出来るだけお金をかけずに、安くタイヤの溝の深さを測りたい。
そこで考えたのが、100均でタイヤ溝ゲージがあれば良いなでした。
残念ながら100均にタイヤ溝ゲージは売っていませんでしたが、タイヤ溝ゲージに変わる商品が2種類あったので、紹介したいと思います。
それは、ノギスと定規です。
ただし、専用の工具じゃないので、使う際に注意しなければならない点もいくつかあるので、失敗しない為に解説していきたいと思います。
100均の商品で、安くタイヤの溝を測りたいと考えている人には参考になるかと思います。
100均にタイヤ溝ゲージはない
冒頭でもお伝えしましたが、100均にタイヤ溝ゲージは売っていません。
次の章より、タイヤ溝ゲージに変わる商品の、「ノギス」と「定規」について解説します。
タイヤ溝ゲージとして使える100均商品
100均に売っている商品で、タイヤ溝ゲージとして使えるのは以下の2つです。
ノギス
定規
知っている方も多い商品ですが、簡単に特徴を紹介します。
ノギス
ノギスは主に加工現場で使われる工具で、内径、外形、深さを測る事が可能です。
タイヤの溝を測る際には、深さを測るデプスバーを使用ます。
定規
定規は所謂ものさしです。長さを測る文房具ですね。
定規には直線を書く時にも使われる直定規と、平行線を書く時などに使われる三角定規の2つがあります。
それでは、100均のノギスと定規の注意点を解説します。
100均ノギスの注意点
注意点は3つです。
フェンダーとタイヤの間に入らない
タイヤの溝に平行になりにくい
目盛りがグラグラ、スカスカ
それぞれについて解説します。
目盛りがグラグラ、スカスカ
100均ゆえに作りが甘いです。
大きいノギスの場合はまだましですが、小さいノギスの場合はデプスバーがグラグラで正確な数値を表示しにくいです。
また、最大の注意点がバーを移動後に固定するねじがありますが、100均のノギスはありません。
ノギスをタイヤから離して目盛りを読みやすい位置に持ってくる時にバーがずれる可能性がかなりあります。
工具屋さんで売っているノギスであればバーを固定できるので、そのようなズレをなくすように作られています。
そもそも、メインスケールとバーをスライドさせる抵抗が全くなくスカスカ。ちょっとの力で目盛りがずれてしまいます。
ねじもない上に、そもそものスライドがスカスカなので、タイヤを横から測る事が非常に難しいです。
フェンダーとタイヤの間に入らない
100均というよりも、ノギスそのものの注意点になりますが、全長が長いノギスが多いのですが、フェンダーとタイヤの間に入らないです。
その為、どうしてもタイヤの横から測らなければならないとなります。
横からでも測れるのですが、やはり、フェンダーとタイヤの間に垂直において測る方が使いやすいといえます。
タイヤの溝に平行になりにくい
こちらもノギスの特徴となりますが、デプスバーの箇所は横幅が狭く、大きな溝では溝と溝をまたぐ事が難しくなります。
その為、そうしても斜めになりやすく正確な数値を測る事が難しいです。
100均定規の注意点
目盛りは端から付いているものを選ぶ必要がある
最大の注意点は目盛りの「0」の位置が定規の途中からではなく、端が「0」である定規を選ぶ必要があるという事です。
タイヤに定規を差し込んで使うわけですから、タイヤと設置面が0じゃないと深さを測れないですからね。
直定規は、真っすぐ垂直に差し込む
溝に直接差し込んで使うので、真っすぐ垂直を意識して差し込みましょう。
左右に揺れてしまうと深さが変わってしまいます。
三角定規は、目盛りのある方を真っすぐ垂直に差し込む
直定規と同じ意識で問題ありませんが、目盛りのある方を真っすぐ垂直を意識して差し込みましょう。
上の写真のように、目盛りが無い方に傾いてしまうと深さが変わってしまいます。
まとめ
タイヤ溝ゲージは100均には売っていませんが、ノギスや定規を使う事で安くタイヤの溝を測る事が可能です。
ただし、ノギスの場合は本来それなりの価格がする工具。100円のノギスでタイヤの溝を測る場合は、デプスバーがグラグラ、スカスカするなど測りにくいでしょう。
定規は構造そのものがタイヤの溝を測る際にテクニックが必要となります。
こららの注意点を知ったうえで、使用の可否を考えると良いでしょう。