新型タントカスタムがダサいと言われる5つの理由!かっこいい魅力とライバル比較も

最新の軽スーパーハイトワゴンとして注目を集めるダイハツ「新型タントカスタム」。

2022年秋のマイナーチェンジで押し出し感の強いデザインに進化したカスタムモデルは、かつてないほど賛否両論を呼んでいます。

「ダサい」「オラオラすぎる」という厳しい声がある一方で、「軽版レクサス」「精悍でかっこいい」という肯定的な評価も存在し、その評価は真っ二つに分かれています。

この記事では、新型タントカスタムのデザインが賛否両論となる理由を徹底分析し詳しく解説します。

新型タントカスタムがダサいと言われる5つの理由

新型タントカスタムのデザインについて、インターネット上では辛辣な意見も多く見受けられます。

価格.comやみんカラなどの大手口コミサイト、SNS、各種掲示板を調査したところ、「ダサい」と感じる人たちが共通して指摘するポイントが明確に浮かび上がってきました。

以下より、実際のユーザーの声を交えながら詳しく解説します。

【理由1】大きすぎるフロントグリルによる「オラオラ感」

新型タントカスタムで最も賛否が分かれるのが、車体の半分近くを占めるかのような巨大なフロントグリルです。

このデザインは、高級ミニバンの「アルファード」や「ヴェルファイア」を彷彿とさせる迫力重視の造形となっており、軽自動車としては異例の大きさを誇ります。

特に問題視されているのは、軽自動車規格の全幅1,475mmというコンパクトなボディに対して、グリルの主張が強すぎることです。

実際の所有者からは「駐車場で隣に停まられると圧迫感がある」「狭い道ですれ違う時に相手が怯える」といった、日常使いでの弊害を指摘する声も上がっています。

【理由2】メッキ加飾の多用が「下品」に見える

新型タントカスタムは、フロントグリルだけでなく車体の随所にメッキパーツが散りばめられています。

2024年10月の一部改良モデルでは、さらにメッキ加飾のオプションが追加され、サイドガーニッシュ（メッキ）が2万7500円で装着可能になりました。

ダイハツのデザイナーは「効かせどころにだけ使う」と説明していますが、実際のユーザーレビューでは「それでもやりすぎ」と感じる人が少なくないのが現状です。

実際、中古車市場ではメッキパーツの劣化やくすみが査定価格に影響するという声もあり、長期的な所有を考える人にとっては懸念材料となっています。

【理由3】軽自動車らしからぬ「威圧感」

軽自動車は本来、コンパクトで親しみやすい存在であるべきという考えを持つ人にとって、新型タントカスタムの威圧的なデザインは大きな違和感を感じさせます。

全高1,755mm（2WD）という堂々としたボディサイズに、攻撃的なフロントマスクが組み合わさることで、まるで大型ミニバンが迫ってくるような圧迫感を与えているのです。

特に都市部の狭い道路や駐車場では、この威圧感が実際の運転マナーや周囲との関係性にまで影響を与えているという報告もあります。

また、Yahoo!知恵袋では「男性が軽自動車に乗るのはダサいと言われるが、タントカスタムのようなオラオラ系ならどうか」という質問に対し、「逆に背伸びしている感じがしてダサい」という回答が寄せられています。

【理由4】旧型（3代目）の方がシンプルで良かったという声

興味深いことに、現行の4代目タントカスタムは2019年の登場時はメッキよりもブラック基調のやや落ち着いたデザインでした。

しかし、2022年秋のマイナーチェンジで再び押し出し感の強いデザインに変更されたことで、「改悪」と感じる既存オーナーも少なくありません。

実際の中古車市場でも、マイナーチェンジ前のモデルの方が人気が高いという販売店の声もあり、デザイン変更が必ずしも成功とは言えない状況が浮き彫りになっています。

【理由5】内装の質感が外観の迫力に負けている

外観の派手さに対して、内装の質感が追いついていないという指摘は、実際に購入したオーナーから特に多く聞かれる不満点です。

カスタムRSの価格が208万4500円（4WD）という高額にもかかわらず、インテリアの質感は「100万円台前半の軽自動車と大差ない」という厳しい評価も見受けられます。

実際のオーナーレビューでは、以下のような具体的な不満が挙げられています。

特に問題視されているのは、外観で「軽版レクサス」を謳いながら、内装は明らかにコストカットの跡が見えるというギャップです。

競合のN-BOXカスタムがインテリアの質感向上に力を入れているのに対し、タントカスタムは外観偏重の商品企画になっているという指摘もあります。

結局のところ、「見た目は高級車、中身は普通の軽自動車」というアンバランスさが、「ダサい」という評価につながっている大きな要因と言えるでしょう。

ダサいは誤解？新型タントカスタムのかっこいい7つの魅力

一方で、新型タントカスタムを「かっこいい」と評価する声も多く存在します。

実際のアンケートでは新型デザインを支持する人が52.8%と過半数を占めており、購入者満足度調査でも高い評価を獲得しています。

否定的な意見に惑わされることなく、タントカスタムが持つ本来の魅力を詳しく見ていきましょう。

以下より、実際のオーナーの声も交えながら詳しく解説します。

【魅力1】軽自動車トップクラスの存在感と迫力

新型タントカスタムの最大の魅力は、軽自動車とは思えない圧倒的な存在感です。

全高1,755mm（2WD）/1,775mm（4WD）という堂々としたボディサイズは、軽スーパーハイトワゴンの中でもトップクラスの高さを誇ります。

実際のオーナーからは、「高速道路でも普通車に負けない存在感がある」「駐車場で見つけやすい」といった実用面でのメリットを挙げる声も多く聞かれます。

また、所有する喜びという観点でも、「軽自動車に見えない」というインパクトは大きな満足感をもたらしています。

【魅力2】高級感を感じさせる精悍なフロントフェイス

「派手さが好みです」「新型のほうがカスタムのイメージに合っている」という支持者の声にあるように、高級車を思わせる精悍な顔つきは大きな魅力です。

特に2024年10月の一部改良モデルでは、ボディカラーに特別色「クールバイオレットクリスタルシャイン」が追加され（オプション価格6万6000円）、より高級感のある仕上がりが可能になりました。

実際の購入者からは、「200万円クラスの軽自動車に相応しい見た目」「所有欲を満たしてくれるデザイン」といった声が上がっています。

【魅力3】シャープなLEDヘッドライトがもたらす先進性

新型タントカスタムのシャープで細いLEDヘッドライトは、先進性と洗練さを感じさせるデザインポイントです。

「全体的にシャープに見える」「ヘッドランプが細くてグリルが大きいのが良い」という評価が示すように、この組み合わせが独特の魅力を生み出しています。

実際のユーザーからは、「夜間の存在感が格段に上がった」「ハロゲンランプの時代には戻れない」といった声が寄せられています。

【魅力4】ボディカラーで「オラオラ感」は調整できる

実は、ボディカラーの選択によって印象は大きく変わります。

タントカスタムは全10色のボディカラーが用意されており、選択次第で威圧感を抑えることも、逆に強調することも可能です。

特に人気の高いツートンカラー（ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール）は、オプション価格7万7000円と高額ながら、オラオラ感と上品さのバランスが取れていると評判です。

【魅力5】カスタムパーツで自分だけの「かっこよさ」を追求できる

タントカスタムはアフターパーツが豊富で、自分好みにカスタマイズできる楽しさがあります。

メッキパーツを減らしたり、エアロパーツを追加したりすることで、オリジナリティあふれる一台に仕上げることができます。

また、純正アクセサリーも充実しており、ディーラーオプションだけでも個性を演出できます。

【魅力6】圧倒的な室内の広さとミラクルオープンドアの利便性

デザインだけでなく、実用性の高さもタントカスタムの大きな魅力です。

タントシリーズ最大の特徴である「ミラクルオープンドア」は、助手席側のセンターピラーをドアに内蔵することで、最大1,490mmという驚異的な開口幅を実現しています。

実際のオーナーからは以下のような声が寄せられています。

さらに、荷室の使い勝手の良さも特筆すべき点です。

【魅力7】ターボモデルの力強い走りと優れた走行性能

タントカスタムのターボモデル（カスタムRS）は、最高出力64馬力（47kW）/6,400rpm、最大トルク100N・m（10.2kgf・m）/3,600rpmを発揮し、軽自動車とは思えない力強い走りを実現しています。

実際の走行性能について、オーナーからは高い評価が寄せられています。

燃費性能についても、実燃費で15～18km/L程度という報告が多く、車格を考えれば十分な数値と言えるでしょう。

さらに、最新の安全装備「スマートアシスト」も全車標準装備（非装着車を除く）されており、走行性能だけでなく安全性も高いレベルで確保されています。

ライバル比較｜N-BOX・スペーシアと比べてタントカスタムのデザインはどう？

軽スーパーハイトワゴンのカスタム系モデルは、各社が個性的なデザインで激しい競争を繰り広げています。

3車種を比較すると、タントカスタムが最も「オラオラ度」が高いことは明らかです。

この「一番オラオラ」という個性を、魅力と捉えるか欠点と捉えるかは、まさに人それぞれと言えるでしょう。

新型タントカスタムで満足する人・後悔する人

デザインの好みは人それぞれですが、タントカスタムを選んで満足する人と後悔する人には、ある程度の傾向があります。

購入を検討している方は、自分がどちらのタイプに当てはまるか確認してみてください。

以下より、詳しく解説します。

満足する人

新型タントカスタムで満足する人の特徴は以下の通りです。

後悔する人

一方で、購入後に後悔する可能性が高い人の特徴も明確です。

特に「オラオラ感が苦手」「軽自動車は可愛らしい方がいい」という価値観の人は、他の車を検討した方が良いかもしれません。

どうしてもデザインが苦手なら「ファンクロス」という選択もあり

タントカスタムのオラオラ顔がどうしても受け入れられない方には、同じタントシリーズの「ファンクロス」という新たな選択があります。

2022年秋のマイナーチェンジで新設定されたこのモデルは、カスタムとは全く異なるコンセプトで開発されました。

以下より、詳しく解説します。

カスタムにはない！SUVテイストの「アクティブ」と「タフ」な世界観

タントファンクロスは、SUVテイストを取り入れたタフギア感が特徴で、アウトドアで映えるアクティブなスタイリングを実現しています。

タントカスタムとファンクロスを徹底比較

タントカスタムとファンクロスは、同じタントシリーズでありながら全く異なるキャラクターを持っています。

• 【比較1】デザインコンセプト「都会の洗練 vs 自然の遊び心」
• 【比較2】インテリアの雰囲気と専用装備
• 【比較3】想定されるユーザーとライフスタイル

以下より、各項目を詳しく見ていきます。

【比較1】デザインコンセプト「都会の洗練 vs 自然の遊び心」

【比較2】インテリアの雰囲気と専用装備

インテリアでも両モデルの個性は明確に分かれています。

【比較3】想定されるユーザーとライフスタイル

それぞれのモデルが想定するユーザー像も大きく異なります。

まとめ

新型タントカスタムのデザインは、確かに賛否両論を呼ぶ個性的なものです。

「ダサい」と言われる理由は、大きすぎるフロントグリル、メッキの多用、軽自動車らしからぬ威圧感などにあります。

一方で「かっこいい」と評価する人は、その存在感や高級感、先進性を魅力として捉えています。

結局のところ、デザインの好みは十人十色。「ダサい」か「かっこいい」かは、あなた自身の価値観次第です。

大切なのは、周囲の評価に惑わされることなく、自分が本当に気に入った車を選ぶこと。

タントカスタムの個性的なデザインが、あなたのカーライフを豊かにする一台となるかどうか、ぜひ実車を見て判断してみてください。