ダイソーでー用品を見ていると、「ヘッドライトクリーナー」なる商品を発見しました。
税別200円なんで100円じゃないんですが、1,000円~2,000円くらいする、オートバックスなどで売っているヘッドライトクリーナーと比べると格安。
この価格で、ヘッドライトの黄ばみが取れれば良いなと思い購入してみました。
今回は、そのダイソー製ヘッドライトクリーナーの実力を検証していきたいと思います。
車男爵
ダイソーのヘッドライトクリーナー商品情報
まずは商品情報からお伝えします。
項目 | 内容 |
原産国 | 中国 |
薬剤の原材料 | 研磨剤 石油系溶剤(約20%) シリコーン UV吸収剤 界面活性剤 |
付属品 | 薬剤 スポンジ 不織布 |
商品サイズ | 2.6cm×2.6cm×9.8cm |
価格 | 220円(税込) |
研磨剤の平均粒子は1.5ミクロン。番手でいうと7000番くらいのコンパウンドです。ヘッドライト専用で、ボディやガラス面には使用不可となっています。
車男爵
磨き効果は?黄ばみ除去率・耐久性・コスパを検証した僕の生口コミ
研磨効果、耐久性、コスパの3つについて検証しました。
- 黄ばみはとれる!研磨効果はあり!
- 耐久性は長期的に検証中
- コスパは良い方
黄ばみはとれる!研磨効果はあり!
▲使用前後の黄ばみの比較
写真を見ていただくと分かるように、ちょうど真ん中から上が施工後、下が施工前、となっています。
新品のようにクリアとまでは言えませんが、黄ばみは取れて透明度がアップしています。
▲使用した不織布
車男爵
耐久性は長期的に検証中
施工したばかりなので、黄ばみ予防効果がどれくらいあるかは検証中です。
1ヶ月後、3ヶ月後、半年後と検証していければと思います。
コスパは良い方
ミラココアの、ヘッドライトの「片方の半分」を施工するのに使った量が、上の写真になります。
全体量の約8分の1くらいを使っています。ですので、両方のヘッドライトを磨く為には、全体量の半分が必要な計算になります。
車男爵
【結論】結局のところ、ダイソーのヘッドライトクリーナーは買い?見送り?
残念ながら、ダイソーのヘッドライトクリーナーは、僕な中では「見送り」という結果になりました。
車男爵
- 透明になるまでに時間がかかる(多くの施工回数が必要)
- UV吸収剤は専用の物が良い
以上の理由を詳しく解説していきます。
透明になるまでに時間がかかる(多くの施工回数が必要)ので見送り
▲使用した不織布
不織布がかなり汚れて黄色くなっているのが分かると思います。
ミラココアの片方のヘッドライトを上下にマスキングして、上側だけ磨いたのですが、ここまでの汚れを取るのに20回~30回くらい同じ作業をしたのでかなり疲れました。
車男爵
両方のヘッドライトを磨く時間は2時間・・・
両方のヘッドライトを、以下の写真レベルまで磨くとすると、2時間くらいはかかる見込みなので、効率は良くありません。
▲上半分を「ダイソーのヘッドライトクリーナー」で磨いたヘッドライトの写真
ピカール液は効率よく磨ける
ちなみに、同じ作業を「ピカール液」という金属磨きでしたところ、5回ほどの作業でダイソーのヘッドライトクリーナーと同じくらいまで透明度が増しました。
ピカール液は平均3ミクロン、番手で4000番くらいなので、ダイソーのヘッドライトクリーナーの1.5ミクロン。番手でいうと7000番よりも粒子が大きくなります。
製品名 | 粒子の大きさ | 番手 |
ダイソーのヘッドライトクリーナー | 1.5ミクロン | 7000番 |
ピカール液 | 3ミクロン | 4000番 |
車男爵
粒子が大きくなったからといって、ヘッドライトの表面が荒れているということはなかったです。
UV吸収剤は専用の物が良いので見送り
ダイソーのヘッドライトクリーナーにはUV吸収剤が入っていますが、あくまで推測ですが、それほど高濃度のものではないと思います。
であるなら、UV吸収剤やヘッドライトの保護に特化した商品を使った方が、黄ばみに対する耐久性はアップすると考えています。
おすすめなのは、プロスタッフから販売されている「グラシアス」です。
車男爵
どうしてもダイソーのヘッドライトクリーナーと使いたいなら、ピカール液で磨いた後に、仕上げとしてダイソーのヘッドライトクリーナーを使用しても良いかもしれません。
ただし、ダイソーのヘッドライトクリーナーを使った後に、グラシアスでコーティングするなら、コーティング前にシリコンオフなどで余分な油分を取っておくようにしましょう。
使い方!準備から実際に磨くまでをを解説
ヘッドライトクリーナーの使い方を、「ヘッドライトを磨く前の準備」と「実際の磨き方」に分けて解説します。
- 磨く前の準備を3スッテプで解説
- 磨き方を4ステップで解説
準備と実際の磨き方の詳細をお伝えします。
磨く前の準備を3スッテプで解説
以下の3ステップで、磨く前の準備をしましょう。
- ヘッドライトの洗浄
- シリコンオフでさらに汚れを取る
- マスキングしてボンネットを開ける
カーシャンプーでヘッドライトを洗浄して汚れを取り除きます。
洗浄だけで取り切れない汚れを、シリコンオフで取り除きます。パーツクリーナーを使っても良いです。
ボディを誤って磨いてしまわないように、マスキングします。
磨き方を4ステップで解説
以下の4ステップで、実際にヘッドライトを磨いていきましょう。
- ヘッドライトクリーナーをよく振る
- スポンジに不織布を巻く
- 不織布にヘッドライトクリーナーを塗布
- 上下左右に磨く
良く振って薬剤やコンパウンドの偏りをなくします。
不織布はスポンジの幅になるように二つ折りにして、巻き付けました。
クリーナーは小豆位の大きさを塗布しました。
円を描くようにせずに、上下に往復する動きで磨きましょう。
紹介した手順1~手順3を繰り返して、透明になるまでヘッドライトを磨きます。
ヘッドライトの面ではなく、細かな部分を磨く時は、スポンジに不織布を巻かず、折り畳んで使用するようにすると便利です。
▲スポンジを使わず不織布に直接クリーナーを塗布
▲細かな個所を磨く
売ってない!ダイソーのヘッドライトクリーナーの取扱店は?
ダイソーのヘッドライトクリーナーは全ての店舗て取り扱っておらず、売ってない店舗もあります。
比較的大きめの店舗にありますが、近くの店舗に大型店がない場合は、ダイソーのネットストアで購入しても良いでしょう。
ただし、ダイソーのネットストアで購入する場合は、購入金額が11,000円を超えないと送料が770円~かかってしまうので注意してください。
まとめ
黄ばみはとれるしUV吸収剤も入っていますが、研磨剤の粒子が小さすぎて作業効率が悪いですし、UV吸収剤も少量の可能性があります。
ダイソーのヘッドライトクリーナーを使いよりも、研磨剤の大きい「ピカール液」でヘッドライトを磨き、UV吸収剤の効果が高い「グラシアス」でコーティングする方が良いでしょう。
どうしてもダイソーのヘッドライトクリーナーと使いたいなら、ピカール液で磨いた後に、仕上げ磨き用の研磨剤として使用するのが効率の良い使い方です。
ただし、ダイソーのヘッドライトクリーナーを使った後に、グラシアスでコーティングするなら、コーティング前にシリコンオフなどで余分な油分を取っておくようにしましょう。