ETCを付けに行ったオートバックスで、CSTマーキスMR61がホイールセットで安く売っていたので購入しました。
今履いているタイヤの溝があと2mmなのとタイヤが固くなって乗り心地が悪いので、この機会にと交換をしてみようかと思います。
でもやっぱり安いタイヤだし粗悪品だったら嫌じゃないですか?
そこで、購入前にネットで口コミを調べてみたんですが、CSTマーキスMR61についての情報が少なく焦った経験があります。
同じような経験をしてほしくないので、実際にCSTマーキスMR61を履いてみて、僕が感じた感想をレビューしていきたいと思います。
CSTマーキスMR61の購入を考えている方の参考になれば幸いです。
タイヤの基本スペック|CSTマーキスMR61の転がり抵抗やウエット性能など
以下の6つの基本スペックについて解説します。
- 転がり抵抗の情報は無し
- ウェット性能はB
- 溝の深さは7.5mm
- ゴムの固さは62
- 荷重指数(ロードインデックス)は73~92
- 空気圧はETRTO規格なので少し高め
詳細を解説していきますね。
転がり抵抗の情報は無し
オートバックス専売タイヤですが、公式サイトにも店舗にもデータがありません。
また、製造元でもデータを見つけることが出来ませんでした。
ウェット性能はB
オートバックスにはデータがありませんが、製造元のサイトで「B」だという情報を見つけた人が、みんカラにいました。
溝の深さは7.5mm
溝の深さは7.5mmです。
新品タイヤの溝は8mm前後が普通ですので、マーキスMR61はしっかりと溝があるといえます。
ゴムの固さは62
ダンロップのタイヤ硬度計で測定すると、ゴムの固さは62でした。
新品時の皮がむけていない状態では64でしたが、皮むき後は62になりました。
夏用タイヤは60~70が適正と言われているので、マーキスMR61のゴムの固さは適正範囲内といえます。
荷重指数(ロードインデックス)は73~92
荷重指数(ロードインデックス)は、タイヤサイズによって変わります。
僕の履いた155/65R14は75でした。
各サイズの数値は、オートバックス公式通販サイトにデータの記載があるので確認してみると良いでしょう。
空気圧はETRTO規格なので少し高め
ETRTO規格なので最大の空気圧は250kPaです。
また、タイヤのサイズによってはXL(エクストラロード)規格のタイヤもあるので、その場合は最大の空気圧は290kPaです。
タイヤの性能をレビュー|CSTマーキスMR61の燃費や耐久性はどれくらい?
6つの性能についてレビューします。
- 燃費は良くなったが・・・運転の仕方が原因かも
- 耐久性は良いかもしれないが、まだ調査段階
- ロードノイズは満足できるレベル
- 乗り心地は悪くない
- ハンドリング・グリップ力はミラココアなら十分
- 雨の日の性能は特に問題なし!あとは高速での雨を調査するのみ
詳細レビューは以下よりご覧ください。
燃費は良くなったが・・・
CSTマーキスMR61を履いてから、燃費は良くなりました。
ただし、過度なアクセルワークをしていないのが理由として大きいと思います。
前に履いていたタイヤの時と全く同じ状況を再現するのは難しいと思いますが、燃費に悪い運転をしてみてどれくらい燃費が良くなるかを検証後にまたお伝えします。
耐久性は良いかもしれないが、まだ調査段階
耐久性にはタイヤの減りとリムなどが衝撃にどれくらい耐えられるか?パンクしやすくない?と言うのがあると思います。
まず、最初にタイヤの減りですが、後述しているゴムの固さ(62)と溝の深さ(7.5mm)から極端にタイヤのヘリが激しいことはなさそうです。
履き始めて数百キロしか走っていないので、5000km、1万km走った時点でどれくらいタイヤが減っているかお伝えします。
衝撃への耐久性は、今のところ走っていて弱いなと感じる事はありません。
ロードノイズは満足できるレベル
オートバックスの公式サイトに書いてある、「センターリブ(中央部の模様)により、パターンノイズを抑えます。」の通りというかか、それほどロードノイズは感じません。
分かりにくいかもしれませんが、静かなタイヤと言われているレグノが新品時の皮むきを終えていない状態よりも、皮むきの終わったマーキスMR61の方がノイズは少なかったです。
ただし、レグノを履いている車は200系クラウンで車内は静かでロードノイズに神経を集中する状態。
マーキスMR61を履いているのはミラココアなので、遮音性は悪く社内のダッシュボードは結構な頻度でギシギシ言っているので、その他の音が気になる状態。
同じ状態じゃないので、なんとも言い難いのですが、マーキスMR61を履いているミラココアでロードノイズは気になりません。
乗り心地は悪くない
タイヤの固さが60ちょっとなのが良いのかリムが固さが良いのかは分かりませんが、古く固くなったタイヤのように走っている時のゴツゴツ感はありません。
そもそもショックが柔らかすぎてフワフワなのでタイヤだけの乗り心地を知るのは難しいですが、走っていて不快感はありません。
ハンドリング・グリップ力はミラココアなら十分
ミラココアなので過度に攻めた走りが出来ませんが、前に履いていたタイヤよりも攻める事は出来るのでグリップしていると思います。
雨の日の性能は特に問題なし!あとは高速での雨を調査するのみ
雨の日に街乗りした感じでは、特に滑っているという感じはなかったです。
後述しているウェット性能はBなのでそれほど性能が悪い事はないでしょう。
気になるのは高速道路のコーナーです。グリップが効かないといった口コミもあったので、今後、雨の日の高速道をを走った感じもお伝えしていこうと思います。
【結論】街乗りでは十分だが、3つのパターンの方は別のタイヤがおすすめ
過度な燃費やグリップ力を求めず、普通に町乗りするだけなら全く問題ないレベルと言えます。
ただし、以下に当てはまる方は別のタイヤを探した方が良いでしょう。
- 燃費を重視する方
- 雨の日の運転を重視する方
- 中国製タイヤが気になる方
詳しく解説していきます。
(パターン1)燃費を重視する方!転がり抵抗C以上のタイヤがおすすめ
CSTマーキスMR61は転がり抵抗の表示がないので、ラベルが取得できない数値であると推測できます。
つまり転がり抵抗性能はC~AAA表示なので、ラベルを取得していないCSTマーキスMR61は、Cランク以下の可能性があります。
転がり抵抗性能がCからAAAに交換すると燃費が4%改善して、月1000km走った場合なら年間で7920円の節約ができると言われています。
少しでも燃費の良いタイヤが欲しいなら、転がり抵抗のラベルを取得しているタイヤにすると良いでしょう。
(パターン2)雨の日の運転を重視する方!ウェット性能A以上のタイヤがおすすめ
ウェット性能がBなら結構よい数値ですが、雨に強いタイヤが欲しいなら、さらに上のAを取得しているタイヤにすると良いでしょう。
(パターン4)中国製タイヤが気になる方!日本製の安いタイヤがおすすめ
僕的には、中国製のタイヤといっても、CSTという有名メーカーだし、全く気にならないのですが、中には気になる方もいる事だと思います。
そんな時は、日本製の格安タイヤが良いでしょう。
どうしても価格は、CSTマーキスMR61よりは高くなってしまいますが、それでもトータルで数千円高くなるだけって場合もあります。
CSTマーキスMR61の生産国は台湾?中国?メーカーについて解説
CSTは会社名ではなくブランド名
マーキスMR61の生産は中国
CSTは会社名ではなくブランド名
CSTとはメーカー目ではなくブランド名で、CSTブランドを製造しているメーカー名は「CHENG SHIN RUBBER IND.CO.,LTD.(チェン シン ラバー)」または、「正新(チェンシン)ゴム工業」となります。
正新ゴム工業がメーカー名。CSTがブランド名です。
日本のメーカーで例えると、住友ゴム工業がメーカー名で、ダンロップがブランド名になるのと同じです。
ちなみに、正新ゴム工業は2021年の世界タイヤ売上ランキングで10位にランクインしています。
マーキスMR61の生産は中国
CSTマーキスMR61の生産は中国で行われています。
正新ゴム工業の工場は世界6か国に16拠点あるのですが、マーキスMR61のブランドであるCSTの工場は中国 厦門(アモイ)市にあります。
ちなみに、正新ゴム工業のブランドは「CST」の他では、「MAXXIS」が有名ですね。
まとめ
過度な燃費性能やグリップ力を求めないのであれば、CSTマーキスMR61は街乗りでは問題ないレベルと言えるでしょう。
ウェット性能がBなのも嬉しいところです。
ただし、転がり抵抗の情報が無く燃費性能が数値で分からないので、燃費を重視する方には満足できないタイヤである可能性もあります。
また、中国で製造しているので、CSTマーキスMR61は価格が安く抑えられています。中国製が気なるのであれば、日本製の格安タイヤにすると良いでしょう。
CSTマーキスMR61と比べて、トータルで数千円で日本製の格安いタイヤが買える場合もあるのでチェックしてみると良いでしょう。
妹が乗っているハスラーのタイヤ探しでこのページに辿り着きました。
大変参考になりました。ありがとうございました!
嬉しいお言葉ありがとうございます。
お役に立てて何よりです。
詳しい情報ありがとうございます
参考にさせて頂きます♪