三菱ミラージュがひどいと言われる4つの理由!買って後悔?満足?

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三菱ミラージュは2023年7月に生産終了となったコンパクトカーです。

タイで生産される世界戦略車として2012年に復活したミラージュですが、ネット上では「ひどい」「買って後悔した」という声が散見される一方で、「コスパ最高」「実用的で満足」という評価も存在します。

この記事では、2020年4月の大幅改良(マイナーチェンジ)以降のモデルを中心に、実際のユーザー評価や専門家の意見を徹底調査し、ミラージュの真の姿に迫ります。

三菱ミラージュがひどいと言われる4つの理由

三菱ミラージュについて調査したところ、確かに厳しい評価を受けている部分があることが分かりました。

特に以下の4つの点で「ひどい」という声が挙がっています。

  • 【理由1】内装が安っぽい・コストカットが露骨
  • 【理由2】加速がもっさり・登り坂で力不足
  • 【理由3】3気筒エンジン特有の騒音と振動が気になる
  • 【理由4】乗り心地が硬く、ロードノイズも大きい

以下より、詳しく解説します。

【理由1】内装が安っぽい・コストカットが露骨

ミラージュの内装について、多くのユーザーから「安っぽい」「コストカットの跡が目立つ」という指摘があります。

実際に乗ったユーザーからは「「内装パーツの取り付けが甘い」「プラスチック部品の質感が低い」」という具体的な不具合の報告も。

車男爵

センタークラスターの中途半端な角丸台形のデザインが際立ってダサいという意見も多く見られました。

また、内装の素材感についても「樹脂パーツの質感が低く、触った感触も安っぽい」という評価が目立ちます。

タイ生産という背景が品質に影響

ミラージュはタイのチョンブリ県で生産され、日本に逆輸入される形で販売されています。

この生産体制について、「コスト削減を最優先にした結果、内装品質が犠牲になっている」という分析があります。

車男爵

世界戦略車として新興国市場も視野に入れた設計のため、日本のユーザーが期待する品質レベルには達していない部分があるようです。

【理由2】加速がもっさり・登り坂で力不足

ミラージュに搭載される1.2L 3気筒エンジン(78馬力)について、「加速がもっさりしている」「登り坂でパワー不足を感じる」という声が多く聞かれます。

実際のユーザーレビューでは「エンジンがうるさい割に非力」という評価もあり、特に高速道路の合流や追い越し時にストレスを感じるケースが報告されています。

パワー不足を感じるシーン
  • 高速道路の合流時
  • 急な上り坂での走行時
  • 複数人乗車時の加速
  • エアコン使用時の動力性能低下

車男爵

ただし、車重が860~910kgと軽量なため、街乗りレベルでは「それなりに軽快に走る」という評価もあります。

【理由3】3気筒エンジン特有の騒音と振動が気になる

3気筒エンジン特有の振動と騒音について、多くのユーザーが不満を持っています。

ドルドルドルって感じで、振動が気に障る」「停止状態から発進した際のエンジン音がうるさい」といった具体的な指摘があり、「車内の会話が聞こえないほどの音」という極端な評価も。

3気筒エンジンの問題点
  • アイドリング時の振動が大きい
  • 加速時のゴロゴロとした排気音
  • 遮音材の簡素さによる騒音の侵入
  • 高速走行時のエンジン音の増大

ただし、一部のユーザーからは「思ったよりノイズや振動が少ない」「3気筒ゆえのアイドル振動や音は意識しなければ判別できない程度」という意見もあり、個人差があることがうかがえます。

【理由4】乗り心地が硬く、ロードノイズも大きい

ミラージュの足回りについて、「乗り心地が硬い」「ロードノイズが大きい」という評価が目立ちます。

特に「40km/h以下だとシッカリとした固めの乗り心地」という具体的な指摘があり、街中の段差や路面の凹凸を拾いやすいという問題が報告されています。

車男爵

高速走行では風切り音やらロードノイズやらとても賑やかで、長距離ドライブには向かないという評価もあります。

乗り心地の問題点
  • 低速域での突き上げ感
  • 路面からの振動が直接伝わる
  • 遮音性の低さによる騒音
  • シートのホールド性やクッション性の不足

ひどいだけじゃない!ミラージュの3つのメリット

ここまで厳しい評価を紹介してきましたが、ミラージュには「だからこその魅力」もあります。

実際のユーザーからは以下のような高評価も寄せられています。

  • 【メリット1】圧倒的に安い中古価格(低いリセールバリューの恩恵)
  • 【メリット2】良好な燃費性能(WLTCモード20.0km/L)
  • 【メリット3】コンパクトで運転しやすい取り回しの良さ

以下より、詳しく解説します。

【メリット1】圧倒的に安い中古価格(低いリセールバリューの恩恵)

ミラージュの最大の魅力は、中古車価格の安さです。

調査によると、中古車価格は20.5万円~139.8万円の範囲で、特に2020年式でも35.4万円~81.7万円という驚きの価格帯で取引されています。

中古車価格の相場(2025年時点)
  • 2022年式(3年落ち) ⇒ 46.9万円~111.0万円
  • 2021年式(4年落ち) ⇒ 47.4万円~107.1万円
  • 2020年式(5年落ち) ⇒ 35.4万円~81.7万円

車男爵

「売る時下取りがとんでもなく安い」というデメリットは、中古で買う側にとっては大きなメリットになりますね!

この価格帯なら、軽自動車の新車を買うよりも安く、普通車の安全性と室内空間を手に入れられることになります。

【メリット2】良好な燃費性能(WLTCモード20.0km/L)

ミラージュの燃費性能は、コンパクトカーの中でもトップクラスです。

カタログ値ではWLTCモード20.0km/Lとなっていますが、実際のユーザーからは「街乗りでも22km/L、高速なら25km/L程度の実燃費を記録する」という報告があります。

実燃費の報告例
  • 街乗り中心 ⇒ 約22km/L
  • 高速道路 ⇒ 約25km/L
  • エアコン使用時 ⇒ 約20km/L

この優れた燃費性能は、車重の軽さ(860-910kg)とCVTの組み合わせによって実現されています。

車男爵

ガソリン価格が高騰する昨今、この燃費性能は家計に優しい大きなメリットです。

【メリット3】コンパクトで運転しやすい取り回しの良さ

ミラージュの車体サイズは全長3,855mm×全幅1,665mm×全高1,505mmとコンパクトで、最小回転半径4.6mという優れた小回り性能を誇ります。

実際のユーザーからは「駐車場から出るところで『あっ、これ小回りが効く!』と感じました」という声があり、狭い道や駐車場での取り回しの良さが高く評価されています。

取り回しの良さを実感する場面
  • 狭い駐車場での切り返し
  • 住宅街の細い道での対向車とのすれ違い
  • Uターン時の小回り
  • スーパーの立体駐車場での走行

また、「ブレーキペダルが軽すぎない(カックンにならない)」という評価もあり、運転のしやすさに配慮された設計となっています。

ミラージュを買って後悔する人・満足できる人の特徴

ここまで見てきたミラージュの特徴から、どんな人に向いているのか、どんな人は避けるべきなのかを整理してみましょう。

  • こんな人にはおすすめ「できない」
  • こんな人には「最高の相棒」になる

以下より、それぞれ詳しく見ていきます。

こんな人にはおすすめ「できない」

ミラージュの購入を避けた方が良いのは、以下のような方です。

ミラージュが向かない人
  • 内装の質感にこだわりがある人 ⇒ プラスチッキーな内装に失望する可能性大
  • 高速道路を頻繁に利用する人 ⇒ パワー不足と騒音でストレスを感じる
  • 静粛性を重視する人 ⇒ 3気筒エンジンの騒音とロードノイズに悩まされる
  • リセールバリューを気にする人 ⇒ 売却時の査定額に愕然とする
  • 長距離ドライブが多い人 ⇒ 硬い乗り心地と騒音で疲労が蓄積

車男爵

特に「車は走りや質感が大事」という価値観の方には、他社のコンパクトカーをおすすめします。

こんな人には「最高の相棒」になる

一方、以下のような方にとっては、ミラージュは「最高の相棒」になる可能性があります。

ミラージュが最適な人
  • とにかく安く普通車が欲しい人 ⇒ 中古なら50万円以下で良質な個体が見つかる
  • 街乗り中心の使い方をする人 ⇒ 小回りの良さと燃費の良さが活きる
  • セカンドカーを探している人 ⇒ 維持費の安さが魅力
  • 初心者ドライバー ⇒ 取り回しの良さと運転のしやすさ
  • 車は移動手段と割り切れる人 ⇒ 実用性重視なら十分な性能

実際のユーザーからは「日常の足としては、最高の車です」という評価もあり、用途を明確にして選べば満足度の高い選択となります。

車男爵

「他人の評価がどうであれ、自身が運転するわけですから自身が納得いくものを買うべき」という意見もありました。まさにその通りですね!

生産終了の今、中古ミラージュを賢く買うための方法

2023年7月に生産終了となったミラージュですが、中古市場には良質な個体が豊富に流通しています。

ここでは、失敗しない中古ミラージュの選び方を解説します。

  • 方法1|新古車・登録済未使用車を狙う
  • 方法2|2020年以降の高年式・最終モデルに絞る

以下より、具体的な選び方を見ていきましょう。

方法1|新古車・登録済未使用車を狙う

生産終了直前の2022年~2023年式の新古車・登録済未使用車は、新車同様の品質を格安で手に入れる絶好のチャンスです。

新古車・登録済未使用車のメリット
  • 走行距離が極めて少ない(数km~数百km程度)
  • メーカー保証が残っている
  • 新車価格より30~50万円程度安い
  • 内装の劣化やヘタリがない

特に「ミラージュ G」グレードの登録済未使用車は、ナビ・バックカメラ・ETC・オートライトなどの装備が充実していることが多く、狙い目です。

方法2|2020年以降の高年式・最終モデルに絞る

2020年4月の大幅改良(マイナーチェンジ)で、ミラージュは大きく進化しました。

2020年以降モデルの改良点
  • ダイナミックシールド採用 ⇒ フロントデザインが大幅に改善
  • 先進安全装備の強化 ⇒ 衝突被害軽減ブレーキ(FCM)標準装備
  • 車線逸脱警報(LDW) ⇒ 安全性の向上
  • オートマチックハイビーム(AHB) ⇒ 夜間走行の安全性向上

車男爵

マイナーチェンジ前後では、見た目も安全性も大きく違います。少し予算を上乗せしてでも2020年以降のモデルを選ぶ価値があります!

また、最終モデルに近いほど細かな改良が積み重ねられているため、より完成度の高い個体を手に入れることができます。

MEMO

中古車選びの際は、必ず試乗して「3気筒エンジンの音」「乗り心地」「内装の状態」を自分の感覚で確かめることが重要です。個人差が大きい部分なので、他人の評価だけで判断せず、自分で体感してみましょう。

まとめ

三菱ミラージュが「ひどい」と言われる理由を調査した結果、確かに内装品質の低さ、パワー不足、騒音・振動、乗り心地の硬さといった課題があることが分かりました。

しかし一方で、圧倒的に安い中古車価格、優れた燃費性能(実燃費22-25km/L)、取り回しの良さという明確なメリットも存在します。

重要なのは、ミラージュの特性を理解した上で、自分の使用目的に合っているかを見極めることです。

  • 街乗り中心で、とにかく安く普通車が欲しい人
  • 燃費重視で維持費を抑えたい人
  • 小回りの利くセカンドカーを探している人

このような方にとっては、ミラージュは「コスパ最強の実用車」となる可能性があります。

特に2020年4月のマイナーチェンジ以降のモデルは、デザインも安全装備も大幅に改善されているため、中古車として狙い目です。

車男爵

「他人の評価がどうであれ、自身が運転するわけですから自身が納得いくものを買うべき」というユーザーの言葉が印象的でした。必ず試乗して、自分の感覚で判断することをおすすめします!

生産終了となった今だからこそ、良質な中古車を格安で手に入れるチャンスです。この記事を参考に、賢い選択をしていただければ幸いです。

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