「まだ乗れる車なのに買い替えるのはもったいないかな…」「長く乗った方が得かな」
そんな悩みを抱えているドライバーは多いのではないでしょうか。
車は住宅に次ぐ高額な買い物と言われており、新車購入時の平均価格は300万円を超える時代になりました。だからこそ、買い替えのタイミングに悩むのは当然のことです。
特に今の車にまだ愛着があったり、大きな故障もなく普通に走れている状態だと、もったいないという気持ちが先立ってしまいますよね。
そこで、この記事では、「長く乗る」と「買い替える」のメリット・デメリットを徹底比較し、あなたの状況に応じた最適な判断基準をお伝えします。
車男爵
車の買い替えはもったいない?長く乗った方が得?13年間の価格比較
車の購入と維持にかかる費用を、13年間同じ車に乗り続ける場合と、5年ごとに買い替える場合で比較してみましょう。
以下の表は、新車価格400万円の車を基準に、5年ごとの買い替え時には下取り価格160万円(残価率40%)として計算したものです。
| 年数 | 出費 | 長く乗る | 5年ごとに買い替え (下取りあり) |
| 1年目 | 車購入 | 400万円 | 400万円 |
| 3年目 | 車検費用 | 20万円 | 20万円 |
| 5年目 | 車検費用 | 20万円 | - |
| 車購入 | - | 400万円 (下取り160万円) |
|
| 7年目 | 車検費用 | 20万円 | 20万円 |
| 9年目 | 車検費用 | 20万円 | - |
| 車購入 | - | 400万円 (下取り160万円) |
|
| 11年目 | 車検費用 | 20万円 | 20万円 |
| 13年目 | 車検費用 | 20万円 | - |
| 車購入 | 400万円 | 400万円 (下取り160万円) |
|
| 合計 | 920万円 | 1,180万円 | |
この表から、下取り価格を考慮しても同じ車に長く乗った方が260万円お得であることがわかります。
ただし、長く乗るという事は消耗品の交換や故障などのデメリットがある事を忘れないでください。
- タイヤ交換、バッテリー交換などの消耗品費用
- 故障による修理費用
- 13年経過後の自動車税・重量税の増税分
実際には、長く乗り続けるほど故障リスクが高まり、修理費用が増加する傾向があります。
特に新車登録から13年経過すると自動車税が約15%、重量税が最大50%以上も増税される点も見逃せません。
また、新車保証は一般保証が3年、特別保証(エンジン・ミッションなど)でも5年で切れるため、それ以降の故障はすべて実費での修理となります。
車男爵
5年ごとに買い替える場合は常に新しい車に乗れるメリットがあり、故障リスクも低く抑えられます。
さらに、車一括査定を活用して下取り額を増やすことができれば、定期的に買い替える場合のコスト差はさらに縮まる可能性があります。
「長く乗る vs 早めに売る」メリット・デメリット
車の買い替えを検討する際、最も悩ましいのが「今の車を長く乗るべきか、早めに売って買い替えるべきか」という選択です。
どちらの選択にもメリット・デメリットがあり、年間走行距離、車の状態、経済状況によって最適な答えは変わってきます。
- 長く乗るメリット・デメリット
- 買い替える(早めに売る)メリット・デメリット
以下より、それぞれの選択肢について詳しく解説します。
長く乗るメリット・デメリット
車を乗り潰すとは、一般的に10年以上、走行距離10万km以上まで乗り続けることを指します。
長く乗るメリット
- 車両購入費用を長期間で分散できる
- 新車購入時の諸費用(登録費用・取得税など)の節約
- 愛着のある車に長く乗れる
- 車の特性を熟知して安心して運転できる
- ローン完済後は月々の支払いがなくなる
最大のメリットは経済的な負担を軽減できることです。例えば、300万円の新車を3年で買い替えると年間100万円の車両費用がかかりますが、10年乗れば年間30万円に抑えられます。
また、車への愛着や慣れ親しんだ操作性も重要な要素です。自分の運転スタイルに合った車を長く使えることは、精神的な満足度にもつながります。
乗り潰すデメリット
- 故障リスクの増大と修理費用の増加
- 燃費性能の悪化による維持費増加
- 最新の安全装備が搭載されていない
- リセールバリューがほぼゼロになる
- 13年経過後の自動車税・重量税の重課
特に注意すべきは、新車登録から13年経過すると自動車税が約15%、重量税が約39%増税される点です。例えば、1.5Lクラスの普通車では年間約2万円の負担増となります。
また、10年・10万kmを超えると高額な修理が必要になるケースが増加します。エンジン、トランスミッション、エアコンなどの主要部品が故障すると、修理費用が数十万円に達することも珍しくありません。
買い替える(早めに売る)メリット・デメリット
早めの買い替えとは、一般的に3年、5年、7年といった車検のタイミングで乗り換えることを指します。
買い替えるメリット
- 高いリセールバリューを維持できる
- 最新の安全装備・快適装備を享受できる
- 故障リスクが少なく修理費用を抑えられる
- 燃費の良い新型車で維持費を削減
- メーカー保証期間内で安心
- ライフスタイルの変化に対応しやすい
3年目の買い替えなら新車価格の60~70%、5年目でも40~50%程度のリセールバリューが期待できます。特にトヨタのランドクルーザーやアルファード、スズキのジムニーなど人気車種は、より高い残価率を維持します。
また、2021年11月から新型車への自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の装着が義務化されており、最新車両はより高い安全性能を備えています。
買い替えるデメリット
- 頻繁な車両購入費用の負担
- 購入時の諸費用(税金・手数料)が繰り返し発生
- 買い替えの手続きが煩雑
- 車への愛着が薄れやすい
- 新車の値引き交渉などのストレス
最大のデメリットは経済的負担の大きさです。新車購入時には車両価格以外に、自動車取得税、登録費用、リサイクル料金など、諸費用だけで20~30万円程度かかります。
また、頻繁な買い替えは手続きの煩雑さも伴います。ローンの審査、任意保険の切り替え、車庫証明の取得など、時間と労力がかかる作業を繰り返すことになります。
【あなたはどっち?】長く乗るべきか迷ったときの判断基準
車の買い替えで後悔しないためには、自分の状況がどちらに適しているかを客観的に判断することが重要です。
年間走行距離、経済状況、ライフスタイルなど、複数の条件を総合的に見ることで、あなたに最適な選択が見えてきます。
- 乗り潰しが向く方
- 買い替えが向く方
以下より、それぞれのタイプについて詳しく解説します。
長く乗るのが向く方
以下の条件に多く当てはまる方は、今の車を長く乗り乗り潰す方が経済的にも精神的にも満足度が高いでしょう。
- 年間走行距離が5,000km未満
- 今の車に強い愛着がある
- 車は移動手段と割り切っている
- 月々の固定費を増やしたくない
- 大きな故障がなく調子が良い
- 車以外の支出を優先したい時期にある
特に年間走行距離が少ない方は、車の劣化が遅く、故障リスクも低いため、長期間乗り続けてもトラブルが少ない傾向があります。
| 判断項目 | 乗り潰しが有利な条件 |
| 年間コスト許容額 | 30万円以下に抑えたい |
| 車への価値観 | 移動できれば十分 |
| 経済的優先順位 | 教育費・住宅費など他を優先 |
| 現在の車の状態 | 大きな故障なし・調子が良い |
車男爵
また、教育費や住宅ローンなど、他に優先すべき支出がある時期は、車の買い替えを見送って今の車を大切に乗り続ける方が、家計全体のバランスが取れます。
買い替えが向く方
以下の条件に多く当てはまる方は、早めの買い替えが結果的にお得になる可能性が高いです。
- 年間走行距離が15,000km以上
- 次の車検(3年・5年・7年)が近づいている
- 走行距離が5万km、10万kmの節目に近い
- 最新の安全装備を重視する
- 家族構成が変わった(結婚・出産など)
- 修理費用が年間20万円を超えそう
- 月々3~5万円のローンが負担にならない
年間走行距離が多い方は、故障リスクが高く、燃費改善の恩恵も大きいため、新しい車への買い替えメリットが大きくなります。
| 判断項目 | 買い替えが有利な条件 |
| 年間コスト許容額 | 50万円以上でも問題ない |
| 車への価値観 | 快適性・安全性を重視 |
| 経済状況 | 安定収入があり余裕がある |
| 現在の車の状態 | 車検時期が近い(特に5年目・7年目) |
以下の条件が2つ以上重なる場合は、買い替えを積極的に検討すべきです。
・次の車検(特に5年目・7年目)が3ヶ月以内
・走行距離が10万kmまであと1万km以内
・高額修理(20万円以上)の見積もりが出ている
・12年目で13年経過による増税が目前
これらが重なると、維持費が急増する可能性が高くなります。
車男爵
とはいえ、最も重要な判断基準は「今、あなたの車がいくらで売れるのか」です。
まずはオンラインの無料一括査定で、愛車の現在の価値を調べてみませんか?それが、乗り続けるか買い替えるかを判断する確かな第一歩になります。
車の買い替えが「もったいない」ケース(長く乗った方が得)
車の買い替えで後悔する典型的なパターンがあります。以下のケースに該当する場合は、買い替えを見送るか、タイミングを調整することで損失を回避できます。
- 車検を通した直後に買い替える
- 高額な修理をした直後に買い替える
- 自動車ローンが残っている状態で買い替える
- 中古車の市場価値が低いタイミングで手放す
- 家族から「買い替えはもったいない」と反対される
以下より、各ケースについて詳しく解説します。
車検を通した直後に買い替える
車検を通した直後の買い替えは、支払った車検費用が無駄になる典型的な「もったいない」ケースです。
車検費用は法定費用と整備費用を合わせて、軽自動車で5~7万円、普通車で8~15万円程度かかります。しかし、車検を通したばかりの車でも、査定額に車検費用が上乗せされることはほとんどありません。
- 車検残存期間は査定額にほぼ反映されない
- 交換した部品代も回収できない
- 支払った法定費用(重量税・自賠責保険)も戻らない
車検を通してから半年以内の買い替えは、確実に金銭的損失が発生します。買い替えを検討している場合は、車検満了の2~3ヶ月前から準備を始めることが賢明です。
高額な修理をした直後に買い替える
エンジンやトランスミッションなど、10万円以上の高額修理を行った直後の買い替えも避けるべきです。
修理費用は車の価値を高めるものではなく、マイナスをゼロに戻すだけの投資です。高額修理を行っても、査定額が修理費用分上昇することはありません。
修理費用が車両価値の50%を超える場合は、修理せずに買い替えを検討する方が経済的です。例えば、時価50万円の車に30万円の修理が必要な場合、修理より買い替えが賢明な選択となります。
自動車ローンが残っている状態で買い替える
ローン残債がある状態での買い替えは、経済的負担が大きくなる可能性が高いです。
車の査定額がローン残債を下回る「オーバーローン」状態では、不足分を現金で支払うか、新しい車のローンに上乗せする必要があります。
- 二重ローンによる月々の支払い増加
- 金利負担の増大
- 新車ローンの審査が厳しくなる
- 総支払額が大幅に増加する
残債が100万円以上ある場合は、ローン完済後の買い替えを検討するか、査定額が残債を上回るまで待つことが賢明です。
中古車の市場価値が低いタイミングで手放す
中古車市場には需要の波があり、時期によって査定額が10~20%変動することがあります。
一般的に、決算期(3月・9月)や年末は中古車需要が高まり、査定額も上昇傾向にあります。逆に、4月や年始は需要が落ち込み、査定額も低くなりがちです。
人気車種や希少車は市場価値の変動が大きいため、複数の買取店で査定を受けて相場を把握することが重要です。
家族から「買い替えはもったいない」と反対される
家族の反対がある状態での買い替えは、後々トラブルの原因になりかねません。
特に配偶者や同居家族の理解を得ずに買い替えを進めると、家計への負担や使い勝手の変化で不満が生じる可能性があります。
車男爵
車の買い替えが「もったいなくない」ケース(買い替えた方が得)
一方で、買い替えが経済的にも合理的な判断となるタイミングがあります。以下のケースでは、早めの買い替えが結果的に「お得」になる可能性が高いです。
- 車検が来る前(新車3年目・5年目・7年目)
- 修理費が高額になりそうなとき
- 新車登録から13年経過する前(増税前)
- 走行距離が10万kmに近づいたとき
- 家族が増えるなどライフスタイルが変わったとき
- 旧車の安全性能に不安を感じるとき
以下より、買い替えを検討すべき各タイミングについて詳しく解説します。
車検が来る前(新車3年目・5年目・7年目)
車検前は買い替えの絶好のタイミングです。車検費用を節約できるだけでなく、リセールバリューも高く維持できます。
| 車検タイミング | リセールバリュー | 特徴 |
| 3年目 | 60~70% | 最もリセールが高い メーカー保証内 |
| 5年目 | 40~50% | バランスが良い 修理リスク少ない |
| 7年目 | 25~35% | 買取価格がつく最後のチャンス メーカー保証切れ |
特に7年目の車検前は、高額査定が期待できる最後のタイミングとされています。これ以降は査定額が急激に下落し、10年を超えるとほぼゼロになるケースも少なくありません。
修理費が高額になりそうなとき
修理見積もりが20万円を超える場合は、買い替えを検討すべきサインです。
特に以下の部品の故障は高額修理になりやすく、今後も連鎖的に故障が発生する可能性があります。
- エンジン本体 ⇒ 30~100万円
- トランスミッション(CVT) ⇒ 20~50万円
- エアコンコンプレッサー ⇒ 10~20万円
- ハイブリッドバッテリー ⇒ 15~40万円
10年・10万kmを超えた車では、これらの主要部品が次々と故障するリスクが高まります。一つ修理しても、別の箇所が故障する「修理の連鎖」に陥る前に買い替えを検討しましょう。
新車登録から13年経過する前(増税前)
13年経過による税金の重課は、維持費を大幅に増加させます。
普通車(1.5Lクラス)の場合、自動車税が年間約4,500円、重量税が年間約5,700円増加し、合計で年間約1万円の負担増となります。さらに18年経過すると重量税がさらに増加します。
12年目の車検時に買い替えを検討することで、増税による負担増を回避できます。特に排気量の大きい車ほど増税額が大きくなるため、早めの判断が重要です。
走行距離が10万kmに近づいたとき
走行距離10万kmは、買取価格が大幅に下落する境界線です。
9万kmと10万kmでは、査定額に10~20万円の差が出ることも珍しくありません。また、10万kmを超えると「過走行車」として扱われ、買取を断られるケースも増えてきます。
車男爵
家族が増えるなどライフスタイルが変わったとき
結婚、出産、子供の成長など、ライフスタイルの変化は車の買い替えを検討する重要なタイミングです。
- 結婚 ⇒ 2人乗りから5人乗りへ
- 第一子誕生 ⇒ スライドドア付き車両へ
- 第二子誕生 ⇒ 7~8人乗りミニバンへ
- 子供の独立 ⇒ コンパクトカーへダウンサイジング
特に小さな子供がいる家庭では、チャイルドシートの装着しやすさ、乗り降りのしやすさ、荷室の広さなどが重要になります。無理に今の車を使い続けるより、家族に合った車への買い替えが生活の質を向上させます。
旧車の安全性能に不安を感じるとき
2021年11月以降の新型車には自動ブレーキの装着が義務化されており、安全性能は飛躍的に向上しています。
10年以上前の車には、以下の先進安全装備が搭載されていないケースがほとんどです。
- 衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)
- 車線逸脱警報・車線維持支援
- 誤発進抑制機能
- 全車速追従機能付きクルーズコントロール
- ブラインドスポットモニター
高齢ドライバーや長距離運転が多い方は、これらの安全装備による事故リスクの低減効果は計り知れません。家族の安全を最優先に考えるなら、最新の安全装備を備えた車への買い替えは「もったいない」どころか必要な投資といえるでしょう。
もったいないを回避!車の買い替えで損をしないためのポイント
車の買い替えで後悔しないためには、戦略的な準備と適切なタイミングの見極めが不可欠です。
以下のポイントを押さえることで、「もったいない買い替え」を回避し、最大限お得に車を乗り換えることができます。
- 衝動買いせず買い替えの目的・条件を明確にする
- 車検前に売却して余計な整備費をかけない
- 年度末(4月前)までに売却して税金を無駄にしない
- 走行距離のキリが良い数字を超える前に売却する
- 下取りより買取査定を活用しできるだけ高く売る
- 次の車はリセールバリューの高い車種を選ぶ
- 燃費改善の効果と初期コストを見極める
以下より、各ポイントについて詳しく解説します。
衝動買いせず買い替えの目的・条件を明確にする
車の買い替えで最も避けるべきは「なんとなく」「欲しくなったから」という衝動的な決断です。
買い替え前に以下の項目を明確にしておきましょう。
- 買い替える明確な理由は何か
- 予算はいくらまでか(頭金・月々の支払い)
- どんな用途で使うか(通勤・レジャー・買い物)
- 必要な装備・機能は何か
- 維持費はどの程度まで許容できるか
特に重要なのは「今の車の不満点を新しい車で解決できるか」という視点です。単に新しい車が欲しいだけでは、買い替え後に後悔する可能性が高くなります。
車検前に売却して余計な整備費をかけない
車検満了の3ヶ月前から買い替え準備を始めることで、車検費用を節約できます。
車検を通すか買い替えるかの判断は、以下の計算式で検討しましょう。
(車検費用 + 2年間の予想修理費) > (2年間のローン返済額 - 現在の査定額)
この場合は買い替えがお得
車検前の売却なら、買取店も車検整備を前提とした査定を行うため、査定額への影響は最小限に抑えられます。
年度末(4月前)までに売却して税金を無駄にしない
自動車税は4月1日時点の所有者に1年分が課税されます。
3月中に売却・名義変更を完了させれば、次年度の自動車税支払いを回避できます。普通車の場合は月割り還付がありますが、軽自動車には還付制度がないため、特に注意が必要です。
車男爵
走行距離のキリが良い数字を超える前に売却する
査定では5万km、10万km、15万kmといったキリの良い数字を境に査定額が大きく変動します。
- 4万9,000km → 5万1,000km ⇒ 約5~10万円下落
- 9万8,000km → 10万2,000km ⇒ 約10~20万円下落
- 14万8,000km → 15万2,000km ⇒ 約5~10万円下落
走行距離がキリの良い数字に近づいたら、超える前に査定を受けることで、より高い買取価格を期待できます。
下取りより買取査定を活用しできるだけ高く売る
買取専門店の査定額は、ディーラー下取りより平均10~30%高い傾向があります。
| 比較項目 | ディーラー下取り | 買取専門店 |
| 査定額 | 低め | 高め |
| 手続き | 簡単(一括対応) | やや煩雑 |
| 交渉 | しにくい | しやすい |
| 現金化 | 新車購入が前提 | 現金受取可能 |
複数の買取店で査定を受けることで、競争原理が働き、より高い査定額を引き出すことができます。一括査定サービスを活用すれば、効率的に複数社の査定を比較できます。
次の車はリセールバリューの高い車種を選ぶ
次の買い替え時のことを考えて、リセールバリューの高い車種を選ぶことも重要な戦略です。
- トヨタ・ホンダなど人気メーカーの車
- SUV・ミニバンなどの人気ボディタイプ
- 白・黒・シルバーなどの定番カラー
- ハイブリッド車などの低燃費車
- 安全装備が充実した車
特にトヨタのランドクルーザー、アルファード、ハリアー、スズキのジムニーなどは、3年後でも新車価格の70%以上の残価率を維持する車種として知られています。
燃費改善の効果と初期コストを見極める
「燃費が良い車に買い替えれば節約になる」という考えは、必ずしも正しくありません。
年間走行距離1万km、ガソリン価格170円/Lの場合
・燃費10km/L → 20km/Lに改善 ⇒ 年間約8.5万円節約
・車両価格差が100万円なら、回収に約12年かかる計算
年間走行距離が2万km以上の方は燃費改善効果が大きいですが、1万km未満の方は初期投資を回収できない可能性があります。
まとめ
車の買い替えがもったいない、長く乗った方が得かどうかは、個人の状況によって大きく異なります。
この記事で解説した判断基準をもとに、あなたの状況を冷静に分析してみてください。
- 乗り潰すメリットは経済的負担の軽減と愛着のある車に長く乗れること
- 買い替えるメリットは高いリセールバリューの維持と最新技術の享受
- 車検前、走行距離10万km前、13年経過前は買い替えの好機
- 車検直後や高額修理直後の買い替えは避けるべき
- ライフスタイルの変化は買い替えを検討する重要なタイミング
- 買取査定を活用することで、より高く車を売却できる
最も重要なのは、感情的な判断ではなく、客観的なデータに基づいて決断することです。
年間コストの比較、走行距離、車の状態、家族構成の変化など、複数の要素を総合的に判断することで、後悔のない選択ができるでしょう。
そして、買い替えを検討する際は、まず今の車の価値を正確に把握することから始めてください。
複数の買取店で査定を受けることで、愛車の適正な市場価値がわかり、乗り続けるか買い替えるかの判断材料になります。
車男爵
「もったいない」という気持ちは大切ですが、それに縛られすぎて、本当に必要な買い替えタイミングを逃さないよう注意しましょう。



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