紹介した知識を武器に、ご自身の用途に合ったベストなタイヤサイズを選び、安心で楽しいエブリィライフを送ってください。


