【硬貨別】タイヤ溝の測り方!1円,5円,10円,50円,100円,500円を使った測定方法

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もうすぐ車検だけど、タイヤの溝が減っているので通るか心配。

もし通らないなら、車検前にタイヤを交換しておきたいけど、タイヤの溝を測る道具(タイヤ溝ゲージ)は持っていないし、この為だけに買うのももったいないですよね。

そこで、身近にあるコイン(1円,5円,10円,50円,100円,500円などのお金)を使って、溝の深さの目安を知りたいと思い調べてみました。

以下の硬貨でタイヤの溝を測る方法を解説しています。

車検前や日常点検など、硬貨を使ってタイヤ溝の深さを調べる際の参考にしてください。

タイヤ溝の測り方!コイン別(1円,5円,10円,50円,100円,500円)の測定方法

日本で発行されている1円から500までの6種類の硬貨、全ての測り方をお伝えします。

硬貨を使ったタイヤ溝の測り方で重要なのは、硬貨のどの部分にタイヤの天端があるかを見る事です。

硬貨に描かれている文字や絵柄の特定の部分が、「見えている」「見えていない」によって、おおよそのタイヤ溝の深さを知る事が出来ます。

今回僕は、溝の深さは2mm~8mmまでの測り方を調べたので、かなり細かく分類しています。

また、ご自身の硬貨がどこまで見えているかと、ここで紹介している画像を見比べても良いかと思います。

それでは、各硬貨を使った測り方を解説していきます。

1円を使った測り方

2mm

硬貨が製造された年の文字の下面あたりが約2mmです。

文字は湾曲しているので、「1」の文字の真下の文字列を見るようにすると良いでしょう。

3mm

硬貨が製造された年の文字の上面あたりが約3mmです。

2mmの時と同様「1」の文字の真下の文字列を見るようにすると良いでしょう。

4mm

「1」の文字の外側を囲っている円の図柄の下面が少し隠れるくらいが約4mmです。

5mm

「1」の文字の下面がちょうど見えている状態が約5mmです。

6mm

「1」の文字を構成する台形の部分が、半分くらいがかくれていると約6mmです。

7mm

「1」の文字を構成する台形の部分が、完全に隠れている事。

そして「1」の文字の内側にある円の図柄が見えていると約7mmです。

8mm

「1」の文字の内側にある円の図柄の下側が隠れていると約8mmです。

5円を使った測り方

2mm

「五円」の文字が見えていると約2mmです。

3mm

「五円」の文字が少し隠れていると約3mmです。

4mm

「五円」の文字の円の中の横棒くらいが約4mmです。

5mm

「五円」の文字の五の真ん中の横棒が隠れていると約5mmです。

6mm

「五円」の文字が完全に隠れるか隠れないかの位置が約6mmです。

7mm

硬貨の穴の周りにあるギザギザあたりが約7mmです。

8mm

5円玉の穴が少し隠れると約8mmです。

10円を使った測り方

2mm

植物に結んであるリボンの下面あたりが約2mmです。

3mm

植物に結んであるリボンの下面が少し隠れると約3mmです。

4mm

植物に結んであるリボンの結び目あたりが約4mmです。

また、10円玉を反対に使った場合、「10」の文字の下面(頭側)が約4mmです。

5mm

植物に結んであるリボンがっくれるか隠れないかが約5mmです。

また、10円玉を反対に使った場合、「0」の文字のカーブしている部分が隠れると約5mmです。

6mm

植物の右側は左と違って葉っぱが中心に伸びていいる部分があります。

この部分が見えていれば約6mmです。

また、10円玉を反対に使った場合、「0」の文字の頭側の突起が隠れると約6mmです。

7mm

植物の右側は左と違って葉っぱが中心に伸びていいる部分があります。

この部分が半分隠れていれば約6mmです。

8mm

植物の右側は左と違って葉っぱが中心に伸びていいる部分があります。

この部分がほとんど隠れていれば約6mmです。

50円を使った測り方

2mm

表面を逆さまにみて、「5」の文字のの横棒あたりが約2mmです。

裏面なら、「五十円」の文字の下面あたりが約2mmです。

3mm

表面を逆さまにみて、「5」の文字のの縦棒の真ん中あたりが約3mmです。

裏面なら、「五十円」の文字が少し見えるくらいが約3mmです。

4mm

表面を逆さまにみて、「5」の文字のの縦棒が隠れるくらいが約4mmです。

裏面なら、菊の絵柄の葉の下面あたりが約4mmです。

5mm

表面を逆さまにみて、「5」の文字の縦棒とカーブの先の中間くらいが約5mmです。

裏面なら、菊の絵柄の葉が少し隠れるくらいが約5mmです。

6mm

表面を逆さまにみて、「5」の文字のカーブの先くらいが約6mmです。

裏面なら、菊の絵柄の左の菊の花より少し下くらいが約6mmです。

7mm

表面を逆さまにみて、「50」の文字が隠れるくらいが約7mmです。

裏面なら、菊の絵柄の左の菊の花が少し隠れるくらいが約6mmです。

8mm

50円硬貨の穴が少し隠れるくらいが約8mmです。

100円を使った測り方

【2mm~4mmの測定は100円を縦に使う】

【5mm~8mmの測定は100円を横に使う】

2mm~4mmまでは100円硬貨を縦に使い、5mm~8mmまでは硬貨を横に使います。

2mm

硬貨を縦に使い、湾曲している製造年の文字の真ん中(この画像なら3のあたり)を見ます。

この部分の、下面あたりが約2mmです。

3mm

硬貨を縦に使い、湾曲している製造年の文字の真ん中(この画像なら3のあたり)を見ます。

この部分の、真ん中あたりが約3mmです。

4mm

硬貨を縦に使い、湾曲している製造年の文字の真ん中(この画像なら3のあたり)を見ます。

この部分の、文字が隠れたら約4mmです。

5mm

4mmまでに紹介した、製造年が隠れるようなら100円硬貨を横にして使います。

硬貨を横に使い、「1」の文字の下面が約5mmです。

6mm

硬貨を横に使い、「1」の文字の真ん中あたりが約6mmです。

7mm

硬貨を横に使い、「1」の文字のが隠れたら約7mmです。

8mm

硬貨を横に使い、「1」の文字の次の「0」の文字の下面あたりが約8mmです。

500円を使った測り方

2mm

笹の絵柄の下面が約2mmです。

3mm

笹の絵柄の真ん中くらいが約3mmです。

4mm

笹の絵柄が隠れるくらいが約4mmです。

5mm

笹の絵柄の上面と製造年の下面の間が約5mmです。

6mm

製造年の下面あたりが約6mmです。

7mm

製造年の真ん中より少し下あたりが約7mmです。

8mm

製造年の上面が少し出るくらいが約8mmです。

【疑問に回答】車検に通るタイヤ溝の深さは?ひび割れがあっても大丈夫か?

車検に関する疑問で多いのは以下の3つです。

  • 基本的に1.6mmあれば車検は通る
  • タイヤ側面のひび割れは程度による
  • 4mm以下は雨の日が心配

それぞれについて解説します。

基本的に1.6mmあれば車検は通る

車検に通るタイヤの溝の基準は基本的に1.6mmです。

タイヤにはスリップサインというものがあり、その面とタイヤのドレッド面が同じ高さになると1.6mmという判断がで、この状態では車検は通りません。

しかし、タイヤには使用限度とうのがあり高速道路を走る場合に、小型トラックで2.4mm、大型トラックやバスで3.6mmの溝が必要となっています。

この数値以下の場合は道路交通法違反になるので注意しましょう。

タイヤ側面のひび割れは程度による

ひび割れ者程度によって車検に合格するかどうかわ変わります。

表面がかすかにひび割れていて、目で見てもあまり分からない程度であれば使用に大きな問題はありません。

ただし、目で見ても明らかにひび割れているようなものは運転中にタイヤがバーストする危険があり車検も通らない可能性も大きいです。

僕の体験ですが、目で見て分かるくらいのひび割れがあるタイヤのまま高速に乗って、走行中にタイヤがバーストした経験があります。

運よくトラックの後ろタイヤで片側に2つのタイヤがあるタイプだったので大事には至りませんでしたが、片側に1つしかないタイプだったらと思いうとゾッとします。

ひび割れがあるという事は、タイヤの製造から4年以上経っている可能性もあり、経年劣化が進みやすいゴム製品なだけに早めの新品交換が安全でしょう。

4mm以下は雨の日が心配

車検自体は1.6mmの溝があれば合格しますが、タイヤ溝が4mmを下回ってくると雨の日の水の排出能力が落ちて滑りやすくなってしまいます。

安全の為には4mmを目安にタイヤ交換すると良いでしょう。

安いタイヤ溝ゲージを1つ持っておくと便利

僕は、普段あまり使う事のないタイヤ溝ゲージなので、硬貨(1円,5円,10円,50円,100円,500円)を使う方が良いと考えていましたが、今回、タイヤ溝ゲージを購入する事にしました。

購入したのは、「GODESON製のタイヤゲージ」です。

目分量の硬貨に比べて10分の1mmまで測れるのでかなり正確な数値が分かるし、何より計測が楽なのが一番良かったです。

「硬貨のどの部分だから何mmだな」と考える作業が必要ないので、全く面倒くさくなくて簡単に計測が可能です。

Amazonでみると約1,000円とそれほど高くない価格だし、満足度が高いと感じます。

まとめ

タイヤ溝は硬貨(1円,5円,10円,50円,100円,500円)を使っても測る事は可能です。

その為には硬貨のどの部分が何mmかってのを知らないとなりませんが、この記事で詳しく解説しました。

ただし、硬貨を使う方法はあくまで目安であり正確さはあまりありません。簡易的なものと覚えておいた方が良いでしょう。

タイヤ溝の管理をして安全に楽しいカーライフをお楽しみください。

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