タイヤは2本だけ交換して大丈夫?新品は前輪後輪のどっちに装着すべき?

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愛車のタイヤ交換を検討するとき、「タイヤを4本全部交換するのはコスト的に負担が大きい」ですよね。

特に前輪だけ、または後輪だけが摩耗しているように見える場合、2本だけの交換で済ませたいと考えるのは自然なこと。

しかし、タイヤは車の唯一の接地部分であり、安全性に直結する重要なパーツなので大丈夫かどうか知っておく必要があります。

この記事では、「タイヤの2本だけ交換」について、安全に行うための条件や2本交換がNGなケースなどについて詳しく解説します。

車男爵

4本交換の方がお得な場合についても解説しているので最後までご覧ください。

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2本だけ交換しても大丈夫?|交換OKな条件とは

タイヤを2本だけ交換するのが許容されるのは、特定の条件を満たしている場合のみです。

安全に2本交換を行うための条件を見ていきましょう。

  • 【条件①】左右(同軸)を2本セットで同時交換している
  • 【条件②】FFかFRである(4WDはNG)
  • 【補足】前後で異なる銘柄も可だが、性能差に注意

以下より、詳しく解説します。

【条件①】左右(同軸)を2本セットで同時交換している

タイヤ交換の基本原則は、左右のタイヤを同時に交換することです。

例えば、前輪2本を同時に交換する、あるいは後輪2本を同時に交換するというパターンは問題ありません。

このように同じ軸のタイヤを交換することで、車の左右バランスが保たれます。

前輪の右側1本だけ、後輪の左側1本だけといった交換方法は避けるべきです。

車男爵

左右のタイヤでグリップ力に差が生じると、車の挙動が不安定になり、事故につながる危険性があります。

【条件②】FFかFRである(4WDはNG)

車の駆動方式によって、タイヤの摩耗パターンは大きく異なります。

FF(前輪駆動)は、前輪に駆動力がかかるため、後輪に比べて前輪の摩耗が激しくなります。FR(後輪駆動)車は、後輪が駆動輪になるため、後輪の摩耗が前輪より早くなります。

このため「前輪または後輪だけが先に限界まで摩耗し、反対側のタイヤはまだ十分使える状態」という状況になります。

車男爵

この状態で、減った方のタイヤを新品に交換するというのは問題がありません。

注意

一方、4WD(四輪駆動)車は前後の車輪に駆動力が分散されるため、通常は前後で摩耗に大きな差がつきにくい傾向があります。
 
また、4WD車、特にフルタイム4WD車では、前後のタイヤの外径や溝の深さに差があると駆動系に深刻な問題を引き起こします。
 
そのため、4WD車では基本的に4本同時交換が望ましいとされています。

【補足】前後で異なる銘柄も可だが、性能差に注意

前輪と後輪で異なるメーカーや銘柄のタイヤを使用することは可能ですが、いくつかの注意点があります。

異なる銘柄のタイヤを使用する場合は、同一カテゴリー(例:プレミアムタイヤ同士、エコタイヤ同士)であることが望ましいです。

また、サイズや性能特性が近いモデルを選ぶことが重要です。

性能差が大きいタイヤを前後に混在させると、ハンドリングや制動特性が不安定になり、予期せぬ車両挙動を引き起こす可能性があります。

特に雨天時や緊急ブレーキ時に危険が増す可能性があります。

車男爵

以上の点を踏まえ、基本的には異なるメーカーや銘柄でも問題ありませんが、同一カテゴリーにするようにしましょう。

2本交換がNGなケース|4本交換にすべき状況

状況によっては、2本のみの交換は避け、4本全てを交換すべきケースがあります。

ここでは4本交換が必要な代表的なケースを説明します。

  • スタッドレス
  • 4WD

以下より、詳しく解説します。

スタッドレス

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面での走行安全性を確保するために設計されています。

このような厳しい路面状況では、4輪全てが均等なグリップ力を持つことが重要です。

スタッドレスタイヤを2本だけ装着すると、フロントとリアでグリップ力に大きな差が生じ、危険な状況になります。

例えば前輪だけがスタッドレスの場合、後輪が滑って車が横向きになるスピンの危険性が高まります。

逆に後輪だけがスタッドレスの場合は、前輪が滑ってステアリング操作が効かなくなるリスクがあります。

車男爵

安全のため、スタッドレスタイヤは必ず4本全てを同時に交換しましょう。

4WD

4WD(四輪駆動)車は前後の車輪が連動して駆動するため、前後のタイヤに異なる摩耗状態のタイヤを装着すると、駆動系に余計な負担がかかる可能性があります。

特に、常時四輪駆動のフルタイム4WDでは、前後のタイヤ外径(タイヤの直径)の差が大きいと、センターデフに余計な負担がかかり、故障の原因になりかねません。

車男爵

4WD車では安全性と車両保護の観点から、タイヤは4本同時交換が基本です。

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新品タイヤは前輪後輪のどっちに装着すべき?

2本だけタイヤを交換する場合、新品タイヤを前輪と後輪のどちらに装着すべきか、多くのドライバーが悩むポイントです。

この問題には二つの異なる考え方があります。

  • 安全重視の考え方「後輪に新品タイヤを装着」
  • 駆動性能重視の考え方「駆動輪に新品タイヤを装着」
  • 結局どっちにタイヤを装着すべき?

以下より、詳しく解説します。

安全重視の考え方「後輪に新品タイヤを装着」

近年、多くのタイヤメーカーやプロフェッショナルは、安全性を最優先する観点から新品タイヤを後輪に装着することを推奨しています。

これはFF車、FR車共に共通です。

後輪に新しいタイヤを装着することで得られる主な利点は、「オーバーステア」と呼ばれる危険な状態の防止です。

オーバーステアとは、後輪のグリップが失われて車が横滑りを起こす状態です。

後輪のグリップが失われると、遠心力によって車両が回転してスピンしてしまう危険があります。

特に濡れた路面や雨天時には、後輪のグリップ力が重要になります。

車男爵

これは操舵可能な前輪のグリップが失われる「アンダーステア」よりも対処が難しく、危険度が高いとされています。

駆動性能重視の考え方「駆動輪に新品タイヤを装着」

一方、伝統的な考え方では駆動輪に新品タイヤを装着するという方法もあります。

これは駆動力を効率よく路面に伝えるためと言えます。

  • FF車の場合(前輪が駆動輪のため、前輪に新品タイヤを装着)
  • FR車の場合(後輪が駆動輪のため、後輪に新品タイヤを装着)

この方法は特に発進性能を重視する場合に有効で、雪道や砂利道などの滑りやすい路面での発進時に駆動輪のグリップが確保できます。

車男爵

FF車が多い日本では、前輪の摩耗が激しいこともあり、前輪に新品タイヤを装着する方法が一般的に行われてきた経緯もあります。

結局どっちにタイヤを装着すべき?

基本的には後輪に新品タイヤを装着するのが望ましいですが、特定の条件では前輪に装着する場合もあります。

安全性を優先するなら後輪に新品タイヤを装着

両方の考え方にはそれぞれメリットがありますが、一般的な公道走行における安全性を最優先するなら、新品タイヤは後輪に装着するのが最適と言えます。

タイヤを2本だけ交換する場合は、新品タイヤを後輪に装着し、後輪に使用していた比較的状態の良いタイヤを前輪に移動させることで、安全性と経済性のバランスが取れた選択になります。

例外として前輪装着を検討すべきケースとは?

安全性の観点からは後輪への新品タイヤ装着が推奨されますが、以下のようなケースでは前輪装着を検討する場合もあります。

1. スタッドレスタイヤの発進性能重視する時
雪道で坂道発進などを頻繁に行う場合、FF車では駆動輪である前輪の駆動力が特に重要になります。
 
ただし、この場合も安全のためには4本全てをスタッドレスタイヤに交換することが強く推奨されます。

2. 極端な前輪摩耗がある時
前輪の摩耗が著しく、安全上の問題がある場合は、前輪交換を優先することもあります。
 
ただし、安全のためには早期に残り2本も交換するべきです。

3. FF車の駆動性能重視する時
特に発進や加速性能を重視するドライバーは、駆動輪である前輪に新品タイヤを装着するケースもあります。
 
FF車は前輪の摩耗が後輪に比べて1/2~1/3程度と早いため、経済性の観点から前輪交換を優先する考え方もあります。

4. 専門的な走行をする時
サーキット走行など特殊な条件下では、その条件に応じた装着をする必要があります。
 
ただし、一般道での日常使用においては、基本的に後輪に新品タイヤを装着するのが安全です。

最終的には車の使用状況や走行環境、優先する性能(安全性か駆動性能か)によって判断することが大切です。

コスト比較「4本同時」の方が「2本交換+早期再交換」よりお得

タイヤ交換において、「2本ずつ交換」と「4本同時交換」のコスト比較をすると、「4本同時交換」の方がお得な場合もあります。

まずは価格の比較表からご覧ください。

項目 今2本+1年後2本 4本同時交換
初期コスト 30,000円程度 60,000円程度
1年後の追加コスト 工賃+30,000円程度 なし
総コスト 約64,000円~ 約60,000円~

※上記は一般的な乗用車向けのスタンダードタイヤを想定した概算です。タイヤのグレードや車種によって価格は大きく変動します。

※工賃はタイヤ4本で4,000円~12,000円程度を想定。

長期的な視点で見ると、4本同時交換のほうが経済的である場合が多いです。

その理由は以下の通りです。

  • 工賃の二重払いを避けられる(2本ずつ交換すると、工賃を2回支払うことになります。)
  • 均等な摩耗による長寿命化(4本同時に交換し、定期的なローテーションを行うことで、タイヤの摩耗を均等化でき、結果的に全体の寿命が延びます。)
  • まとめ買いによる価格メリット(4本セットでの購入は1本あたりの価格が安くなるケースが多いです。)
  • 時間的コストの節約(一度に交換することで、タイヤショップに行く回数を減らせます。)

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特に、毎年の走行距離が多い方や、長期的な車両の維持を考えている方にとっては、4本同時交換のほうがコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

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2本交換でも車検は通る?

タイヤの残り溝が基準値(1.6mm)以上あれば、2本だけ交換した状態でも車検は通過できます。

車検ではタイヤの溝の深さが主なチェックポイントであり、4本全てが保安基準の1.6mm以上あれば問題ありません。

ただし、左右のタイヤで極端な残溝差がある場合や、タイヤに亀裂や損傷がある場合は不合格になることがあります。

また、同一軸(前輪同士、後輪同士)では同じ種類・サイズのタイヤを装着することが望ましいです。

まとめ|「安全に2本だけ交換できる条件」を守ればOK

タイヤの2本交換は、以下の条件を守れば安全に実施できます。(ただし、4WD車とスタッドレスタイヤについては、以下の条件関係なく4本交換が推奨されます。)

  • 左右(同軸)のタイヤを同時に交換する
  • 車両がFF車かFR車である
  • 新品タイヤは基本的に後輪に装着する
  • 前後で極端な性能差のあるタイヤを混在させない

本来、2本交換が可能であっても、安全面を最優先に考えるなら4本同時交換が望ましいので、経済的な事情でどうしても2本だけ交換したい場合は、上記の条件を守って実施しましょう。

また、コスト面でも長期的に見れば4本同時交換のほうがメリットが大きいケースが多いことも覚えておきましょう。

車男爵

工賃の二重払いや、前後のタイヤ摩耗バランスを考慮すると、4本同時交換が結果的に経済的である場合が多いですよ。

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