タイヤに釘が刺さる確率は意外に高い?発生理由と予防の方法

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道路を走っていると、いつの間にかタイヤに釘やネジが刺さっているという経験はありませんか?

実はタイヤに釘が刺さる確率は私たちが想像しているよりも高く、ドライバーの半数以上が経験しているというデータもあります。

この記事では、タイヤに釘が刺さる確率や原因、万が一釘が刺さってしまった場合の対処法、そして釘パンクの予防方法まで詳しく解説します。

目次

タイヤに釘が刺さる確率|釘パンクの実態と確率データ

タイヤに釘が刺さる事態は、決してレアケースではありません。実際の統計データから、その実態を見ていきましょう。

  • 実際のパンク発生率 ⇒ ドライバーの54%が経験
  • 釘パンクが発生しやすい時期 ⇒ 購入後3年以内が全体の52%
  • パンク原因のトップは「釘などの異物」⇒ 全パンク原因の約78%

それぞれのデータについて詳しく解説します。

実際のパンク発生率 ⇒ ドライバーの54%が経験

タイヤフッドが2018年に実施した調査によると、ドライバーの54%が「タイヤのパンクを経験したことがある」と回答しています。つまり、2人に1人以上がパンクを経験しているということです。

また、JAF(日本自動車連盟)の救援データによると、2023年度のJAFロードサービス救援件数226万8868件のうち、約20%(45万3172件)がタイヤ関連のトラブルでした。特に高速道路では、タイヤ関連トラブルの割合が約40%に上昇し、最も多い救援理由となっています。

このデータから分かるのは、タイヤトラブル、特にパンクは非常に身近な問題であるということです。

釘パンクが発生しやすい時期 ⇒ 購入後3年以内が全体の52%

タイヤフッドの調査では、パンクの発生時期についても興味深いデータが示されています。

タイヤ購入後の経過期間別にパンク発生率を見ると、購入後1年未満が14%、3年未満が38%、5年未満が31%、5年以上が17%となっています。

つまり、購入後3年以内でパンクを経験するドライバーが全体の半数以上(52%)を占めているのです。このことから、比較的新しいタイヤでも釘パンクのリスクは十分にあると言えます。

パンク原因のトップは「釘などの異物」⇒ 全パンク原因の約78%

同調査によると、パンクの原因としては「釘などの異物」が78%で最も多く、次いで「劣化」が14%、「いたずら」が5%、「事故・その他」が3%となっています。

この結果から、パンクの約8割が釘やネジなどの異物によるものであることが分かります。つまり、釘パンクはタイヤトラブルの中で最も発生頻度が高い問題なのです。

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車男爵

特に新しいタイヤを4本装着した状態を維持したい方や、1本だけパンクしても他の3本との使用年月や残溝に差が出ないようにしたい方に適しています。

 

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釘が刺さりやすい状況とは?

なぜタイヤに釘が刺さる確率がこれほど高いのでしょうか?その背景には様々な原因があります。

  • なぜ道路に釘が落ちている?異物が発生する主な原因
  • どんな状況で刺さりやすい?雨・路肩・後輪などのリスク要因

以下より、詳細をお伝えします。

なぜ道路に釘が落ちている?異物が発生する主な原因

道路上に釘やネジなどの異物がある主な原因としては、以下が考えられます。

  • 建設・工事現場からの散乱 ⇒ 建物の建設や道路工事の現場で使用される釘やネジが、作業車両のタイヤに付着して道路上に落ちることがあります
  • 廃材・積荷の落下 ⇒ 工事用トラックなどから廃材や積荷が落下し、そこに含まれる釘やネジが道路上に散乱することがあります
  • 過去の事故や破損部品の放置 ⇒ 交通事故の際に飛散した車両部品や金属片が道路上に残されることがあります
  • 意図的な散布(まれなケース) ⇒ 悪質ないたずらとして、意図的に釘やネジを道路に散布するケースもあります(ただしこれは非常にまれです)

特に、建設ラッシュの地域や工事が頻繁に行われる場所では、釘やネジが道路に落ちている確率が高くなります。また、商業地域や倉庫街のような、トラックの出入りが多い場所も要注意です。

車男爵

建設現場の近くや工業地帯を走行する際は、道路上の異物に特に注意しましょう。釘やネジは小さいため見つけにくく、気づかないうちに踏んでしまうことが多いんですよ。

どんな状況で刺さりやすい?雨・路肩・後輪などのリスク要因

タイヤに釘が刺さるリスクは、いくつかの状況や条件によって高まります。特に注意すべき要因を見ていきましょう。

前輪より後輪に刺さりやすいメカニズム

smart-info.blogの分析によれば、タイヤに釘が刺さる確率は、前輪と後輪で差があるとされています。

前輪に釘が刺さる確率は約60%、後輪に釘が刺さる確率は約40%と報告されています。

前輪は車の重心が集中しており、路面の異物との接触確率が高くなります。また、前輪が通過した際に釘が立つことで、後輪に刺さりやすくなるケースもあります。

ただし、実際には前輪が通過した際に釘を弾き、その釘が立った状態で後輪が通過することで、後輪に刺さりやすくなるという意見もあります。特に雨の日などは、前輪が跳ね上げた水と一緒に釘が立ち、後輪に刺さりやすくなると考えられています。

雨の日や路肩走行でリスクが高まる理由

特にリスクが高まる状況として、以下のようなケースが挙げられます。

  • 雨の日の走行 ⇒ 雨で濡れた路面では釘などの異物が見えにくくなり、また水分によって釘が立ちやすい状態になることがあります
  • 路肩や車線の端の走行 ⇒ 道路の端や路肩には、中央部分よりも多くのゴミや異物が集まる傾向があります
  • 工事現場や建設現場の近く ⇒ 先述の通り、釘やネジが多く落ちている可能性が高い場所です
  • 低速走行時 ⇒ 高速走行に比べて、低速走行時の方が釘が刺さる角度になりやすいとされています

また、雨の日は特に注意が必要です。濡れた路面では釘などの異物が見えにくくなるだけでなく、水分によって釘が立ちやすい状態になることがあります。さらに、雨水と一緒に釘が流されて集まりやすい場所(排水溝の近くや凹んだ場所など)も要注意です。

車男爵

雨の日の運転では特に注意が必要です!水たまりの中に釘が隠れていることもあります。また、路肩走行も釘パンクのリスクが高いので、できるだけ車線の中央を走るようにしましょう。

釘パンクと保険・補償|使える条件とお得な保証サービスを解説

タイヤに釘が刺さってしまった場合、自動車保険は適用されるのでしょうか?また、より安心できる補償サービスにはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 自動車保険でタイヤの釘パンクは補償される?条件と注意点
  • パンクあんしん保証サービス ⇒ タイヤフッドのお得な保証内容を紹介

以下より、保険や補償について詳しく解説します。

自動車保険でタイヤの釘パンクは補償される?条件と注意点

結論から言うと、自動車保険でタイヤの釘パンクが補償されるかどうかは、加入している保険の種類や契約内容によって異なります

一般的に、車両保険(いわゆる「ぶつけた保険」)に加入していれば、タイヤの釘パンクも補償対象となる可能性がありますが、以下の点に注意が必要です。

  • 単独のタイヤ損害の場合 ⇒ タイヤだけの損害の場合、保険会社によっては補償対象外とするケースがあります
  • 経年劣化との区別 ⇒ タイヤの経年劣化による損害は補償対象外です
  • 等級ダウンのリスク ⇒ 保険を使用すると、翌年以降の等級がダウンし、保険料がアップする可能性があります
  • 免責金額(自己負担額)の存在 ⇒ 車両保険には免責金額が設定されていることが多く、修理費用がそれを下回る場合は保険を使うメリットがありません

車男爵

タイヤ1本の交換費用は数万円程度であることが多いため、等級ダウンによる長期的な保険料アップを考えると、釘パンク1本程度なら保険を使わずに実費で対応した方が経済的な場合がほとんどです。

タイヤフッドの「パンクあんしん保証」なら無料で新品タイヤになる

タイヤの専門通販サイト「タイヤフッド」では、タイヤ購入者向けに「パンクあんしん保証」というサービスを提供しています。

この保証を利用すれば、釘パンクなどのトラブルが発生した際に、新品タイヤへの交換費用をカバーできます。

タイヤフッドのパンクあんしん保証には、以下の3つのプランがあります。

タイヤフッドのパンクあんしん保証 3つのプラン
  • 6ヶ月ベーシック保証(無料) ⇒ パンクしたタイヤ1本を新品に交換。タイヤ購入時に自動付帯
  • 12ヶ月スタンダード保証(550円/本) ⇒ パンクしたタイヤ1本を新品に交換。保証期間が12ヶ月に延長
  • 24ヶ月プレミアム保証(1,100円~2,750円/本)1本だけパンクしても、4本すべてを新品に交換可能。24ヶ月間保証

特に注目すべきは「24ヶ月プレミアム保証」です。

通常、1本だけパンクして交換すると、他の3本との使用年数や摩耗状態に差が出てしまいますが、プレミアム保証なら1本のパンクでも4本全てを新品に交換できるため、タイヤの状態を均一に保つことができます。

保証金額の上限は10万円(税込)で、タイヤ代・交換工賃・配送料が全て含まれています。釘踏みやいたずらによるパンクはもちろん、縁石乗り上げや高速走行中のバーストなども保証対象となっています。

車男爵

タイヤフッドの調査では、ドライバーの半数以上がパンク経験があり、その約半数が購入後3年以内に発生しています。タイヤ交換時にはパンク保証が充実しているタイヤフッドでの購入を検討してみるといいでしょう。

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タイヤに釘が刺さったときの正しい対処法

タイヤに釘が刺さっていることに気づいたら、どのように対処すればよいのでしょうか?

間違った対応は状況を悪化させる恐れがあります。ここでは正しい対処法を解説します。

  • 絶対にやってはいけないこと ⇒ 釘を自分で抜く、そのまま放置する
  • 空気が抜けていない場合の対処 ⇒ 速度を控えめに専門店へ
  • 空気が抜けている場合の対処 ⇒ その場で停車し対応

以下より、それぞれの対処法について詳しく説明します。

絶対にやってはいけないこと ⇒ 釘を自分で抜く、そのまま放置する

タイヤに釘が刺さっていることに気づいた際、絶対にやってはいけないのが「釘を自分で抜くこと」です。

釘が刺さっていると、その釘がタイヤの穴を塞いでいる状態となり、空気の漏れを最小限に抑えています。釘を抜いてしまうと、一気に空気が抜けてしまい、その場で走行不能になる可能性があります。

また、釘が刺さっていることに気づいてもそのまま放置して走行を続けることも危険です。

釘が刺さったままでも、徐々に空気は抜けていきます。空気圧が低下すると、タイヤの側面(サイドウォール)が過度に屈曲し、内部に熱が溜まります。最悪の場合、バースト(破裂)してしまう恐れがあります。

車男爵

釘を発見しても絶対に自分で抜かないでください!釘を抜くと空気が一気に抜けてしまい、その場で走行不能になる可能性があります。また、放置しても徐々に空気が抜けてバーストの危険性が高まります!

空気が抜けていない場合の対処 ⇒ 速度を控えめに専門店へ

タイヤに釘が刺さっていても、まだ空気が十分に残っていて正常に走行できる場合は、以下の対処をしましょう。

  • 速度を抑えた走行 ⇒ 急な加速や急ブレーキを避け、速度を控えめにして走行します
  • 最寄りのカー用品店・タイヤ専門店へ ⇒ できるだけ早く専門店に到着できるルートを選びます
  • パンク修理または交換 ⇒ 専門店で状況を確認してもらい、修理可能か交換が必要かの判断を仰ぎます

カー用品店などでの修理について

釘が刺さった場合、修理ができるケースとタイヤ交換が必要になるケースがありますが、経験豊富なプロの整備士がタイヤの状況を確認して判断するので安心です。
 
釘が刺さったパンクの場合、修理可能な条件は主に以下の通りです。
 

  • トレッド面(路面と接触する面)に穴があいている
  • 釘が刺さった部分が1か所
  • 穴の直径が6mm以下

空気が抜けている場合の対処 ⇒ その場で停車し対応

釘が刺さってタイヤの空気が大幅に抜けている場合は、ハンドルがとられるなど走行が危険な状態です。この場合は以下の対処をしましょう。

  • 安全な場所に停車 ⇒ ハザードランプを点灯し、できるだけ安全な場所に停車します
  • スペアタイヤに交換 ⇒ 車にスペアタイヤがあれば交換します(ただし、不慣れな場合は無理せずロードサービスを利用しましょう)
  • パンク応急修理キットの使用 ⇒ スペアタイヤがなく、パンク応急修理キットがある場合は使用して応急処置します
  • ロードサービスの利用 ⇒ 自分での対応が難しい場合は、JAFなどのロードサービスに連絡します

特に高速道路の場合、路肩での作業は非常に危険です。安全が確保できない場合は、無理に自分で修理や交換を行わず、ロードサービスを利用しましょう。

車男爵

高速道路では特に危険です!サービスエリアやパーキングエリアまで移動できる場合を除き、路肩での作業は避け、ロードサービスを利用するのが安全です。

修理できる?交換が必要?釘パンク後の処置と費用の目安

タイヤに釘が刺さった場合、修理で対応できるケースと交換が必要なケースがあります。その判断基準と、それぞれにかかる費用の目安を解説します。

  • 修理できるケース|小さな穴・トレッド面のケース
  • 修理できないケース|サイド損傷・内部破損・大穴など

以下より、詳しく説明します。

修理できるケース|小さな穴・トレッド面のケース

タイヤパンクの修理が可能なケースは主に以下の条件を満たす場合です。

  • トレッド面(接地面)のパンク ⇒ タイヤの地面と接する部分(トレッド面)のパンクは比較的修理しやすいです
  • 小さな穴(6mm以下) ⇒ 穴の直径が6mm以下の小さなパンクは修理可能なことが多いです
  • 穴の数が少ない ⇒ 1か所または2か所程度の少ない穴数なら修理可能です

パンク修理には主に以下の2種類の方法があります。

パンク修理の主な方法
  • 外面修理(パンク修理剤での補修) ⇒ タイヤをホイールから外さず、外側から修理材を差し込んで穴を塞ぐ方法。費用が安く手軽だが、耐久性には若干の不安があります
  • 内面修理(パッチでの補修) ⇒ タイヤをホイールから外して、内側からパッチと呼ばれるゴム製のシートを貼り付ける方法。外面修理よりも耐久性に優れていますが、費用が高くなります

パンク修理にかかる費用は、カー用品店や修理工場によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

パンク修理の費用目安
  • 外面修理 ⇒ 1,000円~3,000円程度
  • 内面修理 ⇒ 3,000円~5,000円程度

修理できないケース|サイド損傷・内部破損・大穴など

以下のような場合は、安全上の理由から修理ができず、タイヤの交換が必要となります。

  • サイドウォール(側面)の損傷 ⇒ タイヤの側面は走行時に大きく屈曲するため、この部分のパンクは修理不可です
  • 大きな穴(6mmを超える) ⇒ 穴が大きすぎると修理材での対応が困難です
  • 内部構造の破損 ⇒ タイヤの内部構造(ベルトやコード)にまで損傷が及んでいる場合は修理できません
  • 複数箇所の穴 ⇒ 3か所以上の穴がある場合、タイヤの構造的強度が低下しているため交換が推奨されます
  • ひび割れを伴うパンク ⇒ タイヤにひび割れがあり、そこから釘が刺さっている場合は交換が必要です

車男爵

タイヤのサイド部分(側面)の損傷は絶対に修理できません!この部分は走行時に大きく屈曲するため、修理したとしても安全性が保証できないのです。必ずタイヤ交換が必要になります。

タイヤ交換にかかる費用は、タイヤのサイズやグレード、ブランドによって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

タイヤ交換の費用目安
  • 国産エコノミータイヤ ⇒ 1本あたり5,000円~1万円程度
  • 国産スタンダードタイヤ ⇒ 1本あたり1万円~2万円程度
  • 輸入プレミアムタイヤ ⇒ 1本あたり1.5万円~3万円以上
  • 交換工賃 ⇒ 1本あたり1,000円~3,000円程度

これに加えて、バランス調整やバルブ交換などの費用が別途かかる場合があります。

タイヤ交換時の注意点

1本だけタイヤを交換すると、他のタイヤとの間に摩耗差が生じ、車の挙動が不安定になる恐れがあります。特に同じ車軸(前輪同士、後輪同士)では、左右のタイヤの状態を揃えることが推奨されています。
 
また、4輪駆動車の場合は、4本全てのタイヤの状態を揃えることが理想的です。このような理由から、1本の釘パンクでも前後輪やすべてのタイヤを交換することを推奨されるケースがあります。

もう釘パンクに困らない!予防の方法

釘パンクは完全に防ぐことは難しいですが、リスクを低減し、早期発見するための方法はあります。ここでは釘パンクの予防法や対策をご紹介します。

  • 日常点検で予防|空気圧チェックとタイヤ表面の確認
  • 運転中に気をつけたい行動|路肩・車間・悪路を避ける
  • ランフラットタイヤの検討|特徴と向き・不向き

以下より、詳しく解説します。

日常点検で予防|空気圧チェックとタイヤ表面の確認

釘パンクを早期に発見し、大きなトラブルを防ぐためには、日常的なタイヤ点検が重要です。

  • 定期的な空気圧チェック ⇒ 月に1回程度、タイヤの空気圧を確認しましょう。空気圧の急な低下は釘パンクのサインかもしれません
  • タイヤ表面の目視確認 ⇒ 洗車時などにタイヤの表面を確認し、釘やネジの頭などの異物がないかチェックしましょう
  • 異常な摩耗や損傷のチェック ⇒ タイヤの異常な摩耗や損傷は、走行性能に影響するだけでなく、釘などが刺さりやすい状態になっている可能性があります

TPMS(空気圧センサー)で早期発見を実現

より確実に釘パンクを早期発見するには、TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)の導入も有効です。

TPMSとは、タイヤの空気圧や温度を測定し、異常があれば警告を出すシステムです。アメリカやヨーロッパでは装着が義務化されており、日本でも普及が進んでいます。

TPMSの種類と特徴
  • 直接式TPMS ⇒ タイヤのバルブに空気圧センサーを直接取り付け、無線で情報を送信するタイプ。正確な空気圧や温度を測定できる一方、バッテリー交換や専用のセンサーが必要です
  • 間接式TPMS ⇒ ABSのセンサーなどを利用して、タイヤの回転速度の変化から空気圧の異常を検知するタイプ。追加の部品が少なく安価ですが、すべてのタイヤで同時に空気圧が低下した場合は検知できないというデメリットがあります

TPMSを装着すると、釘などが刺さって徐々に空気圧が低下していく場合でも早期に発見でき、バーストなどの重大なトラブルを防ぐことができます。後付けタイプの直接式TPMSは、数千円~2万円程度で購入できます。

車男爵

タイヤの空気圧は、車に乗っていなくても1ヶ月で5~10%程度下がるといわれています。月1回の空気圧チェックを習慣にするか、TPMSの導入を検討するとより安心ですね。

運転中に気をつけたい行動|路肩・車間・悪路を避ける

釘パンクのリスクを低減するために、運転中は以下の点に注意しましょう。

  • 路肩の走行を避ける ⇒ 道路の端や路肩には異物が多く集まっている傾向があるため、できるだけ中央よりの走行を心がけましょう
  • 工事現場の近くでは特に注意 ⇒ 建設現場や工事現場の近くは釘やネジが落ちている可能性が高いため、特に注意が必要です
  • 適切な車間距離を保つ ⇒ 前の車が釘などを跳ね上げた際に、十分な距離があれば回避できる可能性があります
  • 水たまりは避ける ⇒ 水たまりの中に釘などの異物が隠れている可能性があります。可能であれば避けて通りましょう
  • 雨の日は特に注意 ⇒ 雨の日は路面の異物が見えにくくなるため、より慎重な運転を心がけましょう

また、未舗装路や砂利道など、路面状態が悪い道ではより慎重な運転を心がけましょう。これらの道では釘やネジだけでなく、鋭利な石や金属片などタイヤに損傷を与える異物が多く存在する可能性があります。

ランフラットタイヤの検討|特徴と向き・不向き

より安心を求める場合は、ランフラットタイヤの導入も選択肢の一つです。

ランフラットタイヤとは、空気圧がゼロになっても一定距離の走行が可能なように設計されたタイヤです。釘が刺さってパンクしても、すぐに路肩に停車する必要がなく、安全な場所や修理工場まで走行できます。

ランフラットタイヤのメリット
  • パンク時の安全性向上 ⇒ パンクしても急に車が制御不能になるリスクが低減します
  • 応急処置不要 ⇒ パンクしても、その場でスペアタイヤに交換したり、パンク修理キットを使用する必要がありません
  • スペースと重量の節約 ⇒ スペアタイヤを積む必要がないため、車内スペースの確保や車両重量の軽減につながります

ランフラットタイヤのデメリット
  • 価格が高い ⇒ 通常のタイヤに比べて価格が30~50%程度高くなります
  • 乗り心地が硬い ⇒ 側面が強化されているため、通常のタイヤに比べて乗り心地が硬くなる傾向があります
  • 修理が難しい ⇒ パンクした場合、修理ができずに交換が必要になるケースが多いです
  • 専用ホイールが必要な場合がある ⇒ 車種やタイヤの種類によっては、専用のホイールが必要になることがあります

ランフラットタイヤは、高速道路の利用が多い方や、安全性を特に重視する方におすすめです。また、スペアタイヤを積むスペースが限られている小型車やスポーツカーなどにも適しています。

一方、乗り心地を重視する方や、コストを抑えたい方には不向きかもしれません。また、オフロード走行を頻繁に行う車両にも適していません。

ランフラットタイヤを検討する際は、車種との相性や走行状況、予算などを考慮して判断しましょう。

まとめ|釘パンクの確率・対処・予防まで

タイヤに釘が刺さる確率は意外と高く、ドライバーの約半数以上が経験していることが分かりました。釘パンクの主なポイントを整理すると以下のようになります。

  • 釘パンクの実態 ⇒ ドライバーの54%がパンク経験あり、パンク原因の78%が釘などの異物
  • 発生理由 ⇒ 建設現場からの散乱、雨天時や路肩走行でリスク増大、後輪に刺さるメカニズムも
  • 保険・補償 ⇒ 自動車保険の対象となる場合もあるが、タイヤフッドのパンクあんしん保証などの専用サービスがお得
  • 対処法 ⇒ 釘を抜かず、速度を控えめにカー用品店へ。空気が抜けている場合は安全な場所に停車
  • 修理と交換 ⇒ トレッド面の小さな穴は修理可能だが、サイド損傷は必ず交換。修理費用は1,000円~5,000円程度
  • 予防方法 ⇒ 定期的な空気圧チェック、TPMSの活用、路肩走行を避ける、ランフラットタイヤの検討

釘パンクは完全に防ぐことは難しいですが、日常的な点検や適切な運転習慣によってリスクを低減することができます。また、万が一パンクしてしまった場合も、正しい対処法を知っておくことで、大きなトラブルを回避できます。

タイヤは車と路面をつなぐ唯一の接点であり、安全運転の要です。日頃からタイヤの状態に注意を払い、適切なメンテナンスを行うことで、より安全なカーライフを送りましょう。

車男爵

釘パンクは誰にでも起こりうるトラブルです。しっかりと予防策を講じつつ、万が一に備えた対策を取っておくことで、安心してドライブを楽しめます。特に雨の日や工事現場の近くでは、より注意深く運転を心がけましょう!

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