もうすぐ車検。今のタイヤ溝の深さで通るか知りたいので、タイヤ溝の測り方を調べてみました。
専用工具のタイヤ溝ゲージも良いけど、安く測れるならそれに越したことはないし、身近なコインで測れたら何かを購入する必要すらないですよね。
タイヤの溝を測る道具は種類があるのですが、どれも測り方や注意点が違っているので、間違えないようにしないといけません。
この記事では、タイヤの溝を測る道具別に、特徴や使い方、そして注意点も合わせて解説しています。
タイヤ溝の測り方5選|種類別に特徴を紹介
タイヤ溝の測り方でメジャーなものからマイナーなものまで紹介します。
タイヤ溝ゲージ(専用工具)
コイン(お金、硬貨)
ノギス
定規
割りばしなど
それぞれの特徴を紹介しますね。
タイヤ溝ゲージ(専用工具)
タイヤの溝を測る為に作られた専用工具。
タイヤの面を基準にして深さを測りやすいように作られているので、正確さや使いやすさは一番です。
目盛りの種類別に、「デジタル式」「ダイヤル式」「単体式」があるので、ご自身が使いやすいと思うものを使うのが良いでしょう。
詳しい記事は、別記事で書いているので参考にどうぞ。
コイン(お金、硬貨)
全くお金がかからない方法がすでに持っているコイン(お金、硬貨)でタイヤ溝を測る方法です。
コインの表や裏に描かれている図柄、数字、文字の特定の箇所を目安に、タイヤ溝の深さを測ります。
手軽な反面、数値の正確さや使いやすさはイマイチです。
詳しい記事は、別記事で書いているので参考にどうぞ。
ノギス
タイヤ溝を測る為に作られたものではありませんが、ノギスのデプスバーを使用して測る事が可能です。
ただし、一般的にノギスは全長が長く、タイヤとフェンダーの間に入らず、取り回しが悪く使いにくいです。
全長が短いノギスであれば全長が長すぎる問題は解決できますが、デプスバー側の面は幅が狭くタイヤの面に設置するのが難しいので正確な数値を測りにくいです。
タイヤの横面を測る方法もありますが、やはり、ノギスの構造上使いにくいです。
補足として、100均でもノギスは売っていますが、工具屋さんで売っているノギスより作りが甘く、タイヤの溝を測るのにはさらに適していません。
↑タイヤとフェンダーの間に入らない。
↑タイヤの横を測るにしても使いにくい。
100均のノギスの説明は、別記事で書いているので参考にどうぞ。
定規
簡単に手に入り価格も安く手軽さはありますが、測りにくいとう側面もあります。
直定規以外にも三角定規もタイヤ溝の測定に使用可能です。
ただし、絶対条件は定規の端が0目盛りになっている事。タイヤ溝に差し込んで使うので定規の途中が0目盛りになっている定規は使えません。
↑端が0目盛りの定規達
↑このように溝に差し込んで測ります。
定規でタイヤ溝を測る際の注意点などは、別記事で書いているので参考にどうぞ。
割りばしなど
割りばしだけではなく、画用紙やつまようじなど、タイヤ溝に差し込めてボールペンなどで線を引く事が出来れば何でも構いません。
必要なものは、割りばしなどの差し込むもの以外に定規が必要です。
線を引いた後に長さを測り深さを求めます。
差し込むものと定規の2つを用意する必要があるのが面倒なところですが、意外と使いやすいという面も。
ただし、線を引くペンの厚みや引く場所などにより誤差が大きく生じすので、おおよその目安しか分かりません。
↑差し込んば割りばしに線をひいて定規で測っているところ
結局、どれで測るのが良いの?
使いやすさや正確さを考えると、タイヤ溝ゲージ(専用工具)がおすすめです。
いくつかタイヤ溝の測り方を紹介しましたが、測る際の手間が意外と多かったり目安でしかなかったりするので測っている時間がストレスだったりします。
タイヤ溝ゲージ(専用工具)は、価格が1,000円ほどで売られているので、それほど高くはありません。
一つ持っておくと、自分以外にも友達や家族の車の溝も測れるし便利じゃないでしょうか。
タイヤの溝の測る場所
タイヤは真ん中と端では溝の深さが違う場合があります。
その為、奥、真ん中、手前と3か所は測ってそれぞれの位置の深さを知っておく方が良いでしょう。
車検時は一番浅い溝が基準となります。
1箇所測った所が、たまたま溝が深だけだったので、溝が浅い場所があって車検が通らないとか手間なので、しっかりと奥、真ん中、手前と3か所は測るようにしましょう。
参考に、僕の車についているタイヤの真ん中と手前の溝の深さの写真を掲載します。
↑タイヤの真ん中の溝(2.5ミリ)
↑タイヤの手前の溝(3.3ミリ)
まとめ
タイヤ溝の測り方は、「タイヤ溝ゲージ(専用工具)」「コイン(お金、硬貨)」「ノギス」「定規」「割りばしなど」があります。
数値の正確さ、測定時の簡単さ、かかる費用などがそれぞれ違います。
目的に応じて、どの測り方をするか選ぶと良いでしょう。